焼きそば★ばそき家
「ばそき家」は、宇都宮市とその周辺で4店舗を展開している焼きそば専門チェーンだ。焼きそば専門店の多い栃木県だが、そのほとんどは個人店である。そんな中、ばそき家は多店舗展開に成功している稀有な例だ。県内の焼きそば店が集う日光焼きそばまつりで、V4を達成して殿堂入りした実力店でもある。
ばそき家の1号店=鶴田店は、宇都宮駅から5kmあまり西の郊外で暖簾を掲げている。宇都宮環状道路の外回り沿いで、2006年にオープンした。2006年というと第一回B1グランプリの行われた年で、宇都宮の焼きそば自体、地元以外ではほとんど知られていない時代のことだ。
そのばそき家鶴田店を、1月中旬の週末に訪問してみた。前回紹介した那須烏山のかまぎんから宇都宮駅に移動し、西口からバスに乗って鶴田神社前で下車。少し歩いてお店に到着。客席はテーブルが2卓。時刻は15時半ごろで、先客一組、持ち帰り待ちも一人いた。
入店したら注文と会計を先に済ませるシステムで、メニューは焼きそばのみだが、スープ入り焼きそばやポテト入り焼きそばなど、県内各地のアレンジも揃えている。サイズは小・中・大・特大から100g刻みで1キロまで選択可能だ。
さらに豚バラ肉・イカ・玉子だけでなく、ウインナーやコロッケ、揚げ餃子など多彩なトッピングが選べる。両毛地域の専門店では、かなり珍しいスタイルだ。私が注文したのは、特選ミックスの特大(750円)。麺量は400g。かまぎんからの連食だが、時間も開いているので大丈夫だろう。
テーブルに着席して待っていると、5分ほどで巨大な楕円の皿が運ばれてきた。皿の位置を調整しようと触ってみたら、皿がアツアツだ。細かな配慮が嬉しい。1kgだと、この2.5倍のボリュームなのか。
麺はうどん並の極太麺。その麺をキャベツと炒めて、ソースで味付けされている。トッピングはイカ、豚バラ肉、目玉焼き。卓上にあった紅生姜と青海苔も乗せてみた。
宇都宮では石田屋が太麺だが、それを凌ぐ太さだ。二度蒸しとのことでモチモチした弾力に富み、食べ応えがある。ソースは足利の月星食品に特注しているそうで、フルーティで爽やかな甘さがあとを引く。月星ソースのサイトにインタビューが掲載されているので、興味ある方はご覧あれ。
トッピングの豚バラ肉もイカも十分な量がある。目玉焼きはレア気味だが、麺に絡めるとほどよく固まる。卓上にはコショウや唐辛子、各種ソースやマヨネーズがあり、味変も楽しい。揚げ物用と記された辛口ソースが好みに合った。
いろんな具を楽しみながら一気に完食。400gでもペロリと食べ切ることができた。めっちゃ美味しくて足りないくらいだ。宇都宮駅からアプローチしやすい位置にも、いつか出店して欲しいなあ。
ちなみに福岡には2004年に創業した「バソキ屋」という焼きそばチェーンがある。屋号が似ていて、埼玉にも1店展開しているが、宇都宮発祥の「ばそき家」とは全く別の店なのでご注意を。そちらもいつか訪問してみたい。
店舗情報 | 住所: 栃木県宇都宮市鶴田町1511-7 営業時間: 11:00~19:00 ※テイクアウト予約受付10:00~ ※麺が売り切れ次第終了 定休日: 月曜(祝日の場合は営業、振替休なし) → ホームページ |
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主なメニュー | ばそき家オリジナルキャベツ焼きそば 350円~ |
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