こばや食堂
塩原のスープ入り焼きそばのもう一軒は、古町の中心に程近いこばや食堂。塩原温泉郷のメインストリートを通れば、「スープ入り焼きそば こばや」と大書された建物が嫌でも目に入るだろう。
こちらを訪問するのは2回目だ。前回紹介した釜彦からその足で梯子してみた。土曜日の丁度ランチタイムということもあって、駐車場は一杯。店内は満席だ。
「お待ちいただいてもよろしいですか?」
「ええ、待ちます」
ホール担当のおばちゃんにそう言われて店内で待っていると次々と客がやってきた。おばちゃんが申し訳無さそうに順番待ちの旨を伝え人数を訊いていく。頭を下げる店の方も気の毒だね。客席は小上がりが4卓にテーブル1つ、カウンター5席。キャパが限られている上、熱々で盛りも良い料理だから客の回転が良くないのかも知れない。
結局、後から来た初老のご夫妻と相席になり、四人掛けのテーブルへ着席。腰掛けてメニューを確認。
スープ入り焼きそばの他、焼きそばやラーメン、定食、ご飯ものなどが記載されている。炒飯を一緒に注文している客もいた。前回は特大を注文した私だが今回は食べ歩きなので並(600円)を注文。
待つ間、お茶を啜りながらメニューを引っくり返して熟読。細かい点だが、釜彦は「スープ入焼きそば」で、こばや食堂は「スープ入『り』焼きそば」と送り仮名が入っている。ここテストに出ます。冗談は置いといて釜彦とこばや食堂がお互いをどう評価してるのか、ちょっと興味はある。
「並、お待ちどうさまー」
二代目の若い店主がテキパキと調理をこなして意外に早く配膳された。当然と言えば当然だが見た目は釜彦の品とあまり変わらない。
麺は生麺だろうか、中細で柔らかめ。具はキャベツと豚肉のみでシンプルだ。ざく切りされたキャベツを噛みしめると甘味がじんわりと広がる。スープは醤油ベースで生姜が利かせてあった。ソースの風味は思ったほどではなく、あっさりした味わいで焼きそばに良く合う仕上がりだ。中盤で胡椒を掛けたら良い具合に美味しくなった。
会計を済ませて外にでると10人ほどの順番待ちの列が出来ていた。塩原で他に目ぼしい名物が無い故かも知れないが、思っていた以上に人気のようだ。まぁ土曜日だからということもあるだろうけど焼きそば好きとしては何となく嬉しい。今度来るときは温泉も入ってみよう。
店舗情報 | TEL:0287-32-2371 住所:栃木県那須塩原市塩原795 営業時間:11:00~15:00 定休日:不定休(主に木曜日) → ホームページ |
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主なメニュー | スープ入り焼きそば 並600円 大700円 特大800円 ライス200円 半ライス100円 しょうゆラーメン 500円 焼きそば 500円 チャーハン 600円 カレーライス 600円 |
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