野毛焼きそばセンターまるき 野毛本店
予定では今週も熊本の店を紹介する予定でしたが、横浜で新規オープンした専門店を見つけたので割り込ませちゃいまーす。
都内で焼きそば専門店のオープンラッシュが続いているが、横浜の地でも新しい専門店が現れた。その名も野毛焼きそばセンター「まるき」。横浜の焼きそば情報をチェックしている最中に偶然見つけた店だ。
屋号の通り、本店は野毛にある。実は上大岡店の方が少しだけ早く開業したそうだが、支店より遅くても本店は本店。7月上旬、平日の20時過ぎ。WINSと大岡川に挟まれた繁華街、第一亭を始めとするセンベロの名店と風俗店が軒を連ねる野毛の地をひさしぶりに訪れてみた。三幸苑からも近い場所だ。
店舗は間口が狭く奥に長い造り。客席はテーブル3卓と、突き当りは小上がりになっている。また右手の厨房に面したカウンターでは立ち飲みも出来る。なかなか面白いスタイルだ。テーブルは自分で満席、奥は予約で一杯。あとから来たサラリーマン三人組は立ち飲みだ。「おれ、立ちますよ」と言ったのだが「いいからいいから」「慣れてるから」と笑顔で断られた。
スタッフは店長の男性と女性二人。女性スタッフの割烹着がなかなかかわいい。とりあえず瓶ビール(549円)を注文。瓶ビールはサッポロラガー=通称・赤星と一番絞りと2種があり、赤星を指定。小皿に入ったお通しのスモーク柿ピーと一緒にやってきた。グビグビ、ポリポリ。
メニューは焼きそばとそのオプションのほか、おつまみもなかなか充実している。徳島の阿波尾鶏を使った唐揚げに、合法ユッケ。「魚にわさ」は魚肉ソーセージのワサビ添えかな。ちょっと悩んで、焼きそばのスペシャル(875円)とやっこ(299円)を注文。冷奴のあと、5分余りでステンレスの皿に盛り付けられた焼きそばが運ばれてきた。
「お好みで辛しマヨネーズ、追いソース、イカフライなどトッピングしてください」
麺は浅草開化楼製。つけ麺で使われそうな番手の極太麺で、東京の焼きそば屋ではまず見かけないタイプだ。その麺と挽肉、キャベツ、モヤシが炒められている。
ソースはユニオンソースによるオリジナルソース。本社が文京区から日光に移転してオタフクソースの子会社になっても、自分の中では「東京の地ソース」というイメージが強い。そんな先入観もあって酸味が効いてるものと思ったが、食べてみたら甘口だった。お好みソースや出汁をブレンドしているのかな。サラッとしたダボダボ加減といい、ちょっと横手やきそば風でもある。
スペシャルなのでトッピングは豪華だ。カリッと焼き上げた豚バラ肉。目玉焼きの黄身はバッチリ半熟。刻み海苔やかいわれ大根は風味に彩りを与えてくれる。さらに卓上のトッピング類も充実している。その中から青海苔、紅生姜、イカフライをチョイス。特に砕いたイカフライは面白い。神保町みかさのイカ揚げ玉もそうだけど、クリスピーな歯応えとイカの風味がソース味にめっちゃ合うんだよね。広島出身の友達で、お好み焼にこれを必ず入れるってやつもいたっけ。
並盛りなので麺の盛りは控えめだが、ビールとトッピングでボリューム的にはちょうど良かった。冷奴は注文しなくても良かったかも。店長さんの話によると、開業は6月1日でまだ一ヶ月ちょっと。店舗は自分たちの手作りだそうだ。オーナーはいろんな業態の店を展開しているが、焼きそばはここと上大岡だけらしい。早くも常連客が着いているようだし、野毛の地で末永く愛されることだろう。お会計は1960円。うちからだと遠いけど、また食べに来たいな。お近くの方もぜひのぞいてみてくださいまし。
店舗情報 | TEL: 045-325-9958 住所: 神奈川県横浜市中区宮川町2-29-1 営業時間: 11:00~23:00 定休日: 無休 → ホームページ |
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主なメニュー | 素焼きそば 399円 スペシャル 875円 ウルトラ 993円 ハイパー 1414円 |
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