ラーメン 西松家

3月上旬、TV番組の収録でひさしぶりに関西を訪れた。収録前日に前乗りして新長田のハルナを訪れ、その夜は大阪・兎我野(とがの)町にあるホテル関西へ宿泊した。一部界隈で名の知られたホテルなのだが、それは置いとこう。

ホテルへチェックインしたあと、夜はどこで飲もうかあれこれ検討した。梅田周辺が良いか、それとも難波・心斎橋方面へいこうか。あまりに悩みすぎて、次第に考えるのが面倒くさくなってきた。

大阪 兎我野町 ラーメン 西松家

その結果、最終的に選んだのはホテルのすぐ前にある西松家だ。子ども服・子ども用品で有名な大手チェーンではない。24時間営業のラーメン屋である。ホテルから徒歩で一分も掛からない。

西松家 タイムサービス メニュー

その西松家、本来はラーメン屋なのだが、居酒屋としてのポテンシャルが高い。入店したのは19時直前。ハイボール60円、メガハイボール100円のタイムサービスに、ギリギリ間に合った。

メガハイとどて焼き

メガハイのアテは、すぐに出てくるどて焼(380円)からスタート。大阪を離れていると、このどて焼が恋しくなる。柔らかく似られたすじ肉に、こってり甘い味噌が絡んで実に美味い。メガハイが減ってゆく。

ラーメン 西松家 メニュー

一息ついたところで、じっくりメニューとにらめっこ。どういう順序で攻め、どのような〆へと持っていくべきか熟考する。一人飲みならではの楽しい時間だ。

キビナゴ造り 330円

選んだのは、本日のおすすめに載っていたキビナゴ造り(330円)。お酢を渡されたけど使い方の正解がよくわからない。とりあえず酢醤油とおろし生姜でいただいてみたら、なかなかいけた。これが正解だったとしておこう。

チューハイと湯豆腐

続いて湯豆腐(300円)を注文。メガハイが空になったので、おかわりにチューハイ(330円)も。大阪風の湯豆腐は温かいお出汁を張り、とろろ昆布を載せて供される。東京でも大阪の食べ物がいろいろ食べられるが、このスタイルの湯豆腐は見かけない。おろしポン酢を出されたけど、お出汁だけで十分な味付けなので使わなかった。

そろそろ締めも視野に入ってきた。ラーメンにしようか迷ったけど、あさり焼きそば(650円)を注文。ソースか塩を選べて、塩を選択。注文から数分で、かなり大きなお皿が運ばれてきた。

あさり焼きそば(塩) 650円

麺はモチモチの中太麺。具はアサリ、キャベツ、人参、玉ねぎ、モヤシ。野菜がたっぷりなのが、飲兵衛には嬉しい。味付けはラーメン用のタレと化調だろうか。シズル感のある仕上がりで、あさりの旨味が滲みている。

モチモチ中太麺、野菜たっぷり

粗挽きの胡椒がピリリと効いて、酒のつまみとしても上々だ。あまり期待していなかったけど、めっちゃウメーン! 大阪の焼きそばは居酒屋でもレベルが高いなあ。

シズル感のある仕上がりで、めっちゃウメーン!

さて、かなり食べたけどもうちょいいけそうだ。「そういえば関西風の天津飯って、まだ食べたことなかったな……よし、ミニサイズならいけるだろう!」と天津飯のミニサイズ(390円)を注文。

天津飯(ミニ) 390円

そいつがラーメン用のどんぶりで来た。ミニで300円台だからごく少量だと思っていたのに、やられたー。餡はラーメンスープにとろみをつけたものかな。ふわふわ玉子に、その餡が並々と掛かっている。汁だくだくで、おじやっぽいけど美味しい。

汁だくだくで、おじやっぽいけど美味しい

完全なる満腹でお会計したら2480円だった。かなり食べたのに安すぎる。何か伝票に付け忘れたのでは……とホテルの部屋で検算したが、ピッタリあっていた。驚きの安さだなあ。

ちなみに24時間営業という特性を活かして、この店はモーニングサービスもやっている。ラーメン屋のはずなのに、トーストとコーヒーのセットをいただいたこともある。梅田駅周辺で食事処に迷ったら、こちらへどうぞ。24時間いつでも開いてますよ。

 

この投稿をInstagramで見る

 

Shogo Shiozaki(@saltydog_wow)がシェアした投稿

店舗情報住所: 大阪府大阪市北区兎我野町10-20
営業時間:24時間営業
モーニング:6:00~11:00
ランチ:11:00~15:30
ディナー:15:30~22:00
定休日: 無休(但し正月休み)
主なメニュー焼きそば(ソース・塩) 650円
あさり焼きそば(ソース・塩) 650円