お好み焼き・鉄板バル あらた

2021年11月15日

世田谷区経堂に、お好み焼き・鉄板バル「あらた」という店がある。

10月10日(じゅーじゅー)=お好み焼の日に通りがかってたまたま入ってみたら、なにを注文しても美味い。気に入ったので後日改めて一人で訪問してみた。

経堂 お好み焼き・鉄板バル あらた

あらたを再訪したのは一週間後のこと。雨の日曜のお昼時だ。小田急線経堂駅から南に伸びる農大通り商店街を、300mほど進むと左手の角に現れる。WEBの情報によると2020年6月にオープンしたらしいので、まだ一年ちょっとか。新型コロナでの苦労が偲ばれる。

お好み焼き・鉄板バル あらた 店内の様子

鉄板バルを名乗るだけあって、店内は洒落た造りだ。テーブルは4人がけ換算で8卓ほど。さらにテラス席や樽を使った立ち飲み席もある。先日はほぼ満席だったが、この日は空いていた。ランチでお好み焼き食べる人は少ないのかな。

お好み焼き・鉄板バル あらた お好み焼メニュー

メニューはお好み焼と鉄板焼が主体だ。お好み焼は大阪風。品揃えがユニークで、オリジナルな品々がおすすめされている。もちろん基本の豚玉もある。

生ビール 605円

注文したのは前回も食べて気に入った、あらたスペシャル極み(1430円)。メニューの筆頭の品だ。それと生ビール(605円)。えびせんべいのお通しが嬉しい。お好み焼きは時間が掛かることもあり、待ってる間にビールをお代わりしてしまった。

あらたスペシャル極み 1430円

注文から20分近く経って、お好み焼き「あらたスペシャル極み」が運ばれてきた。前回同様、高さ・厚みに驚かされる。一番下に混ぜ焼きのお好み焼きがあり、土台になっている。その上に太麺の焼きそば。その上にふわふわのたまご焼。一番上には目玉焼きが重ねられている。

高さが凄い

トッピングは天カス、青ネギ、花鰹。ソースは土台の混ぜ焼きに、マヨネーズはふわふわたまごに塗られており、焼きそばもソースで味付けされている。コテで半分に割ってみると、このお好み焼きの構成を把握しやすい。

コテで半分に割ってみた

混ぜ焼きには豚、イカ、エビが使われている。豚肉が柔らかく、海鮮の旨味もたっぷり。麺は、前回訪問時は揚げ焼き気味でパリパリだったが、今回は柔らかだ。こないだは混雑していたから、たまたま焼きすぎたのかもしれない。ふわふわたまごは山芋を混ぜているのかな。全体的にエアリーなお好み焼きのため、見た目よりも軽く食べられる。

分類としてはモダン焼

麺が入っているので分類としてはモダン焼になるのだろうが、ここまであれこれ重ねたスタイルは始めてだ。見た目と同じく味わいも多層的で、小さめのホールケーキを一人で食べるような楽しさを体験できた。焼きそばにこの手法を応用できないものだろうか、なんて考えてしまう。

鉄板焼メニュー

まだ少しお腹に余裕があったので、追加で焼きそばを食べることにしてみた。そばめしやオムソバ、屋台風などがあったが、塩こんぶ豚焼きそば(748円)をチョイス。ちょうどグラスが空になったので、生搾りレモンサワー(495円)も注文した。

塩こんぶ豚焼きそば 748円

焼きそばの方は数分でできあがり。もちもち太麺と豚肉、ざく切りキャベツに塩昆布と刻み海苔。ごくシンプルな組み合わせで、味わいも見た目通り。居酒屋で生キャベツを塩昆布で和えたおつまみを見かけるが、あれに麺を加えて炒めたイメージか。塩ダレも使ってそうだけど。

シンプルな味わいも良し

いろいろ味を重ねたお好み焼きと、シンプルな塩昆布豚焼きそばの対比が楽しめた。お会計は4千円ちょっと。ランチにしては高いけど、「新型コロナも落ち着いてきたし、今日は昼から思いっきり飲み食いするぞー!」という心構えで来たので満足満足。そのうちまた再訪しようっと。

店舗情報住所: 東京都世田谷区経堂1-5-10 ヴィラフォレスト経堂1F
営業時間:
平日17:00~25:00
土日祝: 11:30~25:00
※新型コロナにより現在は時短営業中
定休日: 年中無休
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主なメニューあらたスペシャル極み 1430円