龍艶閣

久々のブログ更新です。本業のエンジニア仕事が忙しかったり、確定申告で忙しかったり、体調崩して寝込んでたり。なんだかんだで間が空いてしまいました。更新を楽しみにされている方々、すみませんでした。今回は江西菜の焼きビーフンです。


台東区の入谷に龍艶閣という中華料理店がある。看板には中国江西料理を謳っている。中国の地方菜はこれまであちこち食べたが、まだ江西菜(贛菜)は未食だ。よっしゃ行ってみよう。

入谷 中国江西料理 龍艶閣 外観

龍艶閣を訪問したのは3月中旬。日曜の黄昏時。最寄り駅は地下鉄日比谷線の入谷駅。鷲神社の近くで、山手線の鶯谷駅からだと1kmちょっとの距離だ。

龍艶閣 店内の様子

入店するとテーブルが7卓ほど並べられ、お客さんは4組くらいいた。看板に「2階60席」とも書かれていたので、かなり大きめの宴会にも対応できるのだろう。

瓶ビール(中) 550円

とりあえず瓶ビール(中/550円)。キリンかアサヒかを選べて、キリンを指定。突き出しに揚げピーナッツを出してくれた。

中国江西名物ビーフン メニュー

テーブルに備え付けのメニューには、四川料理や上海料理を中心とした馴染のメニューが載っている。それとは別に「中国江西名物ビーフン」のメニューもある。

龍艶閣 江西菜単

フロア担当は奥さんかな。お願いしたら「江西菜単」=江西菜の専用メニューも持ってきてくれた。日本語表記がないから、同郷の中国人向けなのだろう。あらかじめ下調べして、食べてみたかった2品を注文してみた。

江西炒米粉 980円

まず運ばれてきたのは江西炒米粉(江西焼きビーフン/980円)。米粉(ビーフン/ミーフェン)という名前ではあるが、江西のそれは台湾や福建の極細ビーフンとは全く異なる。スパゲティほどの太さで、むしろ雲南省などでおなじみの米線(ミーシェン)に近い。

江西米粉 プリプリ、ツルツルした食感

その江西米粉を細切り肉、玉子、青菜、ザーサイと炒めてある。肉は不思議な柔らかさ。油通しが上手なのかな。米粉を啜ってみるとプリプリ、ツルツルした食感だ。味付けは醤油ベースで、かなりの辛さだけどめっちゃウメーン! 全体のボリュームも予想以上だ。

今回、赤唐辛子は避けました

ちなみに辛さの正体はフレッシュな赤唐辛子。注文時に「辛いの大丈夫、好き」と伝えておいたので、たっぷり使われている。試しに一切れ食べてみたが、種付きで容赦ない辛さだ。味付けはちょうどよいが、唐辛子自体を全部食べたら翌日に響く。残りの唐辛子は無理はせず避けて食べた。

烟薫笋干炒肉 1480円

もう一品は、烟薫笋干炒肉(1480円)。烟薫笋干(烟熏笋干)=「干し筍の燻製」と豚肉の炒め物だ。念入りに燻された筍のせいで、見た目は真っ黒だが香りが凄く良い。炭そのもののような強い香りで、この場で焚火しているかのよう。干し筍の歯応えも含めて、全く初めての味で面白い。来た甲斐があった。

烟薫笋干炒肉は半分持ち帰り

途中で瓶ビールが空になったので、お代わりにウーロンハイ(440円)を追加注文。2品とも酒のつまみにぴったりなのだが、思ったよりもボリュームが多くて、烟薫笋干炒肉は半分持ち帰りにしてもらった。容器代50円を加えて、お会計は3500円。

烟薫笋干炒肉は半分持ち帰り

次回訪問することがあれば、他のメニューもいろいろ試してみたいなあ。なぜか黒ソース焼きそばもあるみたいだし、多人数で来たら楽しそうだな。

店舗情報住所: 東京都台東区入谷2-30-8
営業時間: 11:00 - 15:00, 17:00 - 23:00
ホームページ
主なメニュー江西炒米粉 980円
烟薫笋干炒肉 1480円