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中華楼

2016年6月16日

浅草橋にある中華楼は大正12年(1923年)創業、90年を超える老舗の広東料理店だ。料理のスタイルは本格派だが価格帯は庶民派。気軽に使えて落ち着いた雰囲気、そんな穴場の中華料理店として、長年地元民に親しまれてきた。

大正12年創業 浅草橋 中華楼

3月中旬、平日のランチタイムに訪問。浅草橋駅から鳥越神社方面に徒歩で数分。蔵前橋通り手前の落ち着いた住宅街に中華楼はある。屋号を中央にすえた迫力あるレリーフが飾られて、かなり凝った外観だ。

店頭の食品サンプルなど

店頭には食品サンプルと一緒に料理へのこだわりなども陳列されていた。ラードなど動物性オイルを一切使わず、高級植物性オイルのみを使用ね、ふむふむと頷きつつ入店。

浅草橋 中華楼 店内の様子

内装は外装以上に凝っていた。お店のサイトによると『中国が西洋に憧れていた頃の上海』を具現化したものらしい。ゴテゴテしているが嫌味な感じは全く無し。こういう雰囲気は嫌いではない。

客席は丸テーブルが5卓と4人掛けテーブルが3卓ほど。時間が時間なので相席になったが、1時になったらサーッと空いた。

ランチタイム 焼きそばメニュー

さてメニュー。麺類やらご飯ものやらバラエティに富んだランチメニューで、焼きそばは4種類載っていた。そのランチメニューの什錦炒麺とレギュラーメニューの八宝炒麺(八宝炸麺)の違いが気になったので訊いてみたが、どうやら同じものらしい。

というわけで什錦炒麺(780円)を柔らかい麺で注文。3分ほどで配膳された。早っ!!

什錦炒麺・柔(八宝炒麺) 780円

麺は中細麺で焼き目あり。餡は醤油系。具は豚肉・ハム・ウズラの玉子・エビ・イカ・白菜・ニンジン・筍・木耳・クワイ・ベビーコーン・小松菜。忘れそうなのでその場でメモした。あと、ヌメリスギタケに似た食感の大きなキノコも一切れ入っていた。なんて名前のキノコだろう。

具と麺の風味を活かした味付け

甘味も塩っぱさも控えめで、具と麺の風味を活かした味付けだ。カラシと酢を足しても良し。麺のボリュームはほどほどだが、具沢山で餡が余るほどだった。コスパが良く、満足度の高い焼きそばだった。

浅草橋は以前紹介した水新菜館大勝軒(浅草橋)もあり、あんかけ焼きそばに恵まれているスポットのように思う。興味ある方はどの店が好みか、食べ比べてみてくださいまし。

中華楼 本店

店舗情報TEL:03-3851-0737
住所:東京都台東区浅草橋3-32-3
営業時間:11:20~15:00 17:00~22:00
定休日:日曜・祝日
主なメニューランチメニュー
什錦炒麺:八宝菜の、焼きそば(柔または硬) 780円
乾焼炒麺:チリソースの、焼きそば(柔のみ) 880円
麻婆炒麺:揚げ細麺の麻婆茄子あんかけ 880円
海鮮炒麺:海の幸塩味あんかけ(柔または、揚げ細麺) 930円