來來來

2015年12月24日

三軒茶屋の北口を出て茶沢通りを北へ数分進むと、左手の路地に來來來という店がある。本場の長崎出身者からも評判という、ちゃんぽんと皿うどんの専門店だ。

三軒茶屋 來來來

訪れたのは土曜の夜、8時半頃。席数はカウンターが5席に四人掛けのテーブル2つ。ちょうど3人連れの客が出たところで店内にはカップルが一組いるだけだった。カウンターに腰掛けて頭上に貼られたメニューを確認。ちゃんぽん、皿うどん(太麺・細麺)、一口餃子、豚まんと、かなりシンプルな構成だ。

「いらっしゃい、何にします?」
「ビール(550円)と一口餃子(400円)を」

サッポロ黒ラベルの中瓶をグラスに注いで餃子の出来上がりを待つ。スタッフは渋い店主と、息子さんだろうか、若い男性が一人。餃子の焼き加減などアドバイスを受けながら青年の方が調理を担当していた。

一口餃子 400円

5分ほど待って出来上がった餃子は、名前の通りの一口サイズだ。旨味たっぷりの肉餡をやや厚めの皮で包んで香ばしく焼き上げてある。ビールのあてにちょうど良い。

半分ほど食べた頃合いを見て皿うどんの細麺(850円)を追加注文。こちらも青年が調理する。中華鍋を強火に掛けて具を投入してガシガシ炒め、スープと調味料で味を調える。親父さんが味見して頷いた。片栗粉でとろみをつけて、皿に盛った麺にドバっと掛けて出来上がり。

皿うどん(細めん) 850円

麺はパリパリの極細麺がたっぷりと使われている。餡の具はキャベツ、玉ねぎ、モヤシ、豚肉、イカ、紅白はんぺん。粘度は並み程度だが、野菜の水分が出ているのか味付けはかなり甘めだ。今回も本場長崎の流儀を真似てソースを垂らして、その複雑な味わいを堪能する。

皿うどんの麺は時間が経つと水分を吸収してフニャっとしてくるのだが、こんもりと盛られていると奥の方は最後までパリパリのままである。私は柔らかくなった揚げ麺が好きなので初期の段階で麺の山を崩して餡と接触させておく。これは好みが分かれるところだろうが、こうしておけば柔らかい麺の部分が多くなるのだ。

食べてる最中は思ったより軽いなと感じていたが、食後に胃の中で麺が膨らんだのか、しばらくしてからかなりの満腹感がやってきた。栄養のバランスも良くて満足度の高いメニューである。

なお後日、ちゃんぽん麺を使用した太麺の皿うどんもいただいた。期待よりもあっさりとした味わいだったが、こちらもやはり美味しかった。ちゃんぽん好きで太麺の皿うどん未経験の方は一度食べておくことをお薦めする。

皿うどん(太めん) 850円

來來來