レストラン 吉甚 (東京都港区)

イワシとかハムカツとか乗っている焼きそばがあるのなら、ステーキが乗っている焼きそばだって、あるんじゃないか? そう考えて探してみたら、芝浦にあるレストラン吉甚(よしじん)という店を見つけた。ここにそのものズバリ、ステーキ焼きそばなる品があるらしい。

港区芝浦 レストラン 吉甚(よしじん)

1月中旬の金曜日。仕事を終えて職場の同僚と訪問。場所はJR田町駅の南側。西口側からのアプローチだと第一京浜・札の辻交差点から南の陸橋へと進み、藻塩橋で新芝運河を渡る。サイゼリアの先、旧海岸通りの手前に目的の看板を見つけた。

レストラン 吉甚 店内の様子

ガラスケースにはワインボトルが並んでいる。雑居ビルの中二階に渋いドアがあった。フロアは広く、古き良き洋食屋さんという趣。ネットの口コミによると昭和38年創業だとか(異説もあるらしいが未確認)。テーブルが多数並んでいるが前客は一組だけで思ったより空いている。あとから一組やってきた。

2人以上ならクーポンでデキャンタワインが

テーブルに着席して、まずはWEBで入手できるクーポンを見せた。2人以上だとこのクーポンでワインのデキャンタがサービスしてもらえるらしい。白か赤かを訊かれ、赤を指定。期待以上の量が運ばれてきた。さっきのサイゼリアへの対抗だろうか。この量を無料サービスされると、かえって恐縮してしまう私である。

レストラン 吉甚 メニューの一部

さて、注文。目的の品、ステーキ焼きそば以外がなかなか決まらない。洋食メインなのだがバラエティに富んだ品揃えで、ついつい目移りしてしまう。同行者とあーだこーだ悩みながら、サーロインのペッパーステーキとコンビネーションサラダに落ち着いた。お通しのきんぴらごぼう(200円)をつまみながら待つ。

サーロインのペッパーステーキ 1080円

最初に運ばれてきたのはサーロインのペッパーステーキ(1080円)。「え、1000円ちょっとでこんなちゃんとしたステーキが来るの?」とパッと見で驚き。大きな一枚肉のサーロインステーキが、熱々のプレートに切り分けて盛り付けられている。奇をてらわない昭和チックな王道ステーキだ。

焼き加減も上々

牛肉の両面はしっかり焼かれているが、芯はちゃんと赤いまま。焼き加減も上々だ。味付けはシンプルに塩とブラックペッパー。上に乗っているガーリックバターも、フライドポテト・いんげん豆・人参グラッセという定番の付け合せも、いかにも老舗洋食店という味わいで嬉しい。

コンビネーションサラダ 480円

続いてコンビネーションサラダ(480円)が登場。何がどうコンビネーションなのか謎だったが、「盛り合わせ」程度のニュアンスなのだろう。葉物野菜が高騰している昨今、この値段でこれだけ盛ってくれているのは実にありがたい。個人的には白アスパラが印象に残った。

ステーキ焼きソバ 790円

そしてお待ちかね、真打ち登場。なぜか「ソバ」だけカタカナの、ステーキ焼きソバ(790円)がやってきた。メニュー名の通り、ソース焼きそばにステーキがドーンと乗っている。これもインパクト大のビジュアルだ。紅生姜が添えられているのが微笑ましい。

ステーキと焼きそばという組み合わせの妙

さすがに肉はちょっと薄めだが、それでも食べごたえ十分。焼きそばは蒸した中細の中華麺とキャベツ・もやし・人参・玉ねぎを炒めて、ソースで味付けしたオーソドックスな品。これにステーキを載せるという発想が実に面白い。これが790円って価格にも感心してしまう。一人ならこれとビールだけでも充分満足できそうだ。

ミートソースとキノコのとうふグラタン 530円

さらにもう一品、ミートソースとキノコのとうふグラタン(530円)を追加。滑らかな絹ごし豆腐を、濃厚なミートソースとキノコ、とろとろのチーズが包み込んだ熱々の品。これも値段に釣り合わないほどボリューミーだった。

お会計は3280円。1人換算だと1600円ちょっと。クーポンを使ったせいもあるけど、あれだけ飲んで食べてこの価格ってのは、申し訳なくほどだった。レストランというよりは普段飲みにも使えそうな、穴場の洋食屋さん。こういうお店は大好きなので、また機会があれば利用したい。

タグ , , , コメントを見る

【お知らせ】週刊FLASHの記事がWEBで公開

光文社「週刊FLASH」(昨年12月5日発売)に掲載された『焼きそば革命100年史』という3ページの記事が、WEBサイト「Smart FLASH」で公開されました。

焼きそば革命100年史(1)戦後闇市からお茶の間へ普及するまで
https://smart-flash.jp/lifemoney/32345

焼きそば革命100年史(2)ご当地焼きそばが席巻した2006年以降
https://smart-flash.jp/lifemoney/32397

焼きそば革命100年史(3)次世代の新しい味覚が爆誕中
https://smart-flash.jp/lifemoney/32426

力を入れて書いた記事が、こうやってWEBで読めるようになるってのは嬉しいですね。読みそびれた方はぜひどうぞ!

コメントを見る

【Retty】もえあずちゃんと餃子の王将で食べ飲み放題

Rettyグルメニュースに新しい記事を寄稿させていただきました! 今回は焼きそばではなく餃子でーす。

大食いアイドル・もえあずが挑戦!餃子の王将「食べ飲み放題プラン」が神がかったコスパだぞーッ!

人気の大食いアイドル、もえあずちゃんと餃子の王将で食べ放題・飲み放題にいってきました。ぜひご一読くださいませ~。

コメントを見る

楽喜亭 (東京都港区)

「大盛ですか? うちは並でも量が多いけど大丈夫?」

三田 楽喜亭

「楽喜」と書いて「ラッキー」と読む、三田の路地裏にある楽喜亭。量が多めなのは確かだが、決して爆盛り系の店ではない。ランチどきは近隣のサラリーマンの客でにぎわう庶民派の大衆中華だ。「こんな場所にあるの?」というロケーション、そして平日のランチ営業のみという点がちょっと特殊な店である。

楽喜亭 店内の様子

楽喜亭を訪れるのは、これが3回目だった。人気はラーメン類とカレーライス、そしてソース焼きそばだ。ソース焼きそばはチキンカツ・ポテトコロッケ・ハムかつなどのオプションも選べる。

楽喜亭 焼きそばメニュー

ちなみに前回はソース焼きそばポテトコロッケのせ(750円)を食べた。ホクホク揚げたての熱々コロッケで、ジャガイモの優しい味わいがソースになじんで美味しかったことを覚えている。その時のボリュームが印象に残っていて、大盛はどの程度のものか試してみたくなったのだ。

ソース焼きそばポテトコロッケのせ 750円

「前にも来たことあるのね。なら出すけど、無理しないでね」

ホール担当のお姉さんとそんなやり取りを経て注文した、ソース焼きそばハムかつ大盛(900円)。大盛は並盛の150円増し。前回訪問時のお皿と色は似ているが、より深みのある器に盛られてきた。ここの焼きそばは味噌汁もついてくるのが地味に嬉しい。

ソース焼きそばハムかつ大盛 900円

麺は細麺でやわやわ。浅く蒸した麺を湯がいて使うとか、そんな印象。マルちゃん焼そばに換算すると4玉分くらいの量だろうか。味わいは全く異なるが、五反田の梅林を思い出すボリューム感。具は豚肉、キャベツ、モヤシ。キャベツの千切りとハムかつ、刻み海苔に紅生姜がトッピングされている。

深みのあるお皿に盛られてきました

味付けはさっぱりめのソース味。小学生のころに土曜の昼ごはんで食べたような、ごく家庭的な味わいだ。前回座った席からちょうどソースのボトルが見えたのだが、どうやらブルドックの焼きそばソースを使っているらしい。肩ひじ張らない感じが店の雰囲気にあっていて良い。

ハムかつにはソースをたっぷりと

千切りキャベツとハムかつには卓上のソースをたっぷり掛けよう。揚げたてのハムカツはカリカリ、サクサク。チキンカツやポテトコロッケもいいけど、クリスピーな薄いハムかつがこの焼きそばにはピッタリだ。味噌汁は白味噌。豆腐とわかめのオーソドックスな品。どこまでも自然体を貫いている。

大盛をなんとか完食

出されたときはちょっと不安だったけど、なんとか完食。店員さんの静止を振り切って注文したのは神楽坂飯店以来だが、無事に平らげることができた。すっかり満腹で午後の仕事は睡魔との闘いになりそうだ。以前、あんかけラーメンを食べたけど、ほかのラーメンやカレーライスも美味しそうだった。次はそれらを食べてみようっと。

楽喜亭

タグ , , , コメントを見る

やきそばる (東京都豊島区)

Vinok(ヴィーノック)の店長が最近始めたという焼きそば専門店は東池袋にあった。屋号は「やきそばる」。2018年の1月中旬にグランドオープンを予定していて、それまではランチ営業のみのプレオープン期間とのこと。

東池袋 やきそばる(プレオープン)

訪問したのは12月下旬の土曜日。東急ハンズの手前を右に入った、蒙古タンメン中本やGOGOカレーなどがある脇道に目的の店はあった。プレオープンということで、ちゃんとした看板もなく、ひっそりと黒板を出している。

やきそばる ランチメニュー

まずは店主の奥村さんにご挨拶。注文は食券制。メニューはソースやきそばとサカナ塩やきそばの2品のみ。Vinokのサカナソバと比較するため、サカナ塩やきそば(パクチー入り)の並盛(950円)を購入。追加トッピングはやめといた。

やきそばる 店内の様子

客席はカウンターのみで6席ほど。ここはもともとは五坪というカレー屋で、厨房とカウンターが逆の配置だったとのこと。完全に改装しての創業と知って、気合の入り具合を感じた。

自家蒸し麺を見せていただきました

麺は茶色未を帯びた自家製生蒸麺。豚肉とモヤシを鉄板で焼き、茹で上げた麺を併せて炒める。トマトを投入し、味付けして混ぜ炒め。盛り付けてできあがり。スープも出してくれた。やはり魚が一尾丸ごとトッピングされているってのは、インパクトあるなー。

サカナ塩やきそば(並盛) 950円

Vinokは茹で麺でかなりのコシがあったが、こちらの蒸し麺はそれを上回るバキバキの歯応え。この独特な食味を出したくて、生麺で仕入れて自家蒸しにしているそうだ。いやあ、手間が掛かるだろうなあ。それを調理前に茹でる点も面白い。今後、蒸し麺の食味が再評価される予感がする。

イワシのコンフィが丸ごと乗ってます

具や味付けは基本的にVinokのサカナソバと同じ。スパイシーでエスニック風味。スライスのアーモンドが砕いたナッツに代わっているくらいか。トマトとパクチーがパッタイのような味わいをもたらしている。

バキバキ歯応えの蒸し麺

そしてマイワシのコンフィだ。イワシを油で煮てあるので、オイルサーディンとも呼べる。食べ応えがあるうえ、焼きそばのスパイシーな味付けに妙に合うのだ。香辛料が生臭さを上手いことまとめあげて、旨味に昇華している。

オイルサーディンがスパイシーな焼きそばに合う

麺の量は並盛で150g。ランチにはピッタリの量だった。Vinokと同じく基本的にイワシを使うが、仕入れや旬に応じて別の魚を使うこともあるとのこと。限定メニューのようで面白い。どんな魚が出されるのか、楽しみだ。

店長の奥村さんによると、グランドオープン後は夜も営業する予定で、焼きそばも提供するバルになるらしい。いまは土日も営業しているが、プレオープンでの客の入りを見て定休日を決める予定だそうだ。なお、ソース焼きそばはオイスターソースが味付けのベースで、サカナ塩やきそばとは全く異なる味だそう。確かめに再訪しなきゃだな。

タグ , , , コメントを見る

【TV出演】1/5 TBS系『Nスタ』

テレビ出演のお知らせです! TBS系で1/5(金)に放送される『Nスタ』にて、18:15くらいからの特集コーナーに出演します! お節料理にもそろそろ飽きる頃でしょう。今週末は専門店の焼きそばなんて、いかがです?

TBS Nスタ

【出演番組】Nスタ@TBS系
【放映日時】 2018/1/5(金) 15:49~
【出演時間】18:15くらいからの予定
【公式サイト】http://www.tbs.co.jp/n-st/

報道番組内での特集コーナーなので当日の状況によって放送日時などは変更される場合があります。その点、ご了承下さい。

コメントを見る

Vinok(ヴィーノック) (東京都渋谷区)

2018年、あけましておめでとうございます。当ブログについてのお知らせがありますので、未読の方はお読みください。では今年最初の焼きそば! 行ってみましょうー!


渋谷の東急百貨店本店から神山町・富ヶ谷を経て小田急線の代々木八幡駅へと至るエリアが、最近は「奥渋谷」略して「オクシブ」と呼ばれているとかいないとか。落ち着いたデートスポットとして注目を集めていると言うが、焼きそば好きのおっさんには全く縁がない。

代々木八幡 バル Vinok

しかし、超個性的な焼きそばがこの界隈で提供されていると聞いたら、話は別だ。その店はナチュラルワインを売りにしているバル、Vinok(ヴィーノック)。オープンは2017年4月20日というから、今年……いや、もう昨年の春か。師走某日にワイン好きの友達を誘って、訪ねてみた。

Vinok 店内の様子

店舗は地下鉄代々木公園駅からほど近いビルの2階にある。突き当りが厨房になっていて、客席はテーブルが5卓。奥の左手には2席ほどのカウンターもあり。年末のせいか、団体客もいて満席。店内は随分と賑やかだ。予約しておいてよかった。

ハートランド 750円

友達から「少し遅れる」との連絡があり。2人掛けテーブルに腰掛け、とりあえずハートランド(750円)を注文して待つ。ついでになにか軽いつまみが欲しい。フードメニューをざっと眺める。軽いおつまみは下の方に固まっていた。

Vinok フードメニュー

「一番下のを注文しようと思うですが、量はどのくらいですか?」
「このくらいのサイズで、お連れ様を待つのにちょうど良いかと思います」

受け応えが素晴らしい。この日は満席のためホール担当の女性はとても忙しそうだったが、接客を精一杯頑張ってらっしゃった。

ゴルゴンゾーラと蜂蜜ナッツ 500円

注文したゴルゴンゾーラと蜂蜜ナッツ(500円)が運ばれてきたのは、ちょうど友達が到着したタイミングだった。ねっとりした甘さのナッツが癖のある味わいのチーズと相まって、ハートランドにも、友達が頼んだ白ワイン(700円)にも合う。これはこれで良いおつまみ。

わさび菜とケールのサラダ プロシュート乗せ 1200円

前菜は、わさび菜とケールのサラダ、プロシュート乗せ(1200円)。トッピングされたクルミと粉チーズをしっかり和えて頬張る。瑞々しい葉野菜の清涼感とプロシュートの塩っ気、旨味。素直に美味しいサラダだ。ビール・白ワインを一杯ずつ空けたところで、赤ワインのボトルを注文。産地・品種・銘柄は忘れた。ワインに力を入れているお店なんだけど、ごめんなさいね。

フロマージュ・ド・テッド(豚タンと豚足の煮こごり) 800円

前菜をもう一品、フロマージュ・ド・テッド(800円)。「豚タンと豚足の煮こごり」という説明書きが添えてあり、テリーヌ型を用いて四角く整形されている料理だ。本体に味があまりついていないので、上に掛けられたオニオン主体のソースと一緒に頬張る。コリコリ&プルプルした食感が楽しい。

豚肩ロースとリンゴのロースト 1800円

メインディッシュは豚肩ロースとリンゴのロースト(1800円)。「ロースと」「ロースト」は洒落なのか。柔らかい豚肉とワインビネガーを使った酸味のあるソースを、焼きリンゴの濃厚な甘さが受け止める。粒マスタードのプチプチした食感とスパイシーな味わいも、とても良い。ワインが進む。

サカナソバ 1200円

〆はサカナソバ(1200円)。この焼きそばが目的でやってきたのだが、噂通り、強烈なインパクトのヴィジュアルだ。料理名の通り、焼きそばに魚が丸ごと乗っている。「なんじゃこりゃ!?」感に満ちていて、シンプルに面白い。この日はマイワシだったが、時期によっては違う魚を使うこともあるとのこと。

なんともインパクトのある盛り付け

麺は生麺を茹で上げたモチモチの角太麺。かなりコシが強い。もともと自家製麺を使っていたが、今は製麺所に委託しているそうだ。豚肉、モヤシ、トマトと一緒に炒めてあり、アーモンドスライス、パクチー、イワシがトッピングされ、串切りのレモンが添えられている。味付けはスパイシーな自家製ソースで、盛り付けも含めてエスニック風味に仕上げてある。

イワシのコンフィ、柔らかいです

マイワシは、肉や魚を油でじっくり煮こんだ「コンフィ」と呼ばれる料理法で調理されていた。イワシなので、むしろオイルサーディンと言った方が、通りが良いか。表面は軽くソテーしてあるのかな。とても柔らかく、頭や骨も違和感なく食べられる。単体だと青魚特有の主張の強い味わいだが、麺と一緒に頬張ると、スパイスやパクチーがそれを上手に緩和してくれる。イワシとトマトってのも鉄板の組み合わせだ。豚肉に魚介系の旨味がプラスされ、食感のコントラストも楽しい。

イワシと麺を一緒に頬張るのが美味い

視覚だけでなく、きちんと味覚も満たしてくれる一皿だった。ボリュームもそれなりにあるので、これをメインにコースを組み立てるのも良さそうだ。ボトルを空けてからさらに少し飲んで、お会計は一人当たり約7000円だった。帰り際、オーナーシェフの奥村氏に軽くご挨拶させていただいた。

「実は私、焼きそばを食べあるいてて……」
「へー、そうなんですか! 実は1週間くらい前から、ほかに焼きそば専門店も始めたんですよ」
「え? えええっ!?」

なんとなんと、新たな焼きそば専門店ですとっ!? 後日、そちらを早速訪れてみた。次回に続くーっ!!

Vinok

タグ , , , , コメントを見る

【お知らせ】ブログを毎週月曜更新に変更します

あけましておめでとうございます。新年早々ですけど焼きそば名店探訪録について、お知らせがあります。

これまで週3回ブログを更新していましたが、それを週1回にしようと思います。

ブログを開始した当初は、週3回がちょうど良いペースだったのですが、最近はメディア出演や原稿依頼なども増え、当時と比べて余暇が減ってしまいました。その状況でブログの更新ペースを優先することで、家事など雑事がおろそかになりまして。段々と私個人の日常生活が破たんしつつあり、こりゃいかんなと。それに加え。今年から本業のシステム・エンジニアの方でも労働環境が一変する予定でして、さらに自由になる時間が限られてしまいます。

正直なところ、1000軒目を区切りにしばらくブログ更新を止めることも検討したのですが、楽しみにしてくださる方々も少なからずおりますので、細々とでも更新しようという結論に至りました。そんなわけでしばらくは毎週月曜に更新する形で続けようと思います。

恐縮ですけど、読者の皆様におかれましては、事情をご理解賜りたく。今後ともどうぞご贔屓のほど、よろしくお願い申し上げます。

コメントを見る

へんくつや 流川店 (広島県広島市)

本年、最後の記事になります。皆様、良いお年を!


広島滞在2日目の夜。行こうと思っていたお好み焼き店は、ライブを終えたBABYMETALファンで満席だった。「どうしたものかね」と同行の友人と近所を歩いて見つけたのが、へんくつや流川店だ。お好み村の近くに本店がある有名店で、屋号には聞き覚えがあった。

広島市 へんくつや 流川店

20時近くで空腹も限界だったので、こちらに入店。店は奥に細長い造りで、客席はカウンターのみ。全て鉄板に面している。入店時は割と空いていたが、後から何組か入ってきた。しかも来る客、来る客、黒いTシャツで一目瞭然。ここもみんなBABYMETALファンだ。経済効果、凄そう。

厨房の上に掲げられているメニューには、ずらっとお好み焼きが並んでいる。軽いおつまみがあれば少し飲んでからと思っていたのだが、その期待は外れた。ま、お好み焼き店なんだから、そりゃそうだわな。

へんくつや 流川店 メニュー

私が注文したのは生ビール(500円)とイカ・エビ・肉玉入りのスペシャルそば(1100円)、ネギ掛けトッピング。友達はスペシャルのうどんをお願いしていた。ジョッキを煽りつつ、お好み焼きの出来上がってゆく様を眺める。こんな肴も良い。

丸く伸ばした生地に具をのせていきます

鉄板に生地を丸く伸ばし、キャベツ、モヤシと乗せ、溶けたラードを軽く注ぐ。真ん中にくぼみを作り、生エビ・生イカを入れ、天カス、豚肉で蓋をする。頃合いを見てひっくり返す。

炒めた麺に本体を合体

そばは中華麺をざっとお湯で茹でる。一方、うどんはあらじめ茹でられたうどん玉を使っていた。鉄板に乗せ油をかけ、箸でほぐして炒める。ある程度炒めたところで、生地やキャベツの本体を麺の上に乗せる。

玉子を薄く伸ばしてます

麺の横に玉子を落とし、コテで薄く丸く広げて焼き上げる。本体を乗せ、ひっくり返して玉子を上面にして、ソースを塗る。ネギをドバっと掛けて出来上がり。一連のテキパキした手順に見とれてしまった。

スペシャルそば(1100円)+ネギ掛け

麺は中細でほどよい焦げ具合。キャベツは1㎝弱の幅の短冊切りで、たっぷりと使われていた。その割に全体は薄い仕上がりなので一体感がある。イカ、エビは蒸されていて柔らかい。魚介を直接鉄板で焼くのではなく、こういう加熱方法もあるんだなあ。

お好み焼一枚で多様な食感と味わいが

カリッとした豚肉にシャキシャキの青ネギ。たった一枚で多様な食感と味わいが楽しめるのが、お好み焼きの素晴らしさだろう。追加用のソースを出してくれるのもプラスポイントだ。マヨネーズが見当たらないのは、こちらのこだわりなんだろうな。スペシャルだとイカ天が入らない点は見逃していた。もし次に来るなら、イカ天肉玉そばにしようっと。

野菜や魚介など素材の味を活かしてます

今回の広島旅での焼きそば・お好み焼めぐりは以上。同行者にあれこれ楽しんでもらうことを優先して、コナモンは控えめにしておいたのだ。2日目の日中は呉を訪れて大和ミュージアム呉冷麺を堪能。3日目は宮島へ行ってあなごめしを食べ、厳島神社を観光してから東京へ帰還した。

この間、どこへ行ってもBABYMETALファンだらけなのが印象的だった。振り返ってみるとこの一年、BABYMETALがきっかけであちこち行ったなあ。韓国ロサンゼルス関西へは2回、そして広島。来年はニューヨークあたりで単独アリーナ公演やって欲しいなあ。

へんくつや 流川店

タグ , , , コメントを見る

ツバイG線 (広島県広島市)

友人と2人での広島旅。前回紹介したお好み焼・みつでランチを取ったあとは、原爆ドームや広島平和記念資料館を見学。それを終えてもホテルのチェックインの時間まで少し余裕があったので、お茶でも飲もうとスマフォで手近な喫茶店を探してみた。

広島市 喫茶店 ツバイG線

選んだのは1967年(昭和42年)創業の老舗喫茶店、ツバイG線。場所は原爆ドームの東に延びる脇道沿いにある。土曜の15時過ぎという中途半端な時間でも混雑していて、入店を断られるグループもいた。人気店なんだなあ。

ツバイG線 店内の様子

珈琲はサイフォン式で入れる本格派だ。老舗に相応しい落ち着いた雰囲気だが、格式張ってないのが良い。ちょうどおやつの時間で小腹も空いてきた頃合いでもある。夕食はBABYMETALのライブ後の予定なので、ここで何か食べておこうと2人でメニューを物色する。

ツバイG線 スパゲティメニュー

その中のスパゲティの欄に「お好み焼風スパゲティ(広島風) 880円」なる文字を見つけてしまった。老舗の喫茶店でもお好み焼き推しなのか、広島よ。好奇心に駆られて、つい注文してしまったではないか。

お好み焼風スパゲティ(広島風) 880円

「アルデンテよりはもう少し茹でました」というモチモチ感のスパゲティ。薄切りの豚肉、キャベツ、玉ねぎ、シメジと炒めてあって、温泉卵と刻み海苔がトッピングされている。前菜にサラダも出された。

モチモチのスパゲティに甘口ソース味

味付けはお好み焼き用の甘口ソースだ。麺に焼き目は無いが、野菜がところどころ焦げている。温泉卵の黄身を崩してパスタに絡めると風味が増す。海苔の香りも良い。先月、沼津の珈琲屋ぼあで食べた焼きそば風スパゲティを紹介したけど、あちらはもっとスパイシーで酸味が強かった。見た目は似ているが、ソースの味わいが全く異なるのが面白い。

玉子を崩して絡めても美味しい

これを焼きそばと見做すか、あるいは「お好み焼風スパゲティ」と呼べるかは微妙なところだが、味は全く悪く無い。ソース味のナポリタンと考えれば大体合っている。これはこれであり。ソースの使い道の可能性と、広島市民のお好み焼き愛を感じる一皿だった。

メープルワッフルセット 750円

友達が頼んだメープルワッフルセット(750円)も美味しそう。まあ、15時に注文するなら、普通はこっちだよなあ。メープルの代わりにお好み焼きソースを使ったワッフルのセットも探してみたが、さすがに無かった。残念。

サイフォン式の本格コーヒー

食後はサイフォンで淹れたホットコーヒーでまったりと。サラダ・飲み物付きだったので、会計はそのまま880円で済んだ。広島市街の観光で歩き疲れたときにはピッタリのロケーション。モーニングセットも人気らしいので、いつか機会があれば朝に来てみたいなあ。

ツバイG線

タグ , , , コメントを見る