琉球茶屋くわっちー 野方店
前回紹介した東京カオソーイが、タイと沖縄のフュージョン的なお店だったのを受けまして、今週は沖縄料理店の焼きそばを3軒ご紹介したいと思います。まずは個人的に行きつけのお店から。
野方駅のすぐ南に、琉球茶屋くわっちーという沖縄料理店屋さんがある。野方では貴重な深夜まで営業している店で、ふらっと沖縄料理が食べたくなったり、ハシゴの〆にもう一軒寄りたいなー、なんて時に利用している。自分は未訪問だが新宿三丁目に本店があるらしい。
こちらの同じ並びには焼きとんの人気店、秋元屋の本店もある。駅から秋元屋を目指すと必ず通りがかるので、くわっちーの看板に見覚えのある方もいることだろう。
客席はL字カウンターが15席くらいで、奥にテーブル席が4卓ほど。カラオケも備えているので、外から覗いて「今日は賑やかそうだなー」って時にはパスすることも。ま、その日の気分次第だが。
4月頭のこの日は、はとまめからの2軒目だったと思う。オリオンビールもあるけれど、この日はサンピンハイ(380円)から入った。ホワイトボードにはハーフサイズのメニューも用意されているのが、一人呑みにはありがたい。ちょっと迷ってから沖縄料理の定番、ゴーヤチャンプルのハーフサイズ(380円)をいただいた。
厨房に立つのは糸満出身の上原さんで、上原さんが休みの日には社長が立つこともある。揚げ物から炒め物、沖縄そばにサンタ―アンダギーまで、メニューにハズレが無いのが素晴らしい。あれやこれや話しつつ、サンピンハイをお代わりして、島もずく(380円)をつまんだり。三杯酢の酸味とジャキジャキした歯切れが楽しい。
そして締めは沖縄焼きそば(650円)。味付けを指定でき、この日はケチャップ味でお願いした。ついでにシークヮーサーサワー(420円)も。
3年ほど前に当ブログで沖縄のケチャップ焼きそばを何軒か紹介した。その時にも書いたが、ケチャップ味の焼きそばはアメリカ統治時代の名残の品で、提供する店は近年減少している。もともとが家庭料理なので、メニューに載せていないところも多いのだろう。ただ、こちらのように沖縄料理を提供する居酒屋で、再現しているところも増えてきた。焼きそば好きには嬉しい現象だ。
こちらの沖縄焼きそばは、沖縄そば用の平打ち麵を使っている。茹でて水で締め、それを炒めたものだ。具は豚肉、ランチョンポーク、キャベツ、モヤシ、人参、玉ねぎ、ピーマン。隠し味にごま油。しっとり仕上げで、ちょっとナポリタン風でもある。
麺の一玉が大きいため、締めとしてはかなりのボリューム。これで650円というからお得な品だ。グループで一皿頼むのが丁度良いかも知れない。他にも沖縄イカスミ焼きそば(700円)という変わり種もある。以前紹介した那覇のりょう次と同じく、麺にイカスミを練り込んであるので、口の周りや歯が黒く汚れる心配もない。そちらも一度お試しあれ。
すっかり満腹になってお会計。冒頭で述べたように深夜まで営業しているこの辺りでは貴重な店なので、地元の皆さんも良かったらどうぞ。ケチャップ焼きそば、なかなか癖になりますよ。
店舗情報 | TEL: 03-5356-6868 住所: 東京都中野区野方5-28-5 営業時間: 17:00~翌3:00 定休日: 無休 |
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主なメニュー | 沖縄焼そば 650円 各種ハーフメニュー 380円 島もずく 380円 さんぴんハイ 380円 シークヮーサーサワー 420円 |
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