乃だや
今回から3週間、大衆酒場の焼きそばを特集いたします。一応第二回でして、一回目はこんな感じでお送りしました。焼きそばが名物というわけでなく単にメニューのひとつという店もありますが、それはそれで美味しかったりするのです。まずは先週までの流れで静岡のお店からスタート!
静岡市街に乃だやという居酒屋がある。黒いツユ・味噌ダレの「静岡おでん」と透明な出汁の「関東風おでん」の両方を提供している静岡でも珍しい店だ。さらにオススメメニューの一つが特製焼きそばと知り、帰省のついでに寄ってみた。
訪れたのは昨年の1月上旬。七間町通りから脇道に入ったところに赤ちょうちんを発見。吸い寄せられるように店内へ。
フロアにはカウンターだけでなくテーブルも多数置かれている。日曜の夜で7割ほどの客の入り。2階に宴会もやっているらしく、店員さんが忙しそうにバタバタと走り回ってる。
さてまずは生ビール。静岡麦酒とキリン一番搾りから静岡麦酒をチョイス。それととりあえずおでんを食べとこう。静岡風の鍋から牛筋・はんぺん・しらやきをピックアップ。串の尻に色がついててそれで値段が分かるようになっているようだ。子供の頃から慣れ親しんでいる味でやはり落ち着く。
続く肴は背黒イワシの唐揚げ。サクサクした歯応えで苦味も美味い。酒は花の舞・純米しぼりたてに変えてみた。良く冷えた雫が喉をきゅっと鳴らして落ちてゆく。
続いて海つぼ。知らない名前の肴だったがバイ貝のことだった。茹で汁と一緒に供され、短い串でほじり出す。酔ってて手元が怪しいせいか、尻尾の方が千切れて悲しい。
合間合間におでんも注文。蒟蒻とガツ。昆布とすじ。すじと言っても牛筋ではなく魚が原料の「ねりすじ」だ。側面がギザギザしているせいで注文時に鳴門巻と勘違いしてしまったのはここだけの話。
最後はもちろん特製焼きそば。麺は細めのストレート麺。具は肉・イカ・キャベツ。仕上げに青海苔と紅生姜のトッピング。昔ながらの、という形容にふさわしいソース味。素直な美味しさで〆にぴったり。
お会計は3990円。酒の杯数が少ない分、肴を沢山食べてしまった。青葉横丁や青葉おでん横丁なども近いので、おでんの梯子なんてのも面白いかも知れない。あー、喰った喰った。満足じゃ。
店舗情報 | TEL:054-254-2919 住所:静岡県静岡市葵区七間町16-10 営業時間:17:00~23:00(日・祝は22:30まで) 定休日:水曜 → ホームページ |
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主なメニュー | 特製焼きそば 570円 静岡おでん 80円~ 関東おでん 120円~ 海つぼ 750円 サッポロ静岡麦酒 530円 |
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