マカン (東京都千代田区)

前回・前々回と、中国のシンガポール風焼きビーフンインドのシンガポール・ヌードルを紹介した。どちらもカレー風味のスパイシーな品だったが、本場のシンガポールではどうなのか? なんとなく予想が付くかも知れないが、シンガポール料理店で確かめてみた。

神保町 シンガポール料理 マカン

訪れたのは神保町にあるシンガポール料理店、マカン。岩波ホールの裏手、タイ料理店・メナムのほとりの2階に店舗はある。ちなみに両店とも経営母体は同じ西インド会社。世界史の教科書に出てきそうな社名である。

階段を登って2階の店舗へ

階段を登って店内へ。入って左側が厨房、右側の手前に会計カウンター、その奥が客席フロアになっている。平日の20時で、7~8卓のテーブルは7割くらいが埋まっていた。「一人です」と告げ、入り口に近い2人掛けテーブルへと促されて着席。

マカン 麺類メニュー

さてメニュー。麺類はラクサにホッケンミー、クィッティオ(チャークイティアオ)やミーゴレンなど、シンガポール料理店でおなじみのものがズラリと並んでる。その中にあったあった、ありました。シンガポール・フライド・ミー・ホン(シンガポール風焼きビーフン/800円)。それだけでは寂しいので、炒め物から一品。ドリンクはワイン飲み放題に惹かれつつ、タイガービールを注文。

タイガービール 650円

すぐにタイガービールの瓶と、お馴染みのロゴ入りロングタンブラーが運ばれてきた。「瓶を少し傾けて注いでください」と言われた通りに注いでみるが、微妙に入り切らず。うーん、なかなか難しいものだな。相変わらずスッキリした飲み口だ。落ち着く。

小イカのチリ炒め(激辛) 560円

炒め物は小イカのチリ炒め(560円)。小型のモンゴウイカとワタ(内臓)、大きな唐辛子を炒めてある。唐辛子はプリック・チー・ファー・デーン(Prik Chee Fah Daeng)という種類らしい。メニューに激辛と書いてあったが、唐辛子は種が抜いてあって、ほどよい辛さだ。イカは柔らかく、ワタのおかげでとても深みのある味わいだ。注文して正解だった。

シンガポール フライド ミー ホン 800円

そしてシンガポール・フライド・ミー・ホンが、バナナリーフを模した皿に載せて運ばれてきた。ミー・ホンは米粉(ビーフン)のこと。その名の通り、麺はもちろん極細ビーフンが使われている。ただ、全体の色があまりに黒いので、一瞬、チャプチェのような春雨ではと思ってしまった。

実際のシンガポールのビーフンは甘かった

具はエビ、玉子、チャーシュー、白菜、青菜、モヤシなど。かなりしっとりした仕上がりで、ビーフンも柔らかい。味付けは溜まり醤油(Dark soya sauce)と砂糖がベースのようで、甘塩っぱい。というか甘さがかなり強い。シンガポールに在住していたという店長さんにも確認してみたが、シンガポールの焼きビーフンはこういう味付けで、全く辛くないそうだ。香港や台湾、インドなどで食べられているあのスパイシーなシンガポール風焼きビーフンは、いったいどこから生まれたのだろう?

このくらいの品数が適量です

往々にして地名の付いた料理は現地にないことが多い。ナポリタンに天津飯。そうそう、上海風焼きそばもそうだった。それらを偽物呼ばわりするよりは、面白がって探究するのが、どうも自分の性分らしい。食文化のクロスオーバーに多々出くわすことができるのも、自分が焼きそばに嵌っている理由のひとつなんだろうか。

焼きビーフンの甘さと小イカ炒めの辛さに翻弄されつつ、ビールをもう一杯お代わりしてお会計。穴場的なシンガポール料理店で楽しめた。ドライワンタンミーが気になるので、またそのうち来たいなあ。

マカン

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ハイデラバード五反田東京 (東京都品川区)

前回、香港や台湾で食べられている星州炒米(シンガポール風焼きビーフン)を紹介したが、実は中国だけでは無く、インドにもシンガポール・ヌードル(Singapore Noodles)と呼ばれる焼きそばがある。麺は基本的にビーフン(Rice noodles)を使用し、味付けはスパイシーと、中国のそれに似た料理らしい。こちらも一度は食べておきたい。

ハイデラバード五反田東京

シンガポール・ヌードルを食べに訪れたのは、西五反田にあるインド料理店、ハイデラバード五反田東京。JR五反田駅の西口を出て、目黒川を渡ったビルの地下一階。表に出された看板には「日本一のビリヤーニ!」と書いてあった。ほほー、ビリヤニが売りなのか。

ハイデラバード五反田東京 店内の様子

店名のハイデラバードはインド中南部の都市の名前だ。内陸に位置しているはずだが、内装は洒落た南国風で壁には海が描かれ、天井ではシーリングファンが回っている。フロアは広くてテーブル多数。キャパは30人くらいかな。昼下がりで、先客は数人程度だった。

ハイデラバード五反田東京 ランチメニュー

ランチメニューはインド料理店の定番、ナンとカレーのセットのほか、サンドイッチやビリヤニ、焼きそばなどがある。シンガポールヌードルだけでなく、ハッカ(客家)ヌードルも置いているのか。検討の結果、シンガポール・ヌードル(550円)、マトン・ビリヤニのSサイズ(700円)、そしてホットチャイ(150円)を注文。いろいろ食べたくて、つい多めに頼んでしまった。

マトン・ビリヤーニ(S) 700円

まずビリヤニが運ばれてきた。「日本一のビリヤーニ」と看板に謳っているくらいだから、これは外せまい。「サラダ・ライタ付き」と書かれている通り、サービスの品々も付いてきた。

マトン・ビリヤーニ ふわっふわ

サイズはSをお願いしたが、思ったより量がある。バスマティライスを使っていて、フワッフワの仕上がり。米自体の味付けはあまり辛くないが、マトンはかなりスパイシーで自分好み。シンガポール・ヌードルが辛めなので、こっちはマイルドに調節してくれたのかも知れない。ビリヤニ自体そんなに食べたことが無いので日本一かどうかは判らないが、とにかく美味いのは確かだ。

サラダとライタ

そしてサラダとライタ。ライタ(Raita)はインドのサラダの一種で、ヨーグルト(ダヒー)を使っているらしい。酸味が強めのさっぱりした味わい。初めてでどう食べるのか良くわからなかったが、ビリヤニに掛けてみたら、なかなかいけた。こういう未体験の味は楽しいなあ。

シンガポール・ヌードル 550円

そしてお待ちかね、シンガポール・ヌードル。麺はビーフンではなく小麦が原料の細い中華麺を使用。具はキャベツ、人参、ピーマン、赤唐辛子。そして青ネギのトッピング。メニューには特に書いてないが、具は野菜のみのベジ仕様だった。

予想以上の辛さに唸る

辛いのは覚悟していたが予想を大きく超える辛さだ。赤唐辛子ががっつり効いていて、ニンニクもほんのり香る。シンガポールというよりはネパールのチョウミンに近い味わいだ。ボリュームは軽めで、おやつ的な分量だった。これまでの経験と値段で少量なのは予期していたが、ビリヤニも頼んだのは大正解だったな。

食後はホットチャイで、まったり過ごす。お会計は1400円。レギュラーメニューにシンガポール・ヌードルは載っていないが、夜も注文可能だそうだ。他にもインド中華やドーサ、ミールスなど現地仕様のメニューも充実しているので、再訪してあれこれ試してみたい。

ハイデラバード五反田東京

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香港 贊記茶餐廳 (東京都千代田区)

今週はシンガポール風焼きビーフンのお話。食べたことあります?


香港料理や台湾料理の店に行くと、ときどき「シンガポール風焼ビーフン」というメニューを見かける。これまで紹介した店だと香港麺・新記味王で提供されていた。漢字表記は「星州炒米粉」や「新加坡焼米粉」。カレー味ということしか知らないので、どんな品か一度は食べておきたい。ってわけで飯田橋にある香港式のカフェ、香港・贊記茶餐廳(チャンキチャチャンティン)を訪れてみた。

飯田橋 香港 贊記茶餐廳

店は目白通りの脇道にある。読めない漢字が並んでて嫌な汗をかきそうになるが、「茶餐廳(チャチャンティン)」はカフェの意。現地そのままの雰囲気と味で香港ファン(香港迷)に人気の店だが、この店名表記が無ければ気づかずに通り過ぎてしまいそうだ。

香港 贊記茶餐廳 店内の様子

客席は壁際沿いにボックス席が6卓配置され、真ん中にも10人掛けの島が置かれていた。平日の昼下がりで半分くらい埋まっている。どちらかというと女性客が多いかな。

贊記茶餐廳 午後メニュー

さてメニュー。捞麵・湯麵は香港で人気の出前一丁を使用。星州炒米(シンガポール風焼ビーフン)もちゃんとある。平日の午後はアフタヌーンティセットがお得なので、香港式のアイスミルクティーと星州炒米のセット(720円)を注文。せっかくなので単品でエッグタルト(200円)もお願いした。

香港式アイスミルクティーとエッグタルト

先に香港式アイスミルクティーとエッグタルトが来た。香港式ミルクティーは、紅茶にエバミルク(無糖練乳)を混ぜた状態で提供するらしい。長年イギリスが宗主国だったこともあり、独自の紅茶文化が生まれたのだろう。普通のミルクティと味はほとんど変わらないように思えるが、とりあえず美味しい。

エッグタルト 200円

エッグタルトはもともとポルトガルのお菓子らしいが、マカオや香港で普及した。濃厚な甘さとほんのり酸味で、なるほど美味い。こりゃ名物になるわけだ。ビーフンの前に一口かじって、あとは食後のデザートにした。

星州炒米(シンガポール風焼ビーフン) 定価700円

そしてメインディッシュの星州炒米。シンガポール風焼ビーフン。麺は極細のビーフン。具は小エビ、ハム、チャーシュー、玉子、玉ねぎ、キャベツ、モヤシ、ニラなど。味付けはカレー風味で、なかなかスパイシーだ。エビやチャーシューが良いアクセントになっていて、混ぜ炒めてある玉子が全体の風味を豊かにしている。

ふんわり仕上がりのカレー味

フワッとドライな仕上がりで、醤油の味わいは感じられない。麺を刻んではいないけれど、スリランカのイディアッパム・コトゥを思い出させる。ボリュームはほどほど。スパイスに食欲を刺激され、ペロリと一気に平らげてしまった。

デザートにエッグタルトだけじゃなんなので、メニューで気になったドリンク、ホーリック(好立克/Horlicks)のホット(330円)を追加注文。あとで調べたところ、イギリスのメーカーが製造する麦芽飲料らしい。豆乳のような香ばしさとほのかな甘みで落ち着く。

ホーリック(好立克/Horlicks) 温 330円

全くの余談になるが、このホーリック(Horlicks)は1989年のジャパンカップでオグリキャップと名勝負を繰り広げたニュージーランドの名馬・ホーリックスの馬名の由来でもあるようだ。懐かしいなあ……

食後の余韻を楽しんでからお会計。見慣れないメニューばかりで、とても楽しい店だった。次回は出前一丁を使った沙爹牛肉撈麵(サテビーフの和え麺)を食べてみたいなー。

香港 贊記茶餐廳

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韮菜万頭(にらまんじゅう) 福生 (東京都福生市)

前回、横須賀米軍基地内のManchu WOKを紹介した。米軍基地に関連づいた中華料理店というと、福生市の横田米軍基地の近くにある際コーポレーションの韮菜万頭(にらまんじゅう)も忘れちゃいけない。この地で1982年にイタリア料理店・ウノクイントをオープンしたのが際コーポレーションの始まりとか。福生は際コーポレーションの発祥地なのだ。

韮菜万頭(にらまんじゅう) 福生

訪れたのは10月下旬、平日の夕方。JR八高線の東福生駅を降り、住宅街を空軍基地の第二ゲート方向に歩く。ちょうど午後5時になると、国旗降納のラッパの音が聞こえてきた。基地周辺は英語の看板が多く、異国情緒に満ちている。その一角に目的の韮菜万頭があった。

「韮菜饅頭 発祥の地」と題する一文

韮菜万頭は1992年にオープンし、今年で24年目。店頭には「韮菜饅頭 発祥の地」と題する一文が掲げられていた。眼に入る日本語はこれくらいで、あとは英語と中国語ばかり。無国籍っぷりが凄い。文の内容への野暮な突っ込みは控えて、とりあえず入店しよう。

韮菜万頭 店内の様子

夜営業開始直後なので先客なし。自分が口開けだった。店内は完全にアメリカ風の中華料理店という趣き。テーブル多数でテラス席もあり。カウンター上のメニューの脇には「味道好!(delicious!)」「量多了! (gorgeous!)」と書かれている。やはり日本なのに日本語はあまり見当たらず。

韮菜万頭 焼きそばメニュー

メニューは基本的に日本風の中華料理だ。担担麺はスープありのやつで、オレンジ・チキンなどは置いてない。焼きそばもオーソドックスな日式中華っぽいが、その中にチャップスイ麺(Chop suey noodle/980円)があった。どんなものが出てくるのか興味深々。それと店名にもなっている元祖・韮菜(ニラ)まんじゅう(2p 580円)に生ビール(580円)を注文した。

生ビール 580円

生ビールはキリン一番搾り。ぐびっと煽る。オリオンビール(缶)やバドワイザー、コロナにレッドストライプもあった。アメリカ兵はどれが好きなんだろう。

元祖 韮菜まんじゅう(Chive dumplings) 2p 580円

すぐに韮菜まんじゅうも運ばれてきた。皮は片栗粉的なもっちり感。厚い皮を予想していたが意外に薄い。餡はニラの香りに満ちている。歯応えのある筍やプリプリのエビなど、食感が楽しい。なにも付けず、そのままの方が風味を味わえる。

そしてチャップスイ麺。麺は柔らかく、餡は白い。うーむ。カリカリの揚げ麺に茶色い醤油餡、という予想が完全に裏切られた。生ビールをお代わりして落ち着こう。

チャップスイ麺(Chop suey noodle) 980円

餡はあっさりした白湯(パイタン)にトロミを付けたもの。ほんのりニンニクが薫り、バターのような動物性の油脂の風味もある。餡の具はエビ、豚バラ肉、蓮根、木耳、フクロダケ、タケノコ、キャベツ、モヤシ、小松菜など。

カリカリ揚げ麺ではないけど美味い

麺は中細でかん水多めのシコシコ中華麺。揚げ麺どころか焼き目すら無い。チャプスイ=揚げ麺というイメージがガラガラ崩れた。Cripsy NoodlesとかDeep Fried Noodlesとか指定すればいいんだろうけど、こういうスタイルもあると知ることができたのも収穫だ。ボリュームはなかなか。食べ終えた皿には水分が貯まってた。

生ビール2杯と韮菜万頭、チャプスイ麺でお会計は2934円。支払いを終えたら、手持ちのお金が残り5円だった。あぶないあぶない。向かいのコンビニのATMで現金補充。帰りは福生駅まで歩いたが、途中に面白そうな店も多々あり。また来たいなあ。

韮菜万頭 福生店

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Manchu WOK 横須賀米軍基地内 (神奈川県横須賀市)

前回紹介したPANDA EXPRESSを除くと、日本で食べられるアメリカ中華(American Chinese)のファストフードチェーンはたぶん無い。ただし例外もある。たとえば横須賀のアメリカ海軍基地内にあるManchu WOK(マンチュ ウォック)だ。普段はもちろん入れないが、年に3回ある開放イベントで利用することができる。というわけで、今年8月6日の「ヨコスカフレンドシップデー」に、一人でフラッと行ってみた時のレポートをお届けしよう。

三笠公園から米軍基地へ入ります

入場は三笠公園ゲートから。戦艦三笠を横目に入場待ちの行列に並ぶ。このイベントは横須賀市の開国祭りに合わせて開かれるため、観光客も想像以上に多かった。ただし行列の進むのも案外早かった。基地への入場にはパスポートを持参することとされていたが、基本的には手荷物検査のみで済んだ。

YOKOSUKA FRIENDSHIP DAY MAP

ここから先は日本ではなくアメリカだ。サブマシンガンを肩から下げ、軍用犬を連れた迷彩服の憲兵もウロウロしている。ただし、もちろんお祭りなので全面的に浮かれ気分。たぶん部隊ごとなのだろうが、趣向を凝らした料理やTシャツなどの露店が並び、「美味しいよー」「かもーん」と客を呼び込んでいる。

大量に焼かれる七面鳥の足

巨大な七面鳥の足=Jumbo Turkey Leg($11または1100円)も大量に焼かれていた。なんというか、「うわー、アメリカだー」って感じがする。そういえば海に面した東屋がいくつかあったが、全てにBBQの台が設えられていた。どんだけ肉を焼くのが好きなんだ。

Anthony's Pizzaが大人気

料理のブースで人気なのは「Anthony's Pizza」。この記事によると、このピザ目的で開放日に来る人も多いらしい。実際に多くの人が買い求めて、紐でくくったケースをぶら下げて歩いていた。他にもビールやソーセージ、バーガーなど、目移りして本来の目的を忘れそうになる。

Main Street Food Court

その本来の目的=Manchu WOKは、メインストリート沿いのフードコート(Main Street Food Court)に入っている。Manchuは「満州」、WOKは「鍋」。冒頭ではアメリカ中華と書いたが、調べてみたら実はカナダが発祥らしい。1980年にカナダ国オンタリオ州のピーターボロという街で一号店を開き、カナダやアメリカでチェーン展開しているようだ。

Manchu WOK 横須賀米軍基地内

メニューはもちろん中華系。単品注文も可能だが、PANDA EXPRESSと同じく2アイテムコンボ(3item combo/820円)や3アイテムコンボ(2item combo/930円)が人気である。ヌードル(Noodle)かフライドライス(Fried Rice)を選び、2品か3品のおかずを指定する。せっかくの機会なので3品でいこう。

Manchu WOK いろいろ選べます

WOK=鍋と名乗っているだけあって、おかずは炒め物が多い。ポトスティッカーズ(POTSTICKERS/揚げ餃子)やエッグロール(Egg Role/春巻き)、シーフードラングーン(Seafood Rangoon)などの揚げ物もあったが、今回は前者でまとめてみた。

バドワイザーをプシュッとな

ずっしり重いパッケージを受け取り、テーブルの並べられたエリアに移動。混雑していたがちょうど空いた席に腰掛ける。とりあえずバドワイザーの缶をプシュっと。入場してすぐにビールを飲んだのだが、8月の暑さですぐに汗になって流れてしまった。

3item combo $9.00 または 930円

蓋を取るとドーンと盛られたアメリカ中華が並んでいる。メインはもちろんヌードル(Noodle)だ。副菜はオレンジ・チキン(Orange Chicken)、ガーリック・シュリンプ(Garlic Shrimp)、モンゴリアン・ビーフ(Mongolian Beef)をチョイスしてみた。

ヌードル(Noodle) 焼いてないかも?

ヌードルは全体的にソース焼きそばに似ている。しかしFried Noodleと書かれていないので、もしかしたら和えているだけの撈麺(Lo-mein)かも知れない。仮に炒めているとしても、麺に焦げ目がみあたらないから炒める時間はわずかだろう。でもまあ見た目も味も焼きそばそのものである。

見た目も味も焼きそばそのもの

麺は中太麺を使用。具はキャベツと玉ネギのみ。味のベースは醤油と砂糖だろうか、ほんのり甘塩っぱい味で、油脂のコクも感じる。旨味はスープストックかな。「No MSG Added」と書かれていたので、化学調味料は一切使用していないはずだ。

オレンジ・チキン(Orange Chicken) アメリカ中華の傑作

オレンジ・チキン(Orange Chicken)は前回の記事でも紹介したアメリカ中華の代表的な料理だ。揚げた鶏肉にオレンジの酸味と甘味を効かせた餡を絡めたもの。酢豚に似た味わいだが、柑橘類ならではのフルーティな香りが風味に彩りを添える。そしてやっぱり美味しかった。日本の普通の中華屋でも出してくれないかなあ。

ガーリック・シュリンプ(Garlic Shrimp) ハワイの名物料理

こちらはガーリック・シュリンプ(Garlic Shrimp)。エビとセロリとズッキーニの炒め物だ。そんなに大きいエビではないが、数が沢山入っていた。ガーリックとセロリの風味を生かした醤油ダレは、後を引く味わいでなかなか美味しい。これは日本の中華料理店で出されても、違和感がないと思う。

モンゴリアン・ビーフ(Mongolian Beef) ジンギスカンぽい

最後はモンゴリアン・ビーフ(Mongolian Beef)。これもアメリカ中華を代表する料理だ。牛肉と玉ねぎ、人参を炒め、ジンギスカン風味のピリ辛タレで味付けしたもの。モンゴルだったら牛肉じゃなくて羊肉だろうと突っ込みたくなったけど、これはこれで十分あり。ご飯にも絶対合う。

箸は使い方の解説付き

焼きそばとおかず3品でですっかり満腹になってしまった。アメリカ中華はやはりこうでなくては。ほかにもいろいろ美味しそうな食べ物が売られていたが、胃袋の空きがなくなってしまい、物理的に入らないので今回は諦めた。

日差しがあまりに強く、食べているとき太陽側に向けていた半身が集中的に焼けてしまった。あしゅら男爵かよ、と自分に突っ込みつつ、ぐるっと基地内を散策してから帰路に着いた。今度来るときは「Anthony's Pizza」と「Jumbo Turkey Leg」を食べてみたいなあ……一度には無理だろうけど。

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【ラジオ出演】JFN系列18局「山田五郎と中川翔子のリミックスZ」

ラジオ出演のお知らせです! TOKYO FMを含むJFN系列18局ネットで放送されている「山田五郎と中川翔子のリミックスZ」に出演します!

博学な山田五郎さんと愛らしい中川翔子さんに、私がオススメの焼きそばを実際に賞味していただいたり、昨今の焼きそば専門店のムーブメントについて語ったり。山田五郎さんとは2月にTBSラジオでご一緒させていただいたのですが、知識の幅が本当に広いですね。また中川翔子さんには中野区民的にシンパシーを感じております(笑)

放送は前編・後編の2週です。詳細は下にまとめました。みなさま、ぜひお聴きください~!

【出演番組】 山田五郎と中川翔子のリミックスZ
【放送日時】
前篇: TOKYO FMでは12/3(土) 18:30~18:55、ネット局は11/29(火) から12/5(月)まで、全国各地で放送
後編: TOKYO FMでは12/10(土) 18:30~18:55、ネット局は12/6(火) から12/12(月)まで、全国各地で放送

<JFN系列18局ネット>

  FM放送局 曜日 放送時間
1 FM青森 13:00~13:30
2 FM秋田 9:00~9:30
3 FM GUNMA 13:00~13:25
4 RADIO BERRY 19:00~19:30
5 TOKYO FM 18:30~18:55
6 FM新潟 5:00~5:30
7 FM長野 19:00~19:30
8 FM石川 11:00~11:30
9 FM福井 5:00~5:30
10 FM岐阜 21:30~21:55
11 FM山陰 20:00~20:30
12 FM岡山 19:00~19:30
13 広島FM 20:30~21:00
14 FM香川 21:00~21:30
15 FM徳島 24:30~25:00
16 FM大分 19:30~19:55
17 FM宮崎 28:30~29:00
18 FM沖縄 24:30~25:00

※放送時間は局ごとに異なります。
※特別番組、地震などの臨次対応によりやむを得ず、変更・中止になる可能性もございます。あらかじめご了承ください。
※『LISMO WAVE』、『ドコデモFM』、『radikoプレミアム』では全国で放送可能です。

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PANDA EXPRESS ラゾーナ川崎店 (神奈川県川崎市)

前回のめっちゃ らんまん食堂に続いて、今回もつい最近オープンした新店です! 川崎にあのアメリカ中華のファストフードが再上陸しましたよっ!


PANDA EXPRESSというアメリカ中華(American Chinese)のファストフードチェーンを御存じだろうか? かつて日本へも進出して、橋本や神戸・大阪・京都などに何軒か出店していた。かくいう私も2007年に神奈川県相模原市のサティ橋本店を訪れたことがある

2007年当時のPANDA EXPRESSの様子

そのときは4色コンボというセットを食べた。主食はチャーハンと焼そばのハーフ&ハーフ。副食はオレンジフレーバーチキン(オレンジチキン)・甘酢あんかけミートボール・エビチリを選んだ。一番人気のオレンジチキンはとても新鮮な味わいで、初めて食べてファンになった。しかし家から遠いこともあって再訪する機会もなく、その後、残念ながらPANDA EXPRESSは日本から撤退してしまった。

JR川崎駅の構内に巨大広告

時代は下って2015年に博多一風堂を運営する会社が同社と合弁会社を設立。そしてなんとこの秋に日本再上陸を果たすことになった。場所はラゾーナ川崎で11月25日にオープン。その報せにいてもたまらず、初日に早速訪れてみた。川崎駅に着くや、構内に掲げられた巨大広告がドドーンと出迎えてくれた。

PANDA EXPRESS ラゾーナ川崎店 オープン初日の様子

ラゾーナ川崎は駅のコンコースから直結している。出店先の1階フードコートへ到着したのが午前10時半。開店から30分しか経っていないはずだが、その時点で70人くらいの行列ができていた。オープン初日ということもあって、予想以上の人気ぶりである。メディアの取材も多い。

PANDA EXPRESS ラゾーナ川崎店 メニュー

行列に並ぶとフロアスタッフがメニューを渡してくれた。説明によると最初にパックの大きさを選び、それに合わせて主食と副菜を選ぶというシステム。基本的には以前と同じだ。ちなみに英語表記でメイン(main)は「おかず・副菜」、サイド(side)は「主食」の意。日本語と真逆で混乱しそうだ。料理名がカタカナで英語表記が無いのも、かえってややこしくなりそう。

調理人は腰痛対策のコルセットを着用

注文カウンターをブース正面として、厨房は右側にある。3人の厨師が大きな中華鍋で焼きそばやらオレンジチキンやら炒めている。本部から責任者が来ているのだろう、調理人の会話は全て英語。さらにエプロンの下に黒いコルセットを着けている。なるほど、腰痛対策か。これ、日本の飲食店でも採用した方がいいんじゃないかな。

注文カウンターではメインやサイドを指定します

なんだかんだ40分待って、ようやく自分の順番がやってきた。私が選んだのはメインが3品、サイドが1品のビッグプレート(Bigger Plate/990円)。サイド(主食)はハーフ&ハーフにもできるが、今回はチャオメン(炒麺/Chow Mein)オンリーを選択した。メイン(副菜)を3品指定して、ドリンクもお願いし、会計は1290円也。200円アップのプレミアムメニューを一つ入れたので、思ったより高くついた。

ところでメインとサイドという呼び方も含め、ローカライズの基準がよくわからない。もちろん念入りに検討した結果なんだろうけど、フライドライスやチャオメンではなく、素直にチャーハンとか焼きそばとかでも良いように思う。実際、直前の客がフライドライスを注文したら、ホワイトライスと聞き間違えて白米を盛られていた。「F」と「H」とを分けずに発音するから、聞き分けにくかろう。こういうケースも多いんじゃないかな。きっとエッグプラント・トーフを玉子料理と勘違いする人もいるに違いない。

ビッグプレート(Bigger Plate) 3メイン & 1サイド 990円

さて。トレイを受け取って空いているテーブルへ着席。メイン(副菜)で選んだのはブロッコリー ビーフ(Broccoli Beef)とスイート&パンジェントシュリンプ(Sweet & Pungent Shrimp)。右の箱にはオレンジ チキン(Orange Chicken)が入っている。ドリンクはセブンアップのMサイズ。

チャオメンはかなり薄味

チャオメンは中太麺を使用。欧米の焼きそばにありがちだが麺が短い。具はキャベツとセロリのみ。こちらの記事によると、日本人の嗜好に合わせてセロリを少なくしてるらしい(余計なことを……)。オイリーだが味付けは醤油ベースでほんのり薄め。油脂の風味が香る程度で、あくまでも他を活かす名脇役。英語の「サイド」という位置付けは正しいのかも知れない。

オレンジチキン、アメリカ中華の傑作

オレンジ チキン(Orange Chicken)はアメリカ中華の代表的な料理で、PANDA EXPRESSでも一番人気の品。いちいち箱から食べるのが面倒で、チャオメンの上に乗せてしまった。衣を付けて揚げたチキンに醤油とオレンジのタレを絡めてある。カリカリかつジューシー。適度な酸味にフルーティで濃厚な甘さ。あとから辛さもやってくる。やっぱり文句なく美味い。アメリカ中華の傑作だよなあ。

ブロッコリービーフ、癖のない味わいで人気

ブロッコリー ビーフ(Broccoli Beef)もこの店の人気メニュー。柔らかく下処理された牛肉と茹でたブロッコリーを炒め、醤油や生姜で味付けし、コーンスターチで軽くとろみをつけてある。思ったよりも癖のない味わいだ。アメリカから輸入した牛肉だろうけど、これだけ柔らかいなら喜んで食べたくなるな。

スイート&パンジェントシュリンプ、名前が長い

スイート&パンジェントシュリンプ(Sweet & Pungent Shrimp)は日本限定メニューだそうだ。長い名前のため、ほとんどの客は「エビ」と注文していた。プリプリのエビを素揚げしてブロッコリーや赤ピーマンと炒め、柑橘類のフレイバーで味付けしてある。普通に美味しい。悪く無いがもっと個性的な味を期待してしまった。ちなみにこれは200円アップのプレミアムメニューのひとつ。その辺も考慮して注文しよう。

フォーチュンクッキーはこんなん言うてます

食べ終えてみると、全体の量が以前より少ない気がした。盛りの良さがPANDA EXPRESSの魅力のひとつだったのに、ちょっと残念だ。最後はおまけのフォーチュンクッキーで締め。クジは素敵な未来を告げてくれた。そういえばこれって日本の辻占煎餅が起源で、日系一世がアメリカにもたらしたんだよね。(詳しくはこちら)

正午近くに食べ終えたら行列はさらに伸びていた。タコベルが日本でオープンした時もそうだったけど、この人気ぶりはしばらく続く気配がする。ただボリュームと価格のバランスや、オレンジチキン以外に魅力があるかを考えると、餃子の王将や日高屋を相手に健闘するのはなかなか難しそうだ。全く違う層を狙ったブランディングが、果たしてどこまで通用するか。オレンジチキン好きとしては、このまま日本に定着してくれるよう頑張ってほしいなあ。

パンダエクスプレスラゾーナ川崎店

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めっちゃ らんまん食堂 (東京都目黒区)

新店です! 焼きそばと唐揚げが看板メニュー、というお店が中目黒にできました!


11月22日に「中目黒高架下」がグランドオープンした。高架下の空間そのものをアートにというコンセプトのもと、様々なジャンルの人気店を集めた話題の飲食街だ。

11月22日オープン 中目黒高架下

その中目黒高架下に出店したテナントの一つに、焼きそばと唐揚げを看板メニューに掲げる「めっちゃらんまん食堂」という立ち飲み屋がある。母体は恵比寿にあるらんまん食堂という唐揚げとレモンサワーの人気店。さて、どんな焼きそばを提供するのだろう?

中目黒高架下 めっちゃ らんまん食堂

興味津々で訪れたのはグランドオープンの翌日、11月23日=勤労感謝の日の夜。実はこの日の昼にも行ったのだが、目当ての焼きそばは17時以降とのことで2度目の訪問である。グランドオープン翌日の祝日なので、高架下自体が混んでいた。

スタイリッシュな店内

めっちゃらんまん食堂もなかなかの賑わいだ。スタイリッシュな店内に、客席は小さな立ち飲みテーブルが13ほど。壁沿いなど、いくつか椅子がある席もある。スタート直後ということもあって、箱に対してスタッフの人数も多めだった。

めっちゃ らんまん食堂 メニュー

メニューは唐揚げ中心で、焼きそばはゴロゴロ野菜カテゴリに2品が載っている。ま、とりあえずそれは置いといて、普通に飲もう。名物の唐揚げ(しお・390円)と、これまた名物のタカレモンサワー(480円)を注文。

タカレモンサワー 480円

タカレモンサワーはレモンサワーにレモンスムージーを載せたもの。マドラーで崩して混ぜながら飲む。レモンサワーはかなり酸味が効いていて、好みの味。スムージーの甘さが混じると飲みやすくなる。夏に飲んだら最高だろうなあ。ちなみにメニュー名の「タカ」はオーナーの苗字が由来らしい。

唐揚げ 390円

唐揚げは大きな塊が4つほど。葉っぱの盛り合わせで巻いて食べるのがオススメの様だが、2人前と書いてあったので今回はパス。熱々揚げたてのやつに、そのままかぶりつく。肉はジューシーで、塩っ気もちょうどよい。からあげグランプリを受賞したそうだが、さすがの旨さ。酒が進んでタカサワーをお代わり。

唐揚げの残りも少なくなったところで、ファッショナブルやきそば(880円)を注文。なんとインパクトのある名前だろう。メニューには「彩り豊かなタパスと合わせて食べるおしゃれな焼きそば」との説明が載っていた。果たして、出てきた品は説明通りのカラフルな焼きそばだ。こう来たか―。

ファッショナブルやきそば 880円

麺はうどん並の太さの茹で麺。厨房の様子は見えにくかったけど、生麺をその場で茹でているようだ。具は豚肉、イカ、キャベツ、モヤシ。削り粉が少々掛けられ、温泉玉子に青海苔がトッピングされている。

うどん並に太い麺を使用

ソースは甘口だが、べったりした甘さではなく、いくらかスパイシー。皿の縁に塗られているのは、なんと桃のピューレとのこと。混ぜるとフルーティで華やかな香りを楽しめる。面白いなー。

皿の淵には桃のピューレも

そして目を引くのが付け合せ。メニューには唐揚げのチェイサーとして載っているタパス料理が、あれこれ少しずつ楽しめる。人参のラペに味付けブロッコリー。ミックスビーンズの白和え、トウモロコシの玉ねぎソース。カボチャとサツマイモをサイコロ状にカットして甘く煮たサラダも乗っていた。

ヘルシーなタパス料理が盛りだくさん

緑黄色野菜に根菜、豆類。ビタミンとミネラル、食物繊維を補給できてヘルシー度数は満点だろう。さらに呑兵衛にとって、これらのタパスはちょうどよいツマミにもなる。温泉玉子を崩しても美味しいし、ボリュームもある。男女両方に受けそうな焼きそばだ。3杯目は純レモンサワー(420円)。酒が進む。

奥義、温玉崩し!

立ち飲み屋の焼きそばで880円という値段は高く感じるかも知れないが、価格に十分見合う内容だと思う。これ一皿でかなりお腹も膨れ、ワンプレートごはんとしての完成度も高い。お酒に合わせたこういう焼きそばの提供の仕方もあるんだなあ。

残る一品、「素やき蕎麦 出汁」も気になるが、お腹一杯なので次の機会に。お会計は2650円。まだオープンしたてなのでオペレーションなどこなれてない点もあるが、徐々に改善されるだろう。料理自体も客の反応を見て少しずつ調整されていくものなので、その辺も混みで楽しみたい。

ランチメニュー

ちなみにランチタイムは無印のソース焼きそばや唐揚げ定食のみ。キャッシュオンデリバリー方式でドリンクも置いてなかった。冒頭でも述べたが、ファッショナブル焼きそばなどの居酒屋メニューは17時以降なので、行かれる方はご注意を(今後変わるかも知れないが)。

あー、早いうちに再々訪問して素やき蕎麦を食べなきゃ!

めっちゃ らんまん食堂

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焼鳥 ホワイトはうす (東京都練馬区)

「ほんとに白いんだ」

それが「焼鳥ホワイトはうす」を訪れた第一印象だった。最寄駅は地下鉄大江戸線の新江古田。目白通り沿いにある店舗は、屋号の通り、白を基調とした建物の1階に収まっていた。

豊玉北 焼鳥 ホワイトはうす

訪れたのは11月中旬、平日の20時過ぎ。店内は良い意味で雑然とした雰囲気。いかにも地域に根付いた焼き鳥屋という空気を醸している。こちらのホワイトはうすは、トランプもヒラリーも、どこ吹く風らしい。

入って左手が厨房で、それに面したカウンターに着席。少し離れて向かい合わせのカウンターの島。右手の壁沿いには小上がりが3卓ほどあった。入店時は空席が目立ったが、時間が経つに連れ混んできた。

瓶ビール(大) 620円

生ビールはアサヒだが瓶ビール(大・620円)はアサヒ・キリン・サッポロ・エビスと揃えてある。サッポロをお願いしたら赤星がやってきた。いいぞいいぞ。

カブ味噌 300円

さて、おつまみ。焼鳥の盛り合わせと、それが焼きあがるまでのつなぎにカブ味噌(300円)をお願いした。カブは半個分程度を想像していたのだが、豪快に一つ半もの分量が盛られてきた。シャキシャキした歯応えと爽やかな食味にニンニク味噌があう。葉っぱも嬉しい。これで300円なんて、大幅カブ安だな。

焼鳥 5本盛り合わせ 580円

続いて焼鳥の5本盛り合わせ(580円)。肉がでかくて、こちらもかなりのボリュームだ。葱間は葱が2本ずつ刺さっているのが特徴的。焼き加減もバッチリで、正肉・ヤゲン軟骨・レバ・砂肝も美味い。薬味としてカラシ・レモン・柚子胡椒が付いてくるのも、気が利いているなあ。

抹茶ハイ 400円

ドリンクは大瓶を飲み干して、抹茶ハイ(400円)を注音。まろやかな苦味が美味しい。焼き鳥とカブだけで満腹になりそうだが、この店へ来た目的を忘れてはならない。普通の焼きそばもあるが、今日の目当てはぺヤングである。

ペヤング(白・赤) 各300円

前回紹介した「いざかや ほしぐみ」と同じく、こちらの店でもレギュラーメニューにぺヤングを載せている。白=ノーマルと赤=激辛の2種類があって各300円。実際に他の客も注文しているのを目の当たりにして、人気商品ぷりを実感した。

ぺヤング型リュック 背負って歩くのツラい

いきなり話は変わるが、昨日、ぺヤング型のリュックが届いた。販売されるというニュースを見て、衝動的に購入ボタンを押してしまったのだが、えらく目立つデザインの上に予想以上の大きさで困惑している。背負って撮影してみたものの、街を歩くのはものすごく抵抗感がある。リュックまで「BIGだよ~」にしなくても良かったような。これはたぶん押入れの肥やしになるだろう。

焼鳥 ホワイトはうす メニュー

閑話休題。ぺヤング以外にはどんなメニューがあるのかなーと眺めていたら、いろいろなオムレツのバリエーションの中に、ペヤング入りオムレツ(500円)なんてのを見つけた。ほほー。よし、こっちにしよう。

「すんません、ペヤング入りオムレツください」
「ちょっと、お時間掛かりますけど」
「いいですよー」
「ペヤングは白と赤が選べますが?」
「んー、白で」

ぺヤング入り オムレツ 500円

注文からしばらくして「お待たせしました」と出されたのは、オムそば風の品。写真では分かりづらいかも知れないが、これもかなりのボリュームだ。トッピングされている白ゴマと青海苔のふりかけには、ものすごーく見覚えがある。ぺヤングを余さず有効利用しているようで、実に良い。

オムレツの中身はペヤングそのまんま

オムレツの中にはペヤングが1パック分、そのまんま入っていた。かやくも味付けもぺヤングそのもの。オムレツの上のソースは中濃かな。脇にサラダ菜とプチトマト。ペヤング自体には手を加えず、本来の味と素材を活かしている。しかしなんか風味がひと味違う。なんだろうと食べ進めていたらチーズに遭遇した。なるほど、チーズオムレツだったのか。

トロトロに溶けたチーズも入ってた!

トロットロに溶けたチーズは麺に絡み、とても良い仕事をしている。自分はどちらかというと「ぺヤングはノーマルで食べるのが一番美味い」と思っているぺヤング原理主義者なのだが、それでもこのアレンジは大いにありだと思った。そして懸念していた通りめっちゃ量が多い。カブと焼鳥のせいで後半は食べ切るのが辛くなってきた。しかし、これが500円ってホントに安いと思う。

お会計は席料100円も含めて、2500円ジャスト。あー、満腹だー。家から割と近いし、他にも色々と気になるメニューもあるし、何より安くて美味い。そのうちまた来ようっと。

ホワイトはうす

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【新聞掲載】読売新聞ONLINE 深読みチャンネル

読売新聞ONLINEの深読みチャンネルにコラムを書きました。

第4次ブーム!? 焼きそば専門店急増のワケ

第4次ブーム!? 焼きそば専門店急増のワケ

ここ最近、首都圏で急増中の焼きそば専門店について、私なりに考察してみました。良かったらご一読ください! 

 

 

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いざかや ほしぐみ (東京都世田谷区)

前回、東京タンメン・トナリの「麺を炒めずにソースと和えた」焼きそばを紹介したが、そのスタイルの代表格と言えば、やはりカップ焼きそばだろう。私の出身地・静岡県は、まるか食品のペヤングやきそばが流通していた旧来のエリアの西端に位置する。それもあって個人的にはカップ焼きそば=ペヤングやきそばだった。いろいろ思い入れもある。

ペヤングというブランドはカップやきそば以外にもいろいろ出している。しかし、多くの人にとってペヤング=ペヤングやきそばだろうから、以降の文章では「ペヤング」で統一させていただこう。

三軒茶屋 三茶3番街

ペヤングを食べられる飲食店というと、以前に紹介した五反田の加藤酒店のような角打スタイルが多い。しかしそれ以外にも、いくらか手を加えて出している店がある。そのひとつが三軒茶屋の三茶3番街にある「いざかや ほしぐみ」だ。

2号店 ほしぐみフライドキッチン

ぺヤング以外にも色々と食べてみたかったので、友達をお誘いして3人で訪問。予約した時間に伺ったところ、「いざかや ほしぐみ」の斜向かいに位置する2号店、「ほしぐみフライドキッチン」へと案内された。

ほしぐみフライドキッチン 2階の様子

闇市が解体された頃に建てられたのだろうか、かなり年季の入った木造住宅だ。1階は立ち飲みカウンターのみ。狭い階段を登って2階へ登ると、昭和感あふれる座敷が現れた。畳には卓袱台が並べられ、床の間まで客席になっている。

注文した品はおかもちで運ばれてきます

窓から外の通りが見下ろせ、注文は内線電話。しかも料理は出前用の岡持ちで運ばれてくる。個性的な居酒屋バルという予備知識はあったが、まさかこうも個性全開とは驚いた。

サッポロ生とお通し

いや、驚いてばかりはいられない。まずはサッポロ生ビールのLサイズ(550円)で乾杯。お通しは落花生に枝豆。シンプルでよい。

いざかやほしぐみ メニュー

メニューは和洋折衷の肴が揃っている。ボトルワインの安さが売りだけあって、ワインに合いそうな品が多い。

名物「塩煮こみ」 500円

最初に注文したのはこの店の名物、塩煮込み(500円)と柚子胡椒トースト(一切れ50円x3)。名物というだけあって、やっぱり美味しい。ただ柚子胡椒はマヨネーズに混ぜてあるのか、風味が物足りず。普通のトーストでも合うように思った。

キャロットタワーサラダ 480円

キャロットタワーサラダ(480円)。中身は幅広くピールした人参を使ったキャロットラペだ。三軒茶屋のランドマーク、キャロットタワーを模して、グラスに入れた状態で供された。見た目の楽しさはもちろん、味付けがほどよい加減で歯応えもあり美味しかった。

飲み物メニュー

ビールのあとはワインへと移行。まずチリ産のシャルドネ。それを開けてから同じくチリ産のカベルネ・ソーヴィニヨン。ワインはどれもボトルが2000円均一。ただし1階に降りて自分で選び、グラスも持ってこなければならない。酔っ払いにはなかなかの大仕事だ。

ドライトマトのパテと地鶏レバーパテの『合い盛り』 700円

肴もワインにそろえて、ドライトマトのパテと地鶏レバーパテの合い盛り(700円)などを注文。パテはどうしたってワインに合う。旨い。

はんぺんの生海苔チーズ焼き 680円

はんぺんの生海苔チーズ焼き(680円)。焦げたチーズとはんぺんの相性は良い。ただ海苔の風味があまり感じられず、そこはちょっと残念かな。

野菜たっぷりぺヤング 480円

そして私の目的、野菜たっぷりペヤング(480円)。雀荘などで人に作ってもらったカップ焼きそばは美味いものだが、ここのは格別だ。メニュー名の通り、ノーマルのぺヤングにウインナー・モヤシ・人参・小松菜や紅生姜が追加されている。味は基本そのままでボリューム充分。ぺヤングファンにはたまらない。

BIGだよ~

そういえばぺヤングが2014年12月の異物混入事件で販売中止になり、翌年6月に復活したことは皆さんの記憶にも新しいだろう。私は見逃したが、そのときにこの店がニュース番組で紹介されたとか。もしぺヤング界というものがあるのなら、一目置かれている店なのだ。たぶん。

海老といろんなキノコのアヒージョ 780円

最後は海老といろんなキノコのアヒージョ(780円)。テーブルがバケットだらけになってしまった。こちらも美味しいけど、食べるペースも落ちてきて、食べ切る前に予約時間のタイムリミットと相成った。残念。

お会計は一人当たり5000円くらい。美味しい酒肴と目当てのぺヤング、さらには個性的なロケーションまで堪能できて、なかなか楽しい店だった。1階の立ち飲みや1号店も、いつか試してみたいなあ。

いざかや ほしぐみ

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東京タンメン トナリ 東陽町本店 (東京都江東区)

特徴的な平打ち太麺とたっぷり野菜で、タンメンを一躍人気メニューに押し上げた東京タンメン・トナリ。六厘舎と同じ経営母体の有名ブランドが、11月10日から焼きそばを始めたという情報が入ってきた。いったいどんな品なのだろう。早速、東陽町の本店で確かめてきた。

東京タンメン トナリ 東陽町本店

訪れたのは11月中旬、土曜の11時過ぎ。地下鉄東西線・木場駅と東陽町駅の中間あたり、永代橋通りの北側に目的の店はある。店頭には焼きそばの告知がデカデカと掲げられていた。

「今度のトナリは焼きそばだ」

注文は食券制で客席はカウンターのみ。焼きそばと餃子のセット(830円)に温泉玉子(100円)の食券を購入。開店直後で先客は3人、4番目の椅子に着席。あとからも続々入ってきた。焼きそばも結構出ている。お冷はセルフサービスだ。

店員は外国人2人。日本語がたどたどしいが調理は手慣れた様子。強火にかざした中華鍋で野菜を豪快に煽り炒め。そこに茹で上げた麺を入れ……ない。麺とソースをボウルで和えている。麺を炒める様子はない。ほう、そう来たか……

「辛い揚げ玉を乗せますか?」
「お願いします」

焼きそば(650円)+温泉玉子(100円)

麺はトナリ自慢の平打ち太麺。トッピングはゲソ天と辛くて赤い揚げ玉に蒲鉾が一切れ。中華鍋で炒めた野菜炒め。キャベツ、モヤシ、人参、ニラ、コーンなど、野菜がたっぷり使われている。先に渡された温玉も乗せてみた。

タンメンと同じ平打ち太麺を使用

麺はモチモチ・ゴワゴワした噛み応え。前述の通り炒めず、ボウルとトングを使ってソースと絡めてある。ソースはスパイシーかつすっきりした甘さ。調理方法はともかく、味自体はとても美味しい。

ピリ辛の揚げ玉が良いアクセント

ゲソ天や野菜炒め、辛い揚げ玉との食感・味わいのコントラストも面白い。さらにトッピングした温玉を崩して混ぜるとまろやかな味わいになる。全体を混ぜて食べたいところだが、皿が浅くてこぼれそうになる。器は丼の方が食べやすい気がするが、それだとまるで和えそばだもんなあ。

温玉を崩してまろやかに

皿の底はつゆだくだ。タンメンのスープなのだろうが、ソースも滲みてなかなか乙な味である。そういえばきみはんの焼きそばもつくだくだっけ。きみはんも麺を炒めるというよりは軽く和えた感じだった。ラーメン専門店が焼きそばを作るとこうなるのだろうか?

スープを加えてつゆだく仕上げ

ギョーザは肉汁が封じられたタイプ。焼き加減もバッチリ。閉じ方がヒダのない一文字。ヒダヒダが好みなのだが、あまり拘りはないので特に文句はない。6個で180円というのもお得感があってよい。

餃子 6ヶ 180円

焼きそばフリークとしては『これは「ソース和えそば」だよなあ、中華料理なら「炒麺」じゃなく「拌麺」か「捞麺」だよなあ』と、ちょっとモヤモヤしてしまう。せっかく厨房に中華鍋があるんだし、できれば炒めてほしかったのが正直な感想だ。タンギョウの人気店ならソース味ではなく、飯田橋のおけ以や御徒町の珍満、渋谷の喜楽あたりの町中華的な焼きそばを参考にしても良かったようにも思う。

ただ、多くの人は「ソース味の麺=焼きそば」なのだろうし、ソースを麺に絡めるというスタイルは、ソースの新たな可能性を開くかも知れない。また炒めていなくても「焼きそば」として出しているので、私なりの「焼きそばの定義」にも適っているし、なにより味も美味い。さてはて、これが「焼きそば」として一般の消費者にどう受け止められるか、とりあえず興味深く見守りたいと思う。

トナリ 東陽町本店

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備後焼きそば本舗 やまもと商店 (広島県福山市)

広島から東京までの帰路で食べておきたい店が一軒あった。福山市にある備後焼きそば本舗・やまもと商店という店だ。「備後焼きそば」と聞いて「町おこしの新規開発系か?」と思ったが、全くのオリジナルらしい。ならば私の好みにもろビンゴ(備後)! このエリアでの焼きそば専門店はとても貴重なので寄ってみた。

福山市 備後焼きそば本舗 やまもと商店

訪れたのは体育の日の昼過ぎ。福山駅で新幹線を途中下車。南口からバスで移動し、バス停から15分ほど歩く。店についたのは13時20府くらい。駐車場には幟が多数立ち並んで、はためいている。写真は帰り際に撮ったものだが、来店時には8割くらいが埋まっていた。

駐車場にはためく幟が壮観

引き戸を開けて店内へ。客席はカウンター4脚、テーブル5卓、小上がり2卓。こちらもだいぶ混んでいた。地元客が多そうで、人気の定着度合いがうかがえる。フロア担当のスタッフに促されてカウンターに着席し、メニューを確認。

備後焼きそば本舗 やまもと商店 メニュー

一番人気は備後焼きそばとたまごかけご飯をセットにした「ぶちたま定食」。焼きそば単品もあるが、せっかくなのでその定食の並(920円)を注文した。焼きそば以外にもおでんや一品料理も結構充実している。地元では飲み屋としても利用されているようだ。

カウンターの無料トッピングや調味料

カウンターには花がつおや紅生姜、青海苔などが置かれている。厨房を隔てる目隠しが高くて、調理の様子は良く見えず。ただ麺は茹でたあとに水で締めているようだった。西日本で焼きそばを提供している店で、水で洗うスタイルは珍しいかも知れない。

ぶちたま定食(並) 920円

やがてご飯・玉子・味噌汁・お新香が運ばれ、注文から10分ほどで焼きそばも揃った。熱々の鉄板で提供され、じゅーじゅー湯気を立てている。カウンターに置かれた紅生姜、花がつお、青海苔を適量トッピングして準備完了。さて、いただこう。

この店独特の備後焼きそば

麺は「もち麦」入りの自家製角太麺。一本一本が短めだが、モッチモチした腰のある麺だ。具は豚肉、キャベツ、揚げ玉。豚肉は厚めのロースの短冊切りで存在感あり。チーズややまかけなどのオプションも用意されているが、最初はやはりノーマルで攻めたい。

もち麦入りの自家製角太麺が旨い!

ソースは甘めでトマトの風味が強く、辛さは抑えてある。おそらくお子様でも食べやすいようにという配慮だろう。麺の長さが短めなのも、食べやすさの配慮かも知れない。揚げ玉のコクも加わって、味がかなり濃厚だ。卓上の辛口ソースを後がけするつもりだったが、これ以上濃くしても行き過ぎなのでやめといた。マヨネーズも付いてきたが、それも使わず。

玉子掛けご飯もメチャウマですよ

そしてたまごかけご飯。通称・TKG。ご飯も麺と同じく「もち麦」入り。説明書きによるとグルタミン酸や食物繊維の含有量に優れるらしい。玉子も笠岡の「うねめもみじたまご」というブランドものだそうだ。お店のオススメどおり、玉子を溶かずにご飯に乗せ、薬味と醤油少々掛け、ざっくり混ぜていただいた。スルスルっと掻きこむ中、もち麦の粒々が乙なアクセントになっている。焼きそばとの相性も良かった。

焼きそばの味が濃厚なので、あじくらや千日前焼きそばのように、この玉子ですき焼き風に食べても良いかもしれない。お会計は税込みで993円。ありがちな焼きそば定食とは一線を画すクォリティで、大いに満足。なかなか来れないロケーションだけど、今度は飲みに来てみたいなあ。

やまもと商店

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お好み焼 大野 (広島県広島市)

先週まで3週に渡って書き連ねてきた広島遠征の続きです! 今週でラスト!


広島遠征最終日。広島を離れる前にお好み焼の食べ修めをしよう。有名店・人気店よりも地元密着型の店を探して、選んだのが中区千田町にあるお好み焼・大野さん。

広島市中区千田町 お好み焼 大野

訪れたのは10月10日、体育の日の午前11時過ぎ。広電本社前の電停から徒歩2分くらい距離にあるマンションの一階に看板が出ていた。

お好み焼 大野 店内の様子

大きな鉄板の向こう側から女将さんが「いらっしゃいませ」と迎えてくれた。客席はテーブルが1卓と鉄板前に椅子が4つ、壁沿いに4つ。先客は一人だけだったが、持ち帰り客がちょくちょくやってきた。

お好み焼 大野 メニュー

メニューに書かれた値段が、すこぶる安い。肉玉そばがワンコインで食べられるなんて、素晴らしい。せっかくなので精一杯奮発して、お好み焼そばの肉・玉子・イカ天入り(550円)を注文した。

麺は袋から出してそのまま焼きます

先客のお好み焼きと平行して調理開始。麺は蒸し麺。袋から出したそのままの状態で先に焼く。焼きながら女将さんに色々とお話を伺った。聞いたところ60年近くになるらしい。長いこと地元の学生相手だったけど、口コミサイトとかできて一見さんも増えたので、あれこれ気を遣わねばならなくなった、と笑顔で語る女将さん。

「最近も台風とか噴火とかいろいろあったし……今年、良かったのはカープくらい」
「それ、大きいですね(笑)」

生地に具と麺を重ねていきます

先客のお好み焼ができあがり、空いたスペースに生地を薄く丸く広げる。キャベツ、モヤシ、揚げ玉、豚肉と重ねて、生地を垂らす。焼いておいた麺をざっと解して乗せ、イカ天を割って乗せる。ひっくり返して、しばらく蒸し焼きに。

ひっくり返して蒸焼きにします

頃合をみて玉子を鉄板に落とし、目玉を崩して本体を乗せる。ひっくり返してソースを塗り、青海苔を塗す。

「ネギは掛けていいですか?」
「はい、お願いします」

この値段なのにネギ掛けが無料サービスだなんて、嬉しいなあ。熱々のできたてホヤホヤを手前に寄せていただき、鉄板から直接いただいた。

お好み焼 そば肉玉子イカ天入 550円

麺は中太の蒸し麺。ブロックのまま焼いたので、焦げ目は付いていない。野菜が高騰しているけど、キャベツとモヤシはたっぷり惜しみなく使われている。イカ天と天かすの風味もよい。クリスピーな玉子にモチモチの生地。コントラストが楽しい。

コテで直接かぶりつきましょう

塗られたソースは割りと薄めなので、好みで後掛けするのも良し。オタフクソースの濃厚かつすっきりした甘さが食欲をさらに刺激する。値段の割にボリュームもあり。食べ終わる頃にはすっかり汗だくになってしまった。

そのうち後客も来て混んできた。550円を支払って店を出る。

「ごちそうさまでした、美味しかったです」
「ありがとうございます、お気をつけて」

家庭的な優しい味わいで、食べ修めにふさわしい良い店だった。地元で愛されるこういう個人店、やっぱり好きだなあ。ああ、来てよかったー。

大野

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an まかないフェス (東京都中野区)

普段は月水金の週三回更新ですけど、番外的に臨時のイベントレポでーす!

バイト探しの『an(アン)』が主催するグルメイベント、まかないフェス。日本を代表する有名店・人気店のまかない飯を500円均一で食べられるという画期的な食フェスだ。嬉しいことに焼きそばを提供していたお店もあったので、ざっとレポしておこう。

中野 an まかないフェス会場

このフェスには私が所属している食べあるキングも応援隊として関わっていて、ステージでのトークイベントに出演している。(あ、自分も出ました) 特にフォーリンデブはっしーさんはMCとして全ステージに登壇。寒空の中、ヒートテックならぬミートテックとTシャツ一枚で会場を盛り上げていた。

食べあるキングも頑張ってまーす

イベント会場は中野セントラルパーク。開催期間は11/10(木)から13(日)の4日間。うちからバスで5分という近所ということもあって、この記事を書いている11/12(土)も通りがかりに覗いてみた。

オーギャマンドトキオのブース、大人気

焼きそばを提供しているのはフレンチの名店、オー・ギャマン・ド・トキオ(AU GAMIN DE TOKIO)。白金から恵比寿に移転した人気のビストロが、なぜか焼きそば。金曜はぐずついた平日ということもあって30分程度の行列だったが、快晴の土曜は90分待ちだった。

スイーツ番長と2ショット

こちらのお店を推薦したのは食べあるキングの重鎮、スイーツ番長である。スイーツはもちろん、それ以外の広いジャンルに造詣が深い。強面のグラサンのせいでパッと見は取っつきにくいが、その下には愛らしいつぶらな瞳が隠れているとか、いないとか。

炙り牛タン塩焼きそば 500円

そしてこちらが「炙り牛タン塩焼きそば」。今回はまかない飯という位置づけだが、レギュラーメニューでも塩焼きそばを出しているらしい。いつか行ってみたいが、そちらのお値段は1700円。うーん、同じ品ではないだろうが、どんだけお得なんだ、まかないフェス。

塩昆布を使った味付けが癖になる

この塩焼きそば、味付けはただの塩ではなく、なんと塩昆布を使っている。なんとも深みのある旨味に、糸唐辛子やガーリックなどの刺激もあり。中細の蒸し麺に経木の器なので冷めても美味しい、フェス向きの品である。

炙った牛タンがまた美味しいのよ

トッピングされている牛タンもただ炙ってあるだけではなく、事前に柔らかく煮込んであるそうだ。ちゃんと香ばしい焦げ目もついているし、手抜き感が一切ない。ボリュームも少なからず、かといって多過ぎず。フェスという場と、500円という値段に配慮した最適な分量だ。焼きそば好きにはぜひ食べてほしいなあ。

一品500円なのでいろいろ試せる

もちろんその他にもいろいろ食べた。「味仙まかない丼」に「肉山まかない29カレー」、サルバトーレクオモの「ジンガラ」、ビオディナミの「釜揚げしらすペペロンチーノ」。どれもこれも屈指の名店が自信を持って提供するまかない飯だけあって満足度が高い。楽屋テントで食べあるキングの各担当者が解説してくれると、一層ありがたみが湧く。1品500円でいろいろ試せるのも嬉しい。

並んでる人に温かいカイロも

そういえば金曜日は雨模様でとても寒い日だった。行列は短かったが、じっと並んでいるのはなかなかツラい。しかし、フェスのスタッフが「良かったらお使いください」と行列に並ぶひとりひとりに使い捨てカイロを渡していた。細かい配慮がカイロ以上に温まる。

ロコモコパンケーキバーガー 500円

こちらはパンケーキの超人気店、Eggs'n Thingsの「ロコモコパンケーキバーガー」。パンケーキのクォリティだけでなく、ハンバーグ・目玉焼・トマトスライスなど、全体の完成度も凄い。これまでパンケーキには縁遠く、主食として食べるってどうなのくらいに思っていたが謝りたくなった。

格之進メンチのレタスバーガー 500円

「格之進メンチのレタスバーガー」。熟成肉ブームの先駆者・格之進だけあって、メンチも絶品。バンズではなくレタスを使っている点も、連食があたりまえのフェスではとても嬉しい。しかもレタスって高騰しているはずなのに、この値段で大丈夫かと思うくらいたっぷり使っている。

キャラメルショコラかき氷 500円

デザートは「キャラメルショコラかき氷」で決まり。食べあるキングのスイーツ担当、あまいけいきさんがプロデュースする「赤坂かきごおり 桃源」の自信作だ。汗ばむくらいの陽気になった土曜日には、こちらも行列ができていた。キャラメルとショコラのWソースにバナナムース。甘いものが割と苦手な自分でも美味しくいただけるすっきりした甘さのかき氷だった。

他にもあれこれ食べたが、とりあえずこの辺で。どれも、この機会を逃すと食べられない品ばかり。明日11/13(日)の20時まで開催しているので、行ける方はぜひ行ってみてくださーい。

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