麺 虎テツ
昨年の8月、日野市にある「麺 虎テツ」というラーメンと焼きそばの店を当ブログで紹介したのを覚えておられるだろうか? 青梅市河辺にあったつけ麺屋が母体で、2011年9月に焼きそば専門店「虎テツやきそば」としてオープン。2012年3月に「麺 虎テツ」という屋号に変更し、さらに今年1月、聖蹟桜ヶ丘に移転したという。
行かねば行かねばと思いつつ約一年。ようやく移転後の新店を訪れることができたのは、12月中旬のよく晴れた日曜日のことだった。場所は京王線・聖蹟桜ヶ丘駅の東口からすぐの場所。3台ほどの駐車スペースもあるので車でも来れる。
入って正面が厨房で、左手が客席スペースだ。厨房に面したカウンターが8席ほどとテーブルが数卓。先客はなし。厨房の男性二人から「いらっしゃいませー」と声が掛かる。
注文は食券制だ。しばし券売機とにらめっこし、煮崩し豚焼きそば(850円)と味玉をポチッとな。あとでわかったが、焼きそばにはデフォルトで卵黄が乗るので、味玉は余計だったかも。ま、50円だからいっか。
食券を渡してカウンターに着席。ガンガン熱した中華鍋で野菜を炒めはじめる。それを一旦分けといて、次は麺を炒める。ソースで味付けし、木製の器に移し、もろもろ盛り付けて出来上がり。サービスのスープも付いてきた。
麺は太めの二度蒸し麺。トッピングは想像以上に盛り沢山だ。麺には以前と同じく白ごまが振りかけてある。その上に煮崩し豚、モヤシと僅かなキャベツを炒めた野菜炒め、卵黄に刻みネギ。そして追加注文の味玉もある。カウンターには通常の調味料とは別に、「焼きそば用」と区切られた薬味が置かれている。そこから紅しょうがと青のりも乗せてみた。なんとも豪華な一皿だ。
二度蒸し麺は炒める前に軽く茹でていた。もっちり、ゴワゴワした独特の歯応えで美味しい。説明書きには「ソースは自家製ドロソース」とあるが、いわゆる関西のドロのように辛くはない。脂っこさはあるが、味付けは薄くむしろマイルドだ。麺自体の美味しさで食べさせている、という印象を受けた。
煮崩し豚は表面を炙って焦げ目を付けたのを、分厚く切ったのが3切れも乗っていた。テンションが上がる。味玉も卵黄も美味しかった。モヤシに乗っていた謎のペーストはなんだろう? ニンニク臭はせず。蛋白質っぽかったので、そぼろかな?
食べ進むにつれて、以前、日野で食べた時よりもかなりウェットなのに気づく。野菜から出た水分だろうか、かなりつゆだく気味だ。そういえば、きみはんもトナリもそうだったが、ラーメン屋の提供する焼きそばは、なぜかつゆだくが多い。混ぜそば感覚なのだろうか、不思議だ。
付け合わせのスープもさっぱりした味わいで美味しい。日野時代の記事を読み返すと、「スープがあると嬉しい」って書いてあった。一消費者のリクエストに応えていただいて、ありがたやありがたや。
全体のボリュームもなかなかで食べ応えがあった。あとから来た客はラーメンやつけ麺を頼んでいたが、元をたどると焼きそば専門店なので、ぜひ焼きそばも食べて欲しく思う。ちょっと遠いけどまた来たいなあ。
店舗情報 | TEL: 042-311-3203 住所: 東京都多摩市関戸2-24-26 加瀬ビル117別棟 1F 営業時間: 11:00~15:00 17:00~24:00(日曜は昼のみ) 定休日: 不定休 → ホームページ |
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主なメニュー | やきそば 650円 炙りねぎのせやきそば 750円 煮崩し豚増しやきそば 850円 |
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