お知らせ


ZOOSAN

2016年11月1日

※残念ながら2016年3月末に閉店しました。

三軒茶屋に夜だけ出没する富士宮やきそばの屋台がある。富士宮やきそば学会公認の店で、2006年ごろの開業らしいから、かれこれ9年目くらいか。東京で富士宮やきそばを提供する店の中でもかなり古い方だろう。

三軒茶屋 富士宮やきそば ZOOSAN

7月中旬、平日の20時過ぎに訪問。三軒茶屋駅の北口から地上に出て、西友の手前の駐車場に屋台を発見。実はこれまでにも何度か足を運んでみたのだが、時間帯が早すぎたようだ。口コミサイトでは17時開店と書かれているが最近は19時ごろが多いらしい。

ワーゲンバスを改造した屋台

屋台はワーゲンバスを改造したもので、腰掛けたまま鉄板で調理が出来るように作られている。屋台の前には折りたたみのテーブル1卓と椅子が3脚ほど置かれていた。この日は強風のため、富士宮やきそば学会のオレンジの幟は駐車場の脇に仕舞われていた。

ZOOSAN メニュー

メニューはもちろん富士宮やきそば。「ソース」「しお」「ゆずこしょう」と3種の味付けがあってどれも550円だ。

「ソース(550円)に目玉マヨ(50円)、お願いします」
「はい、少々お待ちくださいね」
「あとビールはあります?」
「あーまだ冷えてないんで西友で買ってくるのが良いですよ」
「わかりました、買ってきます(笑)」

サッポロクラシック 夏に飲みたくなる

西友で目に留まったサッポロクラシック(200円)を購入し屋台へ戻る。先客の持ち帰り分が終わって自分の注文した焼きそばに取り掛かるところだった。狭い車内で具と麺を鉄板で器用に炒めている。

狭い車内で器用に炒めてます

「一味と紅生姜は入れますか?」
「はい、お願いします」

膝の上に板を置いて、その上でパック詰め。割り箸を添えて手渡された。当たり前だが熱々の出来立てホヤホヤだ。

富士宮やきそば(ソース・550円)+目玉マヨ(50円)

麺はマルモ食品製。具はキャベツと肉カス。トッピングに目玉焼きとマヨネーズ、だし粉。そして仕上げの中濃ソース。紅生姜は脇に添えられていた。

目玉焼きの黄身を崩す瞬間が醍醐味

目玉の黄身を崩して麺に絡めてまず一口。モチモチ・シコシコ、富士宮でおなじみの歯応えだ。一味が結構効いてて辛いが、それがかえってビールにあう。

マルモ食品の麺、鉄板の美味しさ

掛かっているだし粉は青海苔の混じっていないタイプだ。中濃ソースとマヨネーズと一味でジャンク感が増しているが、さすが公認だけあってベースの焼きそばがちゃんとしてる。目玉焼きの焼き加減も上々だ。

店主は富士宮出身で自分との歳も結構近い世代だった。食べている間も客が途切れずやって来て持ち帰りを注文している。すっかり三軒茶屋に根付いているようだ。三軒茶屋へは知り合いの舞台を観に来ることも多いので、また観劇後にでも寄らせてもらおう。

ズーサン

店舗情報TEL:090-8346-2003
住所:東京都世田谷区太子堂4-23-13 松竹駐車場内
営業時間:19:00くらい~
定休日:土日、雨天
主なメニュー富士宮やきそば
ソース・しお・ゆずこしょう 550円
目玉マヨ +50円

御殿場ちょ~フランク 1本 300円