やきそば屋大通店
札幌市大通の巨大な地下街・オーロラタウンのほぼ西端、新大通ビルのB1Fにある、やきそば屋・大通店。ここも後掛けソース焼きそばを提供する店だ。
平日の14時過ぎに訪問。地下街がB2だったり、登る階段を間違えて地上に出たりしてちょっと迷ってしまった。店頭の看板には「Big-Offと同じ味」と書かれている。調べたところかつて存在したディスカウントストア・Big-Off札幌店(旧長崎屋)の地下にあった人気店と同じ系列だそうで、今はこの店のみが残っているらしい。
注文は食券方式である。もともと大盛にはしないつもりだが、ディスプレイされた見本の量に一瞬たじろいだ。注文可能な玉数にはほとんど際限が無く、「これでもくらえ」だの「信じらんねえ」だの訳の分からない商品名が付けられている。この辺りのネームセンスは太田市の岩崎屋に通じる感がある。
具沢山で量も無難そうなAセット550円の食券を購入して店内へ。客席はU字カウンターで20席ほどか。先客は4人で全員男性。食べてる皿を見るとやはりかなりの大盛だ。
食券を差し出してカウンターから厨房の様子を観察する。麺とキャベツを鉄板で大量に炒めて作り置きし、注文が入るとそこから適宜取り分け、調理して盛り付けるという方式のようだ。しばらくして注文したAセットがやってきた。大きな皿は直径40cmくらいか。その広大なフィールドは幾つかのエリアに分割されていた。
手前がメインステージとなるキャベツと炒めた「麺」の区画。そこから時計回りにドレッシングを掛けた「千切りキャベツ」区画。キャベツ・玉ねぎ・人参・モヤシの「野菜炒め」区画。「ゲソとエビの「海鮮」区画。そして中央にトッピングされた目玉焼きと薄切りハムの「中央」区画。どうも全体的にキャベツが多い気がする。
麺は中太の蒸し麺。固さは普通だが、ところどころに焦げ目がつけられている。味付けはプレーンで、わずかな下味しか付いていない。ここも卓上にある幾種ものソースやマヨネーズ、紅生姜を使って自分の好みに味付けするというスタイルだ。
とりあえず人気だというカレーソースを麺の一部に掛けてみると、当たり前だが一気にカレー味になってしまった。のっけから失敗だ。もっと薄味から試すべきだった。特製ソースで口直し。うん、これもやや辛口だが美味い。野菜炒めや目玉焼きにも好みで色々味付けして片付けていく。麺の量自体はそれほどでもなかったので楽勝だろうと思ったが、野菜の量が多くて後半ちょっと苦しくなった。付け合せのオニオンスープは、大量の焼きそばとの格闘中に一息つける貴重な存在だ。上品な味で癒される。
女性客が男性に連れられてやってきて、焼きそばの大盛を注文していた。スペシャルだのジャンボだの、皆よく食べるなあ。なんだか道産子のパワフルさに気圧されてしまった。食べる人間がいるから作る人間もいるわけか、なるほど。需要と供給のバランスなのね。
【2017.08追記】
STV「どさんこワイド」出演のため渡道したついでに再訪し、ジャンボ(2玉/430円)をいただきました。開店直後の訪問でしたが、すぐにほぼ満席になる相変わらずの人気ぶり。シンプルな焼きそばも変わらないままでした。
店舗情報 | TEL:011-241-6337 住所:北海道札幌市中央区大通西4 新大通ビル B1F 営業時間: [月~金] 11:00~20:30 [土・日・祝] 11:00~19:00 |
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主なメニュー | 焼きそば 並290円~ Aセット 550円 Bセット 580円 |
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