【TV出演】1/26 TBSテレビ「櫻井・有吉THE夜会」

テレビ出演のお知らせです! TBSテレビとその系列で1/26(木)の夜に放送される「櫻井・有吉THE夜会」に出演します!

【出演番組】櫻井・有吉THE夜会@TBSテレビほか全国ネット
【放映日時】 2017/1/26(木) 21:57 ~ 22:54
【公式サイト】http://www.tbs.co.jp/the-yakai/

今回はなんと、流行語「アモーレ」で昨年話題になったあの平愛梨さんとの共演です! 平愛梨さんを私がご案内して、おすすめの絶品焼きそばを2軒食べていただきました! ロケ以来、誰彼かまわず自慢している2ショットを貼っちゃいますよ!

平愛梨さんとの2ショット

もうね、お人形さんみたいに可愛くて、物腰も丁寧で、お店へも居合わせたお客さんへも、私へもスタッフへも気を配っていただいて。しあわせオーラ全開で、本当にとても素敵な方でした。おかげでリラックスでき、とても楽しいロケになりました。2017年の運はこのロケで使い果たしてしまったのでは、と危惧してます。

次週予告のキャプチャ

1/29に婚約中のサッカー日本代表・長友選手と入籍し、2月には彼の活躍するイタリアへ渡ってしまうそうです。平愛梨さんを日本のテレビで観る機会もあとわずかだと思いますので、ぜひご覧くださいー!

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なぜ蕎麦にラー油を入れるのか。 西武新宿店 (東京都新宿区)

なぜ蕎麦にラー油を入れるのか。そういう屋号の店がある。カレーは飲み物。というカレー屋の系列店で、池袋にある壬生が本店。そこに掲げた看板の文言が、冒頭の屋号の由来だそうだ。先週紹介した職安通り近辺の韓国料理店を探索している最中、その西武新宿店を通りがかった。

なぜ蕎麦にラー油を入れるのか。西武新宿店

その際、暖簾の「そば飯」の文字を見つけた。え? そば飯なんて出していたっけ? 山西亭のすぐ近くに東新宿店があるので、店の存在は前から知っていたが、全くノーマークだ。戻って調べてみると、どうもこの西武新宿店でのみ、和蕎麦と返し醤油を使った「関東そば飯」なる品を出しているらしい。ふーむ、それは一度食べてみなくては。

暖簾には「そば飯」の文字が

初訪問は1月下旬、平日のランチタイム。店頭の券売機に目的の品が見当たらないので訊ねたところ、「そばめしは夜だけなんですよ」との答え。ま、食べ歩きではよくあることだ。気を取り直して、1番人気の肉蕎麦(790円)を注文。蕎麦は太く硬い。コシと言うよりゴワゴワとした歯応えだ。海苔とゴマがたっぷりトッピングされ、天かす・生卵は入れ放題。ラー油も入っている濃口のつけダレを絡めて頬張ると、ジャンクなつけ麺風の味わいが楽しめる。

肉蕎麦 790円

この蕎麦の食べ方は、愛宕にある港屋という蕎麦屋が始めたスタイルで、ここを含めて港屋インスパイア系と呼ばれるそうだ。麺の固さやつゆの味わいなど、山形県河北町の一寸亭支店で食べた「冷たい肉蕎麦」を思い出したが、やはりどうもその辺がルーツらしい。ボリュームもあって、若い男性向けのガッツリ飯という印象を受けた。

関東そばめし メニュー

そしてその翌日の夜に改めて再訪問。夜は券売機に覆いが掛けてあり、口頭で注文することに。メニューを確認して、瓶ビール(550円)と牛盛りそばめし(890円)を注文した。

なぜ蕎麦にラー油を入れるのか。 店内の様子

瓶ビールは一番搾り、スーパードライ、黒ラベルがあり。黒ラベルを指定。厨房では茹で上げた蕎麦を中華鍋で炒めている。「和蕎麦屋っぽさ、ゼロだなー」とか思っていると、5分ほどで配膳された。

牛盛りそばめし 890円

器に盛られているチャーハン風の品は、適度に短くなった蕎麦と米、牛肉、玉子を炒めたものだ。前回食べた肉蕎麦と同じく、たっぷりのゴマと刻み海苔がトッピングされている。脇にキムチが添えてあるが、それ以外の野菜は見当たらず。そして温かいわかめスープ付き。

和蕎麦と返し醤油があうのです

味付けは返し醤油を使ったしっとり仕上げ。ソースでは無く醤油、中華麺でなく蕎麦なので、普通のそばめしとは風味が全く異なる。甘じょっぱさにゴマの香ばしさも加わって、あとを引く美味しさだ。もちろんビールにも合う。

生玉子と揚げ玉は入れ放題

入れ放題の揚げ玉や生玉子も加えたり、ラー油を足したり、味変も楽しい。添えてあるキムチや、ワカメスープも口直しに活躍した。ボリュームは一般的な町中華のチャーハンか、それより一回り少ない程度だ。ちょっとカロリー高めだが、呑んだ〆に良さげな品だった。おかずやミニそばとのセットもあるので、食事の場合はそれも検討するのが良いだろう。

お会計は1440円。ここまで立て続けに4軒も職安通りの店を紹介してしまったが、探索し甲斐のあるエリアだなあ。またウロウロしてみようっと。

なぜ蕎麦にラー油を入れるのか。 西武新宿店

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香港飯店0410 (東京都新宿区)

前回紹介したジャジャンハウスの近所をウロウロしていたら、「韓国ちゃんぽん専門店・香港飯店0410」という店を見つけた。あとで調べたところ韓国でチェーン展開しているコリアン中華の店で、新宿の店は昨年11月にオープンしたばかりの日本一号店とのこと。

香港飯店0410

「へー、こんな店もあるんだ」と店頭のメニューを確認すると「焼きちゃんぽん」なんて品がある。チャジャンミョンに比肩するコリアン中華の代表的な麺料理、韓国式チャンポン(짬뽕)にも焼きそば的なバリエーションがあったのか。これは食べておかねば!

香港飯店0410 店内の様子

実食に訪れたのは昨年の12月末。場所は明洞のり巻の斜向かいを歌舞伎町側へ少し入ったあたりだ。客席はカウンター6席にテーブル4卓ほど。店内は赤を基調としたスタイリッシュな内装だ。オープンしたてということもあり、とてもきれいである。

香港飯店0410 メニューの一部

案内されたカウンターへ腰かけてメニューを確認。品数は少な目で、韓国チャンポンとチャジャンミョン(짜장면/炸醬麵)、タンスユク(탕수육/韓国式酢豚)など、シンプルな構成になっている。タンスユクも食べてみたいが、小サイズで1500円ってのを見て止めといた。

「お決まりですか」
「焼きちゃんぽん(950円)をください」

たくわんと玉ネギ、お決まりの突出し

ジャジャンハウスと同じく、こちらでも生玉ネギとチュンジャン、たくわん(단무지/タンムジ)のセットが出された。本当にコリアン中華の店ではこれが必ずでてくるのね。お冷を飲みつつ待つこと5分ほどで出来上がり。

焼きちゃんぽん 950円

楕円の器り盛られた姿は韓国風ピリ辛海鮮焼うどんとでも呼ぶべきか。調べたところこの焼きちゃんぽん(볶음짬뽕/ポックンチャンポン)は、ここ香港飯店(홍콩반점/ホンコンパンジョム)0410のオリジナルらしい。よくぞ作ってくれた。さっそくいただこう。

モチモチシコシコの太麺を使用

麺は太麺。手打ちではないが、それを想起させるモチモチ・シコシコしたコシがある。具はイカ・エビ・豚肉に、人参・キャベツ・白菜・玉ねぎ・キクラゲ・ニラと野菜たっぷり。イカの火加減が特に絶妙で、とても柔らかく仕上げてあった。

魚介と野菜がたっぷり使われている

味付けはピリ辛だが予想よりずっとマイルドだ。メニューの説明では「オイスターソースがベースのオリジナルソース」と書いてあるけど、唐辛子粉も使われていた。麺も具もほどよく焦げていて、期待以上に美味しい。

追い唐辛子で味変するも良し

途中でもう少し刺激が欲しくなり、追い唐辛子で味変も試してみた。うん、いける。普通の韓国式チャンポン並みに辛い方が、私の好みに合うようだ。ボリュームもなかなかあって、満足できた。

韓国料理は1品が2~3人前でしかも量が多いため、一人で食べ歩くのにはあまり向いていない。せいぜいランチタイムの定食くらいで、あまりマニアックな品は試せずに来た。しかしこういう店が増えると入りやすいし、割高感も薄れるのではないかと思う。コリアン中華に興味ある方はぜひ一度お試しあれ。

香港飯店0410

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【メシコレ】ペヤングが楽しめる飲み屋さん3選!

メシコレの新記事です! あのペヤングが楽しめる飲み屋さんをまとめてみました。

激旨オムそばアレンジも!あのペヤングが食べられる都内の飲み屋さん3選

最近、突き抜けた味付けが多いカップ焼きそば業界ですが、なんだかんだ昔から変わらない味が個人的には好きなんですよねー。ぜひご一読を。

そういえばメシコレはiPhoneアプリも出たようです。良かったらそちらもチェックしてみてください。

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ジャジャンハウス (東京都新宿区)

韓国にも麺料理はたくさんある。日本で有名なのは冷麺だが、現地で最も人気なのは「チャジャンミョン(짜장면/炸醬麵)」だろう。日本では「ジャジャン麺(ミョン)」とも表記される韓国の国民食だ。中国の「ジャージャー麺(炸醤麺)」が韓国へ伝わり、独自のアレンジが加えられ、韓国式中華料理=コリアン中華のチャジャンミョンとして定着した。

チャジャンミョン自体は焼きそばではなく混ぜそば・和えそばなのだが、実は焼きそば的なバリエーションもある。それを食べに訪れたのが、今回紹介する新宿の歌舞伎町にあるチャジャンミョンの専門店、ジャジャンハウスだ。

歌舞伎町 韓国式中華 ジャジャンハウス

初訪問は昨年の11月中旬。職安通りから歌舞伎町側に少し入ったとこ。前回紹介した明洞のり巻のすぐ近所。看板をよく見ると「ジャジャン」の後に小さく「麺」という字が入っている。ハングル表記は「짜돌이네집」。調べたら「짜(チャ/チャジャンミョンの頭文字)」「돌이(ドリ/~太郎)」「네집(ネジプ/~の家)」で、ジャジャンハウスと似た意味合いだった。なるほどね。

タンムジ(단무지)と生玉ネギが韓国式中華の定番

「韓国式中華料理」と書かれたドアを入って、右側が厨房、正面がホール。客席はテーブルが6卓ほどと奥の壁沿いにカウンター3席ほど。促された席に着席すると韓国のたくあん=タンムジ(단무지)と生玉ネギが出された。添えられているのはチュンジャン(춘장/春醤)と呼ばれる味噌ダレ。甜麺醤に似た濃厚な甘味で、これを生玉ネギに付けて食べる。このセットがコリアン中華ではお決まりの先付らしい。

この店の最大の特徴は手打ち麺。両手に巻き付けた麺生地を、麺台に何度も叩きつけて徐々に伸ばす、中国でいう「拉麺」だ。注文するとその場で打ち始め、バシンバシンと大きな音が店内に響き渡る。現地のコリアン中華の店では手打ちが多いそうだが、日本では貴重だ。

チャンジャミョン 1200円

初訪問の際に注文したのは「チャンジャミョン(짬짜면/1200円)」。チャジャンミョン(この店では「ジャジャン麺」と表記)と、韓国式の「チャンポン(짬뽕)」の相盛りだ。専用の器で提供され、右の赤い「チャン」ポンと、左の黒い「ジャ」ジャン麺で「チャンジャ」麺(ミョン)となる。色のコントラストがなかなかすごい。

よーく混ぜていただこう

チャジャンミョン(짜장면/炸醬麵)には甘い味噌ダレが掛かっている。箸を両手に持って、この味噌ダレと麺をよーく混ぜるのがお作法らしい。手打ち麺は中太でモチモチ・シコシコした歯応え。具は角切りチャーシューと賽の目に刻んだ玉ネギ。味噌ダレは先ほど生玉ネギと一緒に出されたチュンジャン(춘장/春醤)がベースだ。甘じょっぱくて素直に美味しい。ただ割とくどい味なので単独だと飽きるかも知れない。

韓国式チャンポンは旨辛スープ

一方の韓国式チャンポン(짬뽕)。チャジャンミョンと並ぶコリアン中華の代表的な麺料理で、日本のちゃんぽんに由来するという説が有力だ。しかし味付けはまるで違う。真っ赤な見た目の通り、唐辛子の粉を多用していてかなり辛い。ただ辛いだけでなく、たっぷりの魚介に加えて白菜や人参など野菜の旨味もあり、イカやホタテの具も楽しめる。器の形状のせいでちょっと食べにくいのが玉に瑕だが、合い盛りのおかげでどちらも飽きずに最後まで美味しくいただけた。

さて、ここからがようやく本題。日本ではあまり知られていないが、チャジャンミョンには「チェンバンチャジャン(쟁반짜장/托盘炸酱)」という焼きそば的なバリエーションがある。「チェンバン(쟁반/托盘)」は「大きな皿」や「お盆」を意味し、チャジャンミョンに魚介類を加えて混ぜ炒め、大きなお皿に2~3人前を盛り付けるのが一般的なスタイルだ。

ジャジャンハウス メニューの一部

このジャジャンハウスでは「海鮮入り皿ジャジャン(ゼンバンジャジャン/3000円)」がそれに当たり、ありがたいことに1人前(1200円)も用意されている。同品は職安通り沿いの新宿飯店や、新大久保のトライ飯店などの韓国式中華店でも食べられるが、1人前があるのはここくらいだろう。というわけで、それ目的で1ヶ月ほど後に再訪した。

ゼンバンジャジャン 1人前 1200円

前回と同じくたくわんと玉ねぎと春醤が出た後、ホカホカのゼンバンジャジャン(チェンバンチャジャン)を盛り付けた大皿が運ばれてきた。角切りチャーシューと玉ネギは通常のチャジャンミョンのソースと共通だが、さらにイカ、ホタテ、エビなど海の幸が使われている。どれも大振りで豪華だ。

混ぜる手間いらずなのも嬉しい

味付けもチャジャンミョンと同じく、濃厚な甘さの黒い味噌ダレ=チュンジャン(춘장/春醤)が使われている。全体が混ぜ炒めされているので、自分で混ぜる手間がいらない。豪華な海鮮の具材とそれらの旨味も加わって、味わい深さも増している。ただ味はやはりくどく量も多いので、もし食べ飽きそうになったら生玉ネギとたくわんでリセットしよう。

モチモチ麺と甘辛ダレを堪能してお会計。朝から何も食べていなかったのに、食べ終えたらすっかり満腹になった。値段もお手ごろだし、コリアン中華を体験するなら、まずはこのジャジャンハウスをオススメしたい。それにしても中国では辛い炸醤麺が韓国では甘くなり、日本では辛くないチャンポンが韓国で辛くなる。アレンジの傾向に統一性が無いのが面白いなあ。

ジャジャン麺ハウス

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明洞のり巻 職安通り本店 (東京都新宿区)

前回記事の最後でちょっと触れましたが、新年早々、BABYMETAL目当てで韓国へ行ってきました。彼の国でも焼きそば系の麺料理を食べ歩いてきましたが、その前に予習として東京で食べ歩いた3軒を今週は紹介したいと思います。新大久保や上野あたりの店も散々リサーチしたのですが、結果的に3軒とも新宿の職安通り周辺に固まってしまいました。ではどうぞ。


前回、韓国の焼きそば的な料理としてチャプチェ=春雨炒めを紹介したが、他にもうひとつ有名どころで挙げるとすればラッポッキ(라볶이)だろうか。うるち米で作った韓国の餅=トック(떡)を炒めたトッポッキ(떡볶이)はご存知の方も多いだろう。それにインスタントのラーメン(ラミョン/라면)を入れたものがラッポッキだ。正確には焼いておらず煮込んでいるのだが、料理名が「ラーメン炒め」みたいな意味合いなので、あながち的外れでもないだろう。

新宿 明洞のり巻 職安通り本店

さて、そのラッポッキを食べに訪れたのは新宿の職安通り沿いにある明洞のり巻本店。韓国では安価な韓国式のり巻=キンパ(キムパプ/김밥)のチェーンがファストフードとして定着しているらしい。その業態をそのまま持ってきたのがここ明洞のり巻で、本店のほかに新大久保店と高円寺店がある。

訪れたのは12月下旬、平日の午前11時過ぎ。手ごろなサイズの店舗で、客席は柱を囲むようなカウンターが5~6席とテーブルが5卓ほど。ちなみに24時間・年中無休。1人と告げるとカウンターへ案内された。先客は同じくカウンターに1人だけ。なるべくテーブルは空けておく方針なのね。

明洞のり巻 メニュー

メニューは韓国式のり巻のほか、トッポッキや餃子などの粉食(プンシク/분식)や麺類が載っている。一応ファストフードなので、この辺の他の韓国料理店よりは抑え気味だが、それでもなかなか良い値段である。目当てのラッポッキ(1000円)のついでに、せっかくなので屋号を冠した明洞のり巻(500円)も注文した。

まず味噌汁とカクテキが出されます

最初に味噌汁とカクテキが来た。器を持って食べるのはマナー違反なのを思い出し、スプーンで味噌汁をいただく。味はほんのりニンニク風味。具無しだが、これはこれで旨い。カクテキも良い具合に浸かっていた。

明洞のり巻 500円

続いて明洞のり巻(ミョンドンキンパ/명동김밥)。実は韓国でも1990年代までは「ノリマキ」と呼んでいたのだが、日帝残滓との批判を受けて「キンパ」という呼び方に切り替えられたそうだ。韓国のキンパは日本ののり巻きよりご飯の層が薄い。またご飯も酢飯ではなく、ごま油や塩で味付けされている。

具だくさんでご飯は少な目

そのキンパが一口大に切り分けられ、切れ端ともども盛り付けられている。玉子焼きにカニカマ、スパム、キュウリ、人参、ホウレンソウなど具沢山だ。韓国海苔もご飯も具も、それぞれに味が付いているので、醤油などはつけなくてもOK。何の癖もなく、普通に美味しい。量は多そうに見えるが、そんなに重くはなくペロリと食べられた。

ラッポッキ 1000円

そして本命のラッポッキ(라볶이)。麺が見当たらないので注文を間違えたかと焦ったが、トックの下にインスタント麺が隠れていた。具は茹で玉子、玉ねぎ、人参、そして薄いさつま揚げのような韓国式の練り物(オデン/오뎅)。仕上げに青ネギが散らしてある。余談になるがインスタント麺をお店の料理に利用するのは韓国だけではない。ハノイでも使われていたし、香港では出前一丁が珍重されている。

縮れ麺にタレが絡んでめっちゃ辛い

味付けは真っ赤な見た目の通り、コチュジャンがベースでかなり辛い。レベルとしては激辛ペヤング並みの辛さだ。しかもインスタント麺が縮れているせいで、タレがめっちゃ絡んでくる。私は辛いものが好きなので、この程度の辛さなら割と平気なのだが、そこに妙な甘さと独特な風味も加わっていたため、正直あまり口に合わなかった。トックの食感なんかは好みなだけにちょっと残念。慣れると美味しく感じるのかなあ。(ソウルで好みの味に出会えましたがそれはまた後日紹介)

韓国式の練りもの=オデンも使われてます

具で使われている韓国式の練り物=オデン(오뎅)は、もちろん日本の「おでん」に由来する。この練り物を串に刺して煮たものが屋台の定番らしい。現地ではトッポッキの残ったタレをキンパにつけて食べるのが定番だそうだ。キンパがそのままで十分美味しかったので、今回は敢えて試すのは止めといたけど、そのうち慣れたらやってみよう。

お会計は1650円。ちょっと割高に感じるが、まあ本場スタイルのキムパ屋ってことで納得しておこう。なお、高円寺店ではバイキング形式で食べ放題のランチを980円で提供しているので、覚えておいて損は無いとおもう。興味のある方は寄ってみてね。

明洞のり巻き

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ハヌリ 新宿 WaMall店 (東京都新宿区)

昨年11月に中野で開催された「anまかないフェス」。その運営に携わった食べあるキングの打ち上げが最終日の夜に行われた。集まったのは韓国料理のハヌリ新宿WaMall店。食べあるキング激辛担当の金成姫さんが、『おしゃれイズム』で小栗旬さんに後述する鍋をオススメした店である。

ハヌリ新宿 WaMall店

くしくもこの日はテレビ東京の「イチゲンさん」という番組で「鍋マニアNo.1決定戦」が放送され、我らがフォーリンデブはっしーさんが出演するとのこと。せっかくなら鍋をつつきながら番組を見ようという話になって、ここが会場に選ばれた。

ちなみにこちらの店名の「ハヌリ(한우리)」は、韓国語で「みんなで一緒に」「互いの違いを尊重しよう」みたいな意味らしい。良い言葉だ。彼の国とは齟齬も多いし、特に最近またゴタゴタしていて、たぶん読者の中にはあれこれコメントしたい方もいるだろうが、当ブログでは「互いの違いを尊重しよう」という姿勢を大切にしたい。

キムチ3種盛り合わせ 880円

さて、この日都合のついた面々があらかた揃ったところで、まずは「まかないフェスお疲れ様でしたー」の乾杯。キムチ3種盛り合わせ(880円)やトマトサラダ(650円)をつつきあいながら、互いの労を労う。私のステージ出演は一度きりだったが、みなさん毎日寒空の中、ほんとお疲れさまでした。

特上ミスジ 1980円

鍋の前に焼肉を、とのことで特上ミスジや上タン、ホルモンなどをまず注文。私のテーブルではスイーツ番長が手ずから焼いてくださった。ありがたやありがたや。どの部位も美味かったが、特にミスジの美味しさたるや、ブログ名を「焼き肉名店探訪録」に替えようか一瞬迷うほど……いや、それは冗談。

ところで「そもそも韓国料理に焼きそばってあるの?」という疑問を持つ方も多かろう。そこで登場するのがチャプチェ(잡채/雜菜)だ。ご存知の方も多いだろうが、チャプチェは春雨を牛肉・野菜などと炒めた韓国の惣菜である。主におかずとして消費されるが、御祝いの席でも欠かせない品らしい。この店のチャプチェもモチモチ歯応えのある春雨が使われていて、後を引く美味しさの品だった。

チャプチェ(春雨と五目野菜炒め) 750円

このチャプチェに使われる春雨を、韓国語で「タンミョン(당면)」と呼ぶ。漢字で書くと「唐麺」なので、やや強引ではあるが麺の一種を炒めたもの=炒麺=焼きそばと解釈することもできるのではなかろうか。ちなみに春雨の原料となる澱粉は、日本だとジャガイモ、中国だと緑豆、韓国ではサツマイモが多いそうだ。

プデチゲ(2人前~) 1人前1400円

そして小栗旬も絶賛したという、噂のプデチゲ(부대찌개/部隊鍋)が登場。在韓米軍が韓国軍に援助した物資を利用したという由来通り、赤ウインナーやハム・スパムなどの肉がふんだんに使われている。さらにたっぷりの野菜と韓国餅=トック(떡)、インスタントラーメンも入って、食べ応えのある鍋に仕上がっている。出汁は牛骨スープがベースで、ほどよい辛さ。酒も進む。

生マッコリもいただきました

酒と言えば韓国料理ということで、もちろんマッコリもいただいた。またワイン担当の瀬川あずささんも参加されていたので、ワインも何本か開けたり。プロの解説を聴きながらいただけるのって素晴らしい。

テレビと本人が共演してる

TVの「鍋マニアNo.1決定戦」ではフォーリンデブはっしーさんが見事優勝! 実はメシコレで仲の良い塩見なゆさんも参戦されていたので、個人的には少し複雑な心境なのだが、とにかくめでたい。食べあるキング餃子担当の塚田さんも同番組で餃子王になったが、それ続く鍋王の誕生だ。ばんざーい。

集合写真で締め!

最後は集合写真をパチリとな。この日の模様ははっしーさん姫さん瀬川あずささんあまいけいきさんも、それぞれブログで記事をアップされているので、良かったらそちらもご一読を。

ところで全く話は変わるが、つい先日の1月11日に韓国のソウルでMetallicaの公演があった。そのオープニングアクトにBABYMETALが抜擢され、実はそれ目的で今週の火曜から今日まで彼の国を訪れている。来週はその旅の予習として、新宿の職安通り近辺で食べ歩いた店を紹介する予定だ。「そもそも韓国料理に焼きそばってあるの?」という疑問に、真正面から対峙してみたので、ご期待あれ!

ハヌリ 新宿

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いいもん倶楽部 (東京都江東区)

最近全然更新していないのだが、実は私、バイクツーリングのブログもやっている。特に林道ツーリングが好きで、全国あちこちの林道を走り回った。それが縁で知り合いも増え、山奥で定期的に集まったりしている。

東陽町 いいもん倶楽部

昨年12月、その仲間内の忘年会で、東陽町にある「いいもん倶楽部」というお好み焼屋さんを訪れた。実はこの店の店長さんが、私のツーリングブログに何度かコメントをいただいたバイク乗り。しかも豪雨とか雪道とか、なかなかマニアックな旅を好まれる方なのだ。

予約名は『林道ヲタク御一行』。嵯峨野コース(3000円)に2時間飲み放題(2000円追加)をつけてみた。席に着くや店長さんに名刺を渡してご挨拶。「あー、やっぱりそうでしたか」なんて会話を交わす。

ビールで乾杯ー

まずはビールでカンパーイ。コースのため、今回も品数が多いので、ざざざーっと写真でご紹介。

お刺身3種盛

先付のお刺身3種盛はマグロ・ブリ・サーモン。後に鉄板焼きが控えているので切り身の数は少な目だが、どれも新鮮でエッジが立っていた。美味しい。

海鮮三種盛り

鉄板焼き五番勝負の先鋒は、エビ・ホタテ・イカの海鮮三種。「塩さん、鉄板で焼くの慣れてるでしょ」「プロに任せよう」と、なぜかこのテーブルでは焼く作業を私が任されてしまった。なんとなく理不尽さを覚える。

イカやホタテは火を通しすぎないのがコツ

まあ、焼いてみるのも何かの役に立つだろう。イカやホタテは火を通しすぎないように。バターは最後の風味づけで使用しよう。(←シャレでは無い)エビは頭に火が通る加減がなかなか難しかった。丸いカバーが欲しくなる。

焼肉(カルビ)

鉄板焼き五番勝負、続いての次鋒は焼肉だ。カルビにタレが絡めてある。

話に夢中になるとすぐ焦げる

これも自分が焼いたが、みんなが話に夢中になってるので、すぐ焦げてしまう。「急いで急いで」「まだ食べないなら、とりあえずお皿に上げといて」なんて急かしたり。

豆腐ステーキ

中堅は豆腐ステーキ。いぶし銀のような渋い品が出てきた。掛けてあるのはゴマ油だったかオリーブオイルだったか、焼いたり飲んだり話したりで忙しく、よく覚えていない。

豆腐ステーキ

「豆腐ステーキっていうと、高山の国八食堂を思い出すね」
「食べた食べた」
「懐かしいねー」

参加者全員、飛騨高山あたりにはやたら詳しいので、豆腐ステーキひとつでそんな話題がでてくるのが面白い。両面をじっくり焼き上げ、美味しくいただいた。

サラダー

サラダや御新香を挟みつつ、酒もガブガブお代わりして……

お好み焼(ミックス天)

鉄板焼き五番勝負、副将はお好み焼きのミックス天だ。これは少し自信がある。底に溜まった生地を掘り起こすようにして、空気を取り込むように全体を混ぜる。生地を鉄板にあける際は、なるべく厚みを持たせて丸く整える。

ミックス天のできあがり

あとはじっくり時間を掛けて慌てず待つのみ。両面が焼きあがったらソースを塗って、青海苔とおかかをトッピングしてできあがり。特に失敗もせず、とりあえずは面目を保つことができた。

焼きそば

そして鉄板焼き五番勝負の大将に控えていたのは焼きそばだった。本来のコースだともんじゃなのだが、リクエストして焼きそばに変更していただいた。

はーい、焼きますよー

焼きそばも当然のように任されてしまった。これまで以上に気合が入るかと思いきや、意外とリラックスして調理開始。どうせ失敗しても酔っ払いしかいないのだ、はっはっは。

麺・肉・野菜を別々に焼き上げます

麺と野菜、肉を分け、それぞれ別々に焼き上げる。麺はじっくり動かさず、焼きあがったら野菜に乗せる。肉は両面に火を通す程度。野菜は火の通りにくいものを優先的に炒めるなどなど、気を遣う点は結構多い。

焼きそば出来上がり!

最終的には全体を混ぜ炒め、添えられてきたソースで味付けし、紅生姜を添えてできあがり。美味しい美味しいと言ってもらえたので、大成功だったことにしておこう。

もんじゃも頼んじゃった

これでコースの鉄板焼きは終了。長い長い五番勝負もようやく終わりを告げた。と思ったら「せっかくだからもんじゃも食べておこう」という話になり追加注文。具材で土手を作って、ビシャビシャの生地を流し込んで、混ぜて広げて。

もんじゃは何処を以って完成と呼ぶのか問題

「もんじゃというと月島が有名だけど、実は町屋なんかの荒川あたりの方が古くて……」なんて話をしているうちに、食べられる状態になった。ハガシで煎餅を作ったりして、みんなでつつく。しかし、もんじゃはどの時点を以って完成と呼ぶのだろう。謎である。

デザートのアイスクリーム

最後はデザートのアイスクリームで絞め。ワイワイ騒ぎ、ガンガン飲んで満足満足。ほかのテーブルも家族連れやカップルで混んでいたので、地元での人気ぶりもうかがえた。今後も林道仲間の飲み会で利用したいなあ。

店長さん、ありがとうございました!! また、冬用装備の話でもしましょう(笑)

いいもん倶楽部

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フィリピン風 居酒屋 カバヤン (東京都板橋区)

今週は昨年いろいろ大勢集まって食べた店を3軒ご紹介します。料理点数が多いので必然的に写真が多く長文になりますけど、ご了承くださいませ。ま、普段ひとりで食べ歩いているので、こういうのもたまにはねってことで。


今回紹介するのは板橋区にあるフィリピン風居酒屋カバヤンというお店だ。場所は東武東上線の上板橋駅と東武練馬の中間あたり。10月下旬、メシコレでおなじみの二代目こうめさんからお誘いいただき、フィリピン料理を食べる会へ参加することとなった。

上板橋 フィリピン風居酒屋 カバヤン

店は日本人のご主人とフィリピン人の奥さんで切り盛りしている。奥さんはマニラからバスで一時間くらいのルソン島出身だそうだ。ちなみに屋号の「カバヤン(Kabayan)」は「同胞」という意味らしい。

サンミゲルで乾杯

参加者10名があらかた集まったところで、まずはフィリピンのビール、サンミゲルで乾杯。あとは金宮をソーダで割って、カラマンシー=シークァーサーを絞ったり、各々好みの酒を頼んだ。

お通しは手羽元のココナッツミルク煮

いろいろ食べたので写真と寸評をざーっと挙げていこう。まずは、お通しの手羽元のココナッツミルク煮。見た目よりも辛く、グリーンカレーのような味わいだ。柔らかく煮込まれていて、とても美味しい。

チッチャロン・バボイ / Chicharon Baboy 500円

チッチャロン・バボイ(Chicharon Baboy/500円)はカリカリに揚げた豚皮。イギリスで食べたポーク・クラックリングと同じものだが、揚げたては風味が段違いだ。ココナッツ・ビネガーをつけるとさらに旨い。

テラピア Pritong Tilapia 800円

テラピア(Pritong Tilapia/800円)は、タイに似た形の淡水魚・ティラピア=イズミダイだ。これも丸ごとカリカリに揚げてある。表面は固いが白身で美味しい。添えられたスイートチリソースも合う。

ルンピア・シャンハイ Lumpiang Shanghai 600円

ルンピア・シャンハイ(Lumpiang Shanghai/600円)は揚げ春巻きのこと。ひとつひとつのサイズが小さくてかわいい。想像通りの外さない味わいだ。それにしても揚げ物が好きなんだなあ。

カレカレ Kare-kare

カレカレ(Kare-kare)は、ハチノスと野菜の煮物。見た目はカレーっぽいけど、ピーナッツバターなどを使っていて、まったく辛くない。見た目と味のギャップが面白い。ちなみに添えられているのはアミを発酵させた塩辛的な食材。混ぜると味に深みが増す。

クリスピー・パタ Crispy Pata 2500円

クリスピー・パタ(Crispy Pata/2500円)。豚のすねをカリカリに揚げたもので、大きな塊で出てくる。北京ダックのように皮を楽しむのがメインで、写真のように捌いてくれるので、スイートチリソースあるいはグレイビーソースのようなたれをつけていただく。期待以上に美味しく、骨に残った肉まで余さず食べた。

ディヌグアン Dinuguan 800円

ディヌグアン(Dinuguan/800円)は豚肉の血の煮込み。レバーペーストのような風味だ。臭みを消すためにスパイスを多用しているかと思ったが、辛さよりも酸味が強い。酢を多用するんだなあ。

バロット Balot

バロット(Balot)。孵化の途中のアヒルの卵を茹でたアレだ。ベトナムで食べたことがあるが、あちらではホビロンという名前だった。店長さんによると、まず尖った方を割って汁をすするそうだ。卵スープのような、貝のスープのような濃厚な味わい。黄身は柔らかく、白身はめっちゃ歯応えがある。黄身とササミとレバーとが混然となったような味わいで、やはり癖はあるが、我々のテーブルでは好評だった。

シシグ Sisig 800円

シシグ(Sisig/800円)。豚のハツ・レバー・バラ肉を刻んで、カリカリに炒めたもの。ユッケのように玉子の黄身が添えられてきた。そのままでもいいが、黄身を混ぜるとさらに旨い。

ビーフンミックス 800円

そしてお待ちかね、フィリピンの焼きそばだ。こちらの店ではオリジナルのビーフンミックス(800円)をいう品を出している。パンシット・ビホン(Pancit bihon)=焼きビーフンと、パンシット・カントン(Pancit canton)=揚げ麺の混ぜ炒めで、ビーフンは新竹米粉を使っている。米粉は戻してから使うが、揚げ麺はそのまま投入し、食材の水分で柔らかくなるらしい。揚げ麺が短いのはそのせいか。

ビーフンと揚げ麺の混ぜ炒め

具は豚肉、エビ、セロリの葉、インゲン、キヌサヤ、人参、モヤシ。味付けはフィリピンの醤油=Marca Pina Soy Sauceがベースとのこと。台湾料理店で出されてもおかしくない味わいなのは、地理的に近いからなのかな。癖のない味わいで好評だった。

カルデレータ Kaldereta 800円

カルデレータ(Kaldereta/800円)。ビーフシチュー、あるいは肉じゃが風の煮込み料理だ。トマトソースっぽくもあり、コクがあってとても旨い。一般的な日本人にも受けそう。

サバヒーのから揚げ Daing na Bangus 800円

サバヒーのから揚げ(Daing na Bangus/800円)。これも白身魚で、カリカリに揚げられている。周りから「アジの開きだ」という声が上がる。実際、アジの開き並みに御飯にあう。懐かしさを感じる美味しさだった。

シニガン・バボイ Sinigang Na Baboy 800円

シニガン・バボイ(Sinigang Na Baboy/800円)。Sinigangはスープ、Baboyは豚肉で豚肉のスープのこと。味付けはかなり酸っぱく、タマリンドを使っているらしい。スペアリブの出汁がよーくでている。御飯にぶっかけるとめちゃ旨い。

終電を見計らって、食いしん坊の呑兵衛たちの集いもお開きに。いやー、食べた食べた、飲んだ飲んだ。フィリピン人はとにかく米を食べるらしく、どの料理もご飯に合う味付けだった。特に最後のシニガンとサバヒーの定食風の組み合わせは参加者から絶賛された。もちろんビーフンミックスも美味しかった。まだ食べてない料理もあるし、再訪必至だなあ。

カバヤンフィリピン風居酒屋

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たぬきや (神奈川県川崎市)

稲田堤の多摩川河畔にたぬきやという休憩処がある。ここで提供している酒肴がなかなか侮れないクォリティで、ロケーションの良さとも相まって千ベロ好きの呑兵衛に人気なのだ。

稲田堤 多摩川河畔 たぬきや

たぬきやを訪れたのは12月中旬、日曜の午後3時過ぎ。先日紹介した聖蹟桜ヶ丘の麺・虎テツから散歩がてら多摩川を歩いてみた。お、今回は営業中の幟が出ている。実はこれまでに2度訪れたことがあるのだが運悪く閉まっていた。4年越しの3度目にして、ようやくの初訪問だ。

たぬきや 店内の様子

店舗は簡素なプレハブ造りで、寒空の河原にポツンと立っている。こう見えて昭和10年創業という老舗らしい。この川とともに80年、最近は川沿いをサイクリングしているチャリダーたちに愛用されているようだ。

時代を経た看板も

入って右手が注文カウンターとその奥に厨房。左側は広めの客席スペースで、テーブルや小上がりが用意されている。寒い日だったが、良く晴れた日曜の午後ということもあって、店内には3組ほどの先客がいた。

たぬきや メニュー

カウンターの向こうから「いらっしゃいませ」と女将さん。品揃えはもう少し下流にあるグランド小池商店とも似ている。メニューをざっと眺めて、生ビール(450円)とおでん(450円)、焼きそば(450円)を注文する。合計1350円也。

生ビール 450円

このお店は基本的にセルフサービスだ。生ビールとおでんをその場で受け取って、空いている席に運ぶ。店内の暗さと外の明るさの加減か、ビールの泡がキラキラと煌めいて美しいー。

おでん 450円

おでんはたぬきやの名物で、なかなか盛り沢山。玉子、昆布、こんにゃく、がんも、ちくわ、さつま揚げ。下には大根も埋まっていた。どの種も出汁がよーく滲みていてビールに合う。アツアツなのがひときわ嬉しい。

焼きそば 450円

そのうち焼きそばも出来上がった。麺は中細の蒸し麺。具は豚肉、キャベツ、モヤシ。青海苔と紅生姜。期待通り、古き良きトラディショナル・スタイルのソース焼きそばだ。

かなり酸味の効いた焼きそばです

味付けはかなり酸味の効いたウスターソースを使用。実はこのくらい酸っぱい焼きそばも、自分の超好みである。ところどころ焦げているのも風味を増してビールが進む。思った以上にボリュームもある。おでんが無くても大丈夫だったかな。

多摩川の流れを眺めながらジョッキを傾け、おでんと焼きそばをのんびりと平らげた。日曜の午後、それも寒い季節の小春日和には理想的な時間の費やし方だ。また散歩がてら寄ってみたいなあ。

たぬきや 稲田堤

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【TV出演】1/6 鹿児島読売テレビ「かごピタ」

テレビ出演のお知らせです。鹿児島読売テレビで金曜の夕方に放送されている情報番組「かごピタ」に、明日1/6、電話インタビューで出演します!

【出演番組】かごピタ@鹿児島読売テレビ
【放映日時】 2017/1/6(金) 15:50~ 19:00
【公式サイト】https://www.kyt-tv.com/program/kagopita/top.php

私は最近の東京の焼きそばブームについてコメントしました。電話の収録はすでに済んでいるので気分的には楽ですねー。

あとは鹿児島の焼きそばをあれこれ紹介されるそうです。どんなお店が紹介されるのか興味津々。やはり鹿児島と言ったらあそこは外せないでしょうねー。

というわけで放送エリアは限られてしまいますけど、視聴可能な方はぜひご覧ください!

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らきいたろう (東京都北区)

今回紹介するのは田端にある居酒屋、らきいたろうさん。メシコレを縁に知り合ったぼさのばさんが愛用する飲み屋さんだ。今年5月に初めてお邪魔させていただいたが、その日はハシゴ酒だったのであまり食べることができず。いつか再訪せねばと思っていた。

田端 居酒屋 らきいたろう

ようやく再訪を果たせたのは半年以上経った12月中旬のこと。近所まで行く用事のついでにフラーっと足を延ばしてみた。前回はぼさのばさんに連れられて来たが、今回は一人。席は空いていたが何となくカウンターの一番奥に腰かける。

半額ビール、ばんざーい

この日は、たまたま休業日の前日ということで生ビールが半額の日だった。ラッキー♪ 店長のマコトさんも私の事を覚えていてくださった。ご無沙汰しちゃってすんません。

いも煮(ハーフ) 480円

店長のご両親は山形県米沢市のご出身で、そのためメニューには玉コンニャクや晩菊・鯉甘煮など、米沢の郷土料理も載っている。この日は日替わりメニューに山形名物の芋煮もあった。米沢のある置賜地方は牛肉を使った醤油仕立てだ。里芋もコンニャクも出汁がよーく滲みていて美味しい。

らきいたろう 日替わりメニュー

ところで5月に私がうかがったのが縁で、こちらでも焼きそばを始めたらしい。それが日替わりメニューの筆頭に載っている、らきい焼きそば(680円)だ。もちろん注文。ビールもお代わり。店もだんだんと混んできた。

フライパンで調理された焼きそばも乙なもの

「調理しているとこ、撮らせてくださーい」とお願いしてパシャッとな。コナモン屋なら鉄板、中華屋なら中華鍋だろうが、こういうフライパンで作る焼きそばも乙なものだ。しばらくして焼きそばを盛り付けたお皿が運ばれてきた。

らきい焼きそば 680円

麺は中太の蒸し麺。谷中のよみせ通りにある大沢製麺所の焼きそば麺を使っているそうだ。具は豚肉とざく切りキャベツ。青海苔をトッピングして紅生姜を添えたオーソドックスなスタイルのソース焼きそばだ。

大沢製麺所の麺にユニオンソース、旨い

味付けはユニオンソースとのこと。中濃ソースにみりんなどをブレンドしているらしい。麺のもっちりした食感とユニオンソースならではの酸味に、ほどよい甘味も加わって酒にめっちゃ合う。シンプルな構成だけど味に深みがあって実にんまい。

オーストラリアから旅行中の青年がカウンターにやってきて、あれこれ会話。まだ焼きそばを食べたことがないとのことで一杯おごった。どうやら気に入ってくれたようで、お礼にTOKYO BLUESというクラフトビールをご馳走してくれた。エールビールだけあって、かなり苦みのある特徴的な味わいだ。こういうやり取りも楽しいなあ。

TOKYO BLUES 1000円

頃合いをみてお会計。料理も雰囲気も私好みの店だった。近所だったらもっとゆっくりできるんだけどなあ。この日はぼさのばさんと出くわさなかったけど、またご一緒させていただこうっと。

らきいたろう

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SAND (東京都中野区)

明けましておめでとうございます。2017年も焼きそば名店探訪録をどうぞよろしくお願いいたします。さて、今週は飲み屋さんの焼きそばを3連発! お屠蘇片手にお読みくださいませ。


家のすぐ近くにSANDという行きつけの店がある。タパスをメインにした多国籍料理を楽しめる、スタイリッシュかつ気安い飲み屋さんだ。カフェバーか、それともバルか、ジャンルの説明が難しい。

野方 SAND

場所は野方駅から見て南側の環七沿い。カウンターが6席ほどとテーブル・ボックス一つずつのこじんまりした店で、秘密の隠れ家的なロフト席もある。常連さんには映画好きが多く、店内のモニターで流れている昔の作品や、封切された新作などを話題に毎夜ワイワイやっている。

店長の貝塚さん

そしてこちらが店長の貝塚さん。常連からは「貝さん」と呼ばれている。「貝さーん、写真撮らせて―」とお願いしたら、なんか渋い顔を作ってくれた。どーも、お世話になっております。あまり誉めるのもなんだが、こう見えて研究熱心で多才な方なのだ。

かつサンド 価格失念

レギュラーメニューでは、SANDの屋号にちなんでか、かつサンドやさばサンドの評判が良い。厚めの揚げたてカツをオリジナルのソースに浸したかつサンドは、つまみにも締めにもいける。グリルしたサバをバケットに挟んだ、さばサンドも旨い。あと、4つほどのタパスを盛り付けたお通しのプレートも楽しみのひとつだ。

SAND 日替わりメニュー

さて、そろそろ本題の焼きそばの話をせねば。今回紹介するのは最近日替わりメニューに定番として載るようになったパクチー焼きそば(550円)だ。私の焼きそば食べたいオーラが効いたのだろうか、わざわざ新メニューを開発してくれたらしい。ありがたやありがたや。

パクチーやきそば 550円

麺は市販の焼きそば用蒸し麺を使用。一緒に炒めてある具は豚肉のみ。そしてトッピングにパクチーどっさり。脇に串切りのレモンが添えてある。ステンレスのお皿も含めて、東南アジアの屋台で出てきそうなビジュアルだ。

シーズニングソースはエスニック風味の麺つゆ的味わい

味付けは刻みニンニクとバターに黒コショウ、そしてシーズニングソースが使われている。シーズニングソースは「ソープーカオ」とも呼ばれるタイ産の調味料だ。ちょっと味見させてもらったが、エスニック風味の麺つゆ的な味わいだった。

濃厚な味わいにパクチーの風味が合います

そのシーズニングソースにバターと豚肉の濃厚さ、パクチーの香りが混然一体となって、後を引く美味しさの焼きそばに仕上がっている。もちろん酒にピッタリ。レモンを絞って、さっぱりさせても旨い。シンプルに見えて奥深い焼きそばである。

レモンでさっぱりさせても旨い

お昼はランチもやっているので、お近くの方はぜひ一度、いえ三度(サンド)はお寄りを。いつものことながら馴染みの店を紹介するのはなんとなく照れ臭いが、楽しい店ですよー。

SAND

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尚ちゃんラーメン (東京都中野区)

これが今年最後の記事となります。第四次焼きそばブームと呼ばれた2016年ですが、特に振り返ることもせず……すんません、基本的に怠惰な人間なのです(笑)。それでは皆様、良いお年をー!


12月某日。東京餃子通信の塚田さんからお誘いいただき、餃子界隈、略して餃界の方々と4人で中野近辺を飲み歩きした。その一軒目に寄ったのがこちら、中野区本町にある尚ちゃんラーメンだ。

中野区本町 尚ちゃんラーメン

事前の情報によると、定食のボリュームに定評があるだけでなく、芸能人も多く来店する店らしい。特に料理芸人として知られるツインクルのクック井上。さんが、ここの餃子を一押ししており、餃界的には注目の店なのだそうだ。

黄色い看板は町中華の目印

訪れたのは平日の19時半過ぎ。地下鉄丸の内線の新中野駅で塚田さんと待ちあわせ、徒歩で中野通りを南下する。町中華の目印、黄色い看板を見つけて早速入店。参加者の残りのお二人は既に中で待っていた。普段はもっと混んでいるらしいのだが、たまたま運よく4人掛けテーブルに着席できた。

尚ちゃんラーメン メニュー

メニューは麺類と定食が中心だ。餃子は焼きとスープが、焼きそばは醤油味と五目、五目硬焼きがある。どれも手ごろな値段である。ちなみに定食のボリュームは凄まじいらしく、注文する際は注意した方が良いそうだ。

瓶ビール(450円)

まずはビールで乾杯。瓶ビール(450円)はサッポロラガーと黒ラベルがあり、今回は黒ラベルをいただいた。乾燥した空気で喉が渇いていたので、いつもに増して美味しく感じる。

餃子(6個・400円) x 2人前

先に注文済みの餃子(6個・400円)は、2人前が一皿にドーンと盛られて運ばれてきた。食欲をそそる焼き色だ。さっそくパクリ。旨い。適度な脂っこさと餡の塩梅がちょうどよい。

皮の包み方や餡の材料など、私も気にするようになってきた

餃界の3人は皮の厚さや包み方、焼き上げの程度、餡の材料などを分析している。その辺りを考慮して、タレの配合を好みで調整するらしい。なるほど、勉強になるなあ。実は私も最近、餃子のあれこれを気にするようになってしまった。塚田さんの影響が大きい。恐るべし、餃子王。

やきそば(醤油味) 750円

続いて焼きそば(醤油味・750円)。麺は中細。恐らくラーメンと同じ麺を茹で上げたもので、割と柔らか目だ。具は豚肉、キャベツ、モヤシ、玉葱、人参、木耳、ニラ。具沢山でなかなか食べ応えがある。

野菜炒め+麺の王道中華焼きそば

味付けはメニューに書いてある通りの醤油味。そこに黒胡椒が効かせてある。野菜の水分でウェットな仕上がりだ。野菜炒めに麺が入っているタイプで、町中華の王道スタイルと言えよう。ビールが進む。たぶんご飯にも合いそう。

塚田さん含め、みなさん食にとても詳しい方々ばかりで、餃子や焼きそば以外の話もめっちゃ面白かった。この後、中野駅方面に移動して、「手延べ餃子BAR Wing Village」「やきそば処 小出屋(最近、テイクアウト店に立ち飲みスペースができた!)」「バー ブリック(BRICK)」と梯子酒。終電ギリギリまで楽しんで、最後はすっかりベロベロになった。

いやー、専門知識の深い方々の話は本当に面白いなー。塚田さん、ご一緒してくださった皆さん、ありがとー!!

尚チャンラーメン

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味の兆楽 (東京都渋谷区)

今年はあれこれメディアへ露出されていただいた。その中の某番組の収録の帰り道、担当のディレクターさんに誘われて訪れたのが、渋谷の老舗中華屋・味の兆楽だ。

渋谷センター街 味の兆楽

場所はセンター街のド真ん中、井ノ頭通りの三叉路、宇田川交番の裏手だ。センター街を何度か訪れた人なら、場違いな中華屋に見覚えがあるかも知れない。そのディレクターさんが普段から愛用しているそうで、私も前々から気になっていた店である。

味の兆楽 店内の様子

訪れたのは、とある平日の20時半ごろ。客席は厨房を囲むL字カウンターが15席ほどと、4人掛けのテーブルが2卓。席はほとんど埋まっていて、カウンターに辛うじて2人並んで座ることができた。

味の兆楽 メニュー

メニューは定食と丼物、麺類がメイン。まずは瓶ビール(500円)でお疲れ様の乾杯だ。生ビールもあったが、こういう店には瓶が似合う。ちなみに銘柄はキリン一番搾りで、東京限定ラベルだった。

瓶ビール 500円

「やっぱり焼きそばですよね!」と、勧められるままに焼きそば(650円)を注文。味付けはソースと正油が選べ、ソースを指定した。

焼きそば(ソース) 650円

麺は中細の茹で麺。恐らくラーメンの麺を流用しているのだろう。わざと切るように炒めたのか、一本一本が短い。具はキャベツ・モヤシ・人参など、野菜が中心だ。

中華風のソース焼きそばも美味しいものです

野菜を炒め、茹で上げた麺を入れ、味を調えてソースで仕上げ……。オーソドックスなソース焼きそばなのだが、町中華のソース焼きそばはコナモン屋のそれとは微妙に違っていて、野菜炒め風にしっとりした品が多いのが面白い。

「もひとつ焼きそば食べましょうか」
「いやー、焼きそば以外でもいいですよ」
「いえいえ、せっかくですから(笑)」
「じゃあ、ルース焼きそば(750円)いきますか」

ルース焼きそば 750円

「ルース」はベーブルースでもフットルースでもなく、「青椒肉絲(チンジャオロースー)」の「肉絲」のこと。細く切った豚肉・ピーマン・筍を甘辛く炒め、片栗粉でとろみをつけた餡が焼きそばに掛かっている。

濃厚な甘辛の味付けが美味い

麺は先ほどと同じだが、しっかり焼かれたところに濃厚な餡が絡んで、実に美味しい。豚肉や筍の歯応えと甘辛い味付けにビールが進む。2皿ともいかにも町中華というジャンクな味わいだが、これが本来、労働者や学生が空腹を満たし、スタミナを付けるために求められてきた品々なのだ。

そんな焼きそばを前に、美味しさと言う評価軸だけでは見逃してしまいがちな焼きそばの魅力について、ディレクターさんに熱く語ってお会計。以前紹介した後楽本舗ともども、この渋谷の活力源として、末永く残って欲しい町中華である。

兆楽

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