船橋競馬場 東西商会
船橋競馬場の名物は一風変わったあんかけ焼きそばだ。訪れたのは昨年の12月、平日の開催日のお昼時。地方競馬は開催日が平日の場合が多いのが食べ歩きの難点である。
南船橋駅から10分ほど歩き、100円払って入場。照明が薄暗く、いかにも地方競馬といった趣きの建物だ。平日だというのに競馬新聞を片手にしたおっちゃんたちがウロウロしている。隣には船橋ららぽーとがあるが、何というか対照的な客層である。入場したのは第4レースの発売が丁度締め切られたところだった。とりあえずレースは後にして目的の売店、スタンド1Fにある東西商会へ向かう。
焼きそば以外にもおでんやフランクフルトなど縁日にありそうな品々が大体揃っている。暗い通路に面した側に焼きそばの焼き台があったので、そちらであんかけ焼きそば(350円)を注文。焼きそばを少し炒め直して樹脂製のお椀型容器に盛り、鍋で温められている餡を掛けて出来上がり。
麺は柔らかめの中細麺。焼きそばの具はキャベツと挽肉のみ。餡はカレー風味で粘度は低め。餡の具はキャベツ、人参、玉ねぎと僅かな豚肉。青海苔や紅生姜、酢はカウンターに置かれていてセルフサービスとなっている。焼きそば自体のソースの味わいと餡のカレー風味、野菜の甘味が渾然一体となり何ともジャンクな美味しさである。地方競馬というロケーションに安っぽいカレー味が合わないはずがない。ボリューム的には軽く食べられる程度だが、こういう場では少量ずつ色々食べたいので丁度良い。
待っている最中にファンファーレが鳴り、食べている間に4レースが終わった。食後、5レースのパドックを見て三連単を200円だけ購入。しかし、かすりもせず。6レースは4頭の馬連を200円ずつボックス買い。しかし、やっぱりかすりもせず。
小雨も降ってきたことだし帰ることにしたが、その前に同店でノーマルの焼きそばも食べてみた。値段はあんかけと全く同じ350円。容器は長方形で麺の量はあんかけの倍ほどもある。具はキャベツと僅かな挽肉のみ。味付けが極薄いのでカウンターのソースを掛けた方が良い。素朴な味わいで、こちらもなかなか美味しかった。
それにしても公営競技の食べ歩きは料理より投票券が高くつくなあ。ま、当てればいいんだけどさ。当たらないんだなこれが。
店舗情報 | 住所: 千葉県船橋市若松1-2-1 船橋競馬場 スタンド1F 営業日時: 開催日に準ずる → ホームページ |
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主なメニュー | あんかけ焼きそば 350円 焼きそば 350円 |
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