東大楼

2020年2月26日

中央線沿線に住んでいても武蔵境駅はあまり利用する機会が無い。一応は西武多摩川線の乗換駅なのだが、それも府中競馬場や多摩川競艇へ行く先輩方が主な利用者だ。その武蔵境駅の北口に東大楼という創業48年の中華食堂がある。この店の焼きそばも太麺なのだ。

武蔵境駅北口 東大楼

訪れたのは昨年11月上旬の日曜、お昼時。北口に出て横断歩道を渡り、「すきっぷ通り商店街」の入り口を左折。主地道123号沿いに東大楼の看板を発見した。

もともと東大楼はこのすぐ近くの別の場所で店を構えていたらしいが、平成12年頃、武蔵境駅北口の再開発で今の場所に移転したそうだ。北口の開発は今も行われていて、来年の春に新改札がオープンするらしい。

東大楼 食品サンプル

移転から10年以上経つとは言え外観は綺麗だ。店頭の食品サンプルも新しい。店内へ入ると「いらっしゃいませ」とホール担当の女性スタッフの声。客席はカウンター6席と4人掛けテーブルが5卓。空いていたカウンターに着席。入店時は3人程度しか客が居なかったが、後から客が続々と入ってすぐに混雑してきた。

東大楼 メニュー

メニューは一般的な中華食堂のそれだ。ボリュームのあるチャーハンが人気で、麺類には300円プラスで半チャーハンも付けられる。また手元のメニューには載っていないが、この地が発祥の油そばも名物らしい。(油そばの発祥には諸説あり)とりあえずお冷を受け取るついでに目的の五目ヤキソバ(700円)を注文。

厨房は2人で切り盛りしているようだ。中華鍋をガシャコンガシャコンやる音が聞こえ、5分ほどで焼きそばが運ばれてきた。

五目ヤキソバ 700円

独特なトッピングが先ず目を引く。伊達巻から時計回りに鳴門巻、チャーシュー、蒲鉾、焼き海苔と5種の食材が焼きそばに彩りを添えている。焼きそばの麺はかなり太い中華麺でうどん玉に近い。コシは弱めだがしなやかな柔らかさだ。固焼きそばもこの太麺を揚げて使っているらしい。

キャベツだろうか白菜だろうか、葉物の他、玉ネギ・ニンジン・サヤエンドウ・豚肉に、干し椎茸・キクラゲ・竹の子と具沢山。ボリュームも結構あり、これ一品で食事として足りる量だ。味付けは塩ベースで醤油・オイスターソース・化学調味料が使われたおなじみの味。かなり油っこく、食べ終えた皿はギトッとしていた。

駅から近くて使い勝手の良さそうなお店だった。何かの機会にまたこの辺へ来たら今度は油そばを食べてみようっと。

東大楼

店舗情報TEL:0422-52-0033
住所:東京都武蔵野市境2-2-3
営業時間:11:30~15:00 17:00~22:00
定休日:火曜
主なメニュー五目ヤキソバ 700円
ラーメン 450円 油そば 500円
タンメン 500円 ミソラーメン 500円
モヤシアンカケソバ 500円
カントンメン 600円 カニタマソバ 600円
五目ソバ 700円 ミソチャーシューメン 950円