華連
千葉県香取市の小見川つゆだくカレー焼きそば。2軒目に紹介するのは華連という町中華屋さんだ。こちらもらんちばさんのブログ記事で知ったお店だ。前回、さかえ食堂の記事の冒頭で『小見川のカレー焼きそばは「さかえ食堂系」と「一心堂系」の2系統に分類される』と述べたが、こちらは後者の「一心堂系」に当たる。
華連はJR成田線の小見川駅から南に延びる県道28号沿いにある。さかえ食堂でカレー焼きそばを平らげた5分後に訪問。本当なら連食する際はもう少し時間を置きたいのだが、近いのだから仕方ない。こういう時はバイクの機動性がちょっと恨めしく思える。
先に訪れたさかえ食堂に比べると、ずっと小綺麗な店舗だ。客席はL字型カウンターと小上がり2卓。土曜日のちょうど正午というタイミングで先客は4人。後からポツポツ新しいお客さんもやってきた。
お店はご夫妻らしきお二人で切り盛りしていて、男性が厨房、女性がホールを担当している。メニューは麺類と丼物が中心。こちらでは「カレー焼きそば」ではなく、「ソース焼きそば(カレー味)」という表記になっている。カレー焼きそばがあるのに、カレーラーメンが無いのは珍しいかも。
そういえば店頭でもソース焼きそばをアピールしていた。それによるとカレー味ではないノーマルのソース焼きそばもスープに浸ったスタイルらしい。つゆ・スープ入り系の焼きそばは全国各地にあるが、同じ千葉県の船橋ソースラーメンのルーツ、「ダイヤキ」と関連があるのかも知れない。
ノーマルのソース焼きそばにも興味が湧いたけど、当初の予定通りソース焼きそば(カレー味・730円)を注文。暑さでお冷をゴクゴクと飲んでしまう。カレー焼きそばは10分弱で配膳された。スプーンが添えられ、脇にカレー粉の容器も付いている。
器は深みのある皿だ。炒めた焼きそばがスープに浸っている。私はつゆだく焼きそばを何度も経験しているので「あー、こういうことね。なるほどなるほど」と思うだけだが、慣れていない人はこのビジュアルで焼きそばと呼ぶことに違和感を覚えるだろうなあ。普段ラーメンしか食べていない人なら、ラーメンに分類したくなるのも無理はない。
麺は細目の茹で麺で柔らかめ。具で使われているのは千切りキャベツとなんと魚肉ソーセージ。この魚肉ソーセージが「一心堂系」の特徴だそうだ。こちらではソーセージを手で細かく千切ってるような、独特な刻まれ方だった。
ボリュームはほどほど。見ての通りのつゆだく仕上げで、ソースっぽさは控えめな旨味主体の味付けだった。青のりや紅生姜などのトッピングは無い。追いカレー粉で、より一層ジャンクな美味しさに変わる。旨味にスパイシーな風味が加わって、やめられない止まらない、癖になる味わいだ。
熱々なスープもスプーンを使って飲み干して完食。お会計は消費税が付いて788円。焼きそばも美味しかったし、清潔感があって落ち着いた雰囲気の良い店だった。今度はソース焼きそばも食べてみたいなー。
店舗情報 | TEL: 0478-83-1543 住所: 千葉県香取市下小川1285-1 営業時間: 11:30~14:30 17:00~21:30 定休日: 月曜(祝日の場合は火曜に振り替え) |
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主なメニュー | ソース焼きそば(カレー味) 730円 ソース焼きそば 680円 |
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