うるおいてい
村田町にあった焼きそば専門店「おおばや」。その味の名残を留めると言われる店の2軒目は「うるおいてい」という食事処。場所は前回紹介した大廣食堂の2軒隣で、昼は軽食、夜は飲み屋として営業している。食べログの口コミによると「のべ40年」のこと。焼きそばの他、串に刺さったたこ焼きも評判だとか。なお、富士宮焼きそばのうるおいていとは無関係。
訪れたのは4月中旬の平日。店舗はプレハブ造り。裏は居住スペースなのかな。夕方17時過ぎに行ってみたが開いてない。「あれ?」っと他所で30分ほど潰して再訪。今度は開いてた。ほっ。
「こんにちはー」
「はーい」
「焼きそば食べたいんですけど、やってます?」
「はい、大丈夫ですよ」
店主は派手目の御姐さん。客席はテーブル2卓にカウンター3席。食べ物メニューは焼きそば・たこ焼きと焼き鳥くらい。ボトルの多さなどから基本は飲み屋のようだが、焼き鳥の貼り紙では「村田のやきそばや うるおいてい」云々と謳っていたので焼きそばがメインかも知れない。
「焼きそば(480円)と、あとたこ焼き(70円)を2串、持ち帰りで」
開店したばかりで仕込みがまだ途中だったようだけど、10分ほどで焼きそば配膳。いただきます。
麺はしなやかな中太ストレートでもっちりした歯応え。モヤシ多めでキャベツが少し。豚肉も割りと入っている。トッピングに青海苔と脇に紅生姜。量は程々。焦げが多いのがちと気になる。
他の口コミだと薄味との評価が多いのだが、この日はソースでしっかり味付けされていた。スパイシーなのは胡椒かな。ソース後掛けではないが、そもそも「おおばや」の焼きそばを食べたことが無いので似ているかどうかさっぱり分からない。むしろ焦げ具合などは船岡のたるや飲食店(後日紹介予定)に似ている気もする。
付け合せのカブの御新香は爽やかな味わい。良い箸休めになった。食べ終わる頃にたこ焼きも出来上がり。お会計は620円也。
お土産に持ち帰ったたこ焼きはもったり重ための生地だった。たこ焼きを串に挿して提供するスタイルは宮城や山形で昔からあったらしく、今でも数軒残っているようだ。味わいとしては関西のたこ焼きや東京の銀だことはかなり異なり、山形のどんどん焼きや盛岡の薄焼きに近い。たくさんは食べられなそう。
昼も営業しているので、たぶん近所の子供は焼きそばやたこ焼きを買い食いしているんだろうなあ。そういえば店内には子供が描いた店主の似顔絵が何枚か飾られていたっけ。地域に根ざしたコナモンのお店。末永く続きますよう。
店舗情報 | TEL:0224-83-1760 住所:宮城県柴田郡村田町大字村田字反町12 営業時間:11:00~14:00、17:00~22:00 定休日:月曜日 |
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主なメニュー | 焼きそば 並 480円 大盛 530円 たこやき 1串 70円 焼き鳥 1串 100円 |
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コメント一覧
おおばやの焼そばとは全く違う‼︎
ガッカリ!!