鉄板焼・焼そば 526
アメリカやら北海道やらへ行っている間に、東京にも新しい焼きそば専門店が誕生していた。その一つが7月15日にオープンした浅草の「鉄板焼・焼そば 526(こじろう)」。渋谷にある二郎インスパイア系のラーメン526(こじろう)という店が母体らしい。
訪れたのは9月上旬、平日の20時前。雷門通りの一本北側を並行する浅草食通街を、仲見世側から国際通り方面に歩く。既に看板の灯りを落した店も多く、外国人観光客の姿もほとんど見えない。もうすぐすしや通り、という右手に目的の店、「鉄板焼・焼そば 526(こじろう)」があった。
入店すると「いらっしゃいませー!」の声。女将さん、バイトの女の子が出迎えてくれる。客席は厨房を囲むL字型カウンターが6席ほど。左壁の階段を登れば2階席もある。他に客はおらず。手近なカウンターの椅子に着席。
とりあえず生ビール(400円)を注文。アサヒビール本社のお膝元だけあって、出てきたのはやはりスーパードライだ。比較的小さめのジョッキだが、中サイズで400円というのは嬉しい。
メニューは焼きそばとステーキ、鉄板焼きがメイン。焼きそばは基本的に1種類のみで600円。玉子はサービスでついてくるとのことなので、トッピングの追加などは無しでお願いした。
熱した鉄板で肉と野菜を焼き、麺の加えてソースで味付け。トングを使用していたけど、最近トングでの調理をよく目にするようになってきたなあ。焼きそばの場合は確かに箸やコテより扱いやすそうだ。注文から8分ほどで出来上がり。
麺は極太の平打麺。二郎系が母体というイメージ通りのごっつい麺だ。女将さんにうかがったところ、ほんとは注文を受けてから茹でたいが、提供時間が長くなってしまうので茹で置いたものを使っているとのこと。リクエストがあれば茹で立ても可能らしい。再訪した際に茹で立てをお願いしたところ、あれこれ試した結果、茹で置きの方が、こちらの焼きそばには合っているとの結論に至ったそうだ。
具は豚肉、モヤシ、キャベツ、天かす、油かす。麺がかなりのボリュームなので、具は少なく感じるかも知れない。そして目玉焼きのトッピング。青のりは卓上から。
味付けは甘口ソースが主体で、炒める最中に魚粉も掛けていた。単に「かす」とも呼ばれる油かすがコクと風味を加えている。ラーメン店が作る焼きそばは油そば・混ぜそば風になることが多いのだが、こちらは二郎系の麺を大阪風の正統派焼きそばに仕立てた、かなりの個性派だ。
女将さんはラーメン526の奥様だそうで、チャキチャキした接客が印象的だった。サービスで砂肝のニンニク醤油漬けも出してくださった。美味しい。酒に合う。麺のボリュームがなかなか。もともと二郎系なので基準が多いと。
細い蒸し麺が主流の浅草でこういう店というのも面白い。ちなみに意外と地元の方に人気なのが、あわび(4000円)らしい。うーん、いつか食べてみたい。
店舗情報 | TEL: 080-9158-3231 住所: 東京都台東区浅草1-14-1 営業時間: 11:30~15:00 17:00~22:00 (土日祝: 11:00~20:00) 定休日: 不定休 → ホームページ |
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主なメニュー | 焼きそば 600円 たまご 100円 肉増 200円 麺増 100円 海鮮 300円 アンガス牛リブロース 100g 1000円~ 特選和牛 100g 2000円~ 四元豚ステーキ 150g 800円 房州あわび 4000円~ |
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