ちまき屋

2018年3月3日

横浜中華街で味わえる台湾風の焼きビーフンってことで、もう一軒「ちまき屋」という店を紹介しておこう。「ちまき屋」は屋号の通り台湾風の粽(ちまき)専門店で、かつて評判だった真澄という店の味を、その息子さんが復活させた店だ。以前は夜に居酒屋もやっていたらしいが、客が増えたため今はテイクアウト専門になっている。

横浜中華街 ちまき屋

訪れたのは3月上旬、平日の夕方。横浜中華街の上海路に「ちまき屋」の看板を発見。少し離れた向かい側に中華粥で有名な謝甜記二号店がある辺りだ。

上海路に置かれたちまき屋の看板

この看板から脇に伸びる路地の奥に「ちまき屋」がある。店があることを知らないと入るのを躊躇してしまう狭さだ。隠れた人気店で日中に来た時は粽を求める客が並んでいたが、閉店も近い時間帯のためかこの時は幸い先客はいなかった。

この狭い路地の先に店舗があります

メニューはごくごく限られていて、肉粽(肉チマキ・470円)、米粉(ビーフン・550円)、魯肉(角煮・550円)、香腸(腸詰・550円)の4品のみ。肉粽は温かいのもあるが、基本は全て冷凍だ。目的の米粉と看板メニューの肉粽を購入。お会計は1020円也。

ちまき屋 メニュー

後日自宅にて土産に持ち帰ったの2品を付属の説明書通りに湯煎して実食。

米粉(ビーフン) 550円

ビーフンは新竹産の米粉を使用しているそうだ。細くてしなやか、ジェントリーな口当たり。具は韮・玉ネギに豚挽肉とニンニクを使ったそぼろ。

そぼろの酷が細いビーフンに滲みて美味い

味付けは醤油で適度に。油を使わずに炒めているとのことだが、そぼろから出た旨味が米粉に滲みて酷がある。量としては軽くするっと手繰れる程度。ビールのつまみにちょうど良かった。

肉粽(肉チマキ) 470円

肉粽は味付けされた餅米と具を大きな笹の葉(?)で包んだもの。ずっしりと重く、店のサイトではおにぎりの1.5倍と紹介されているが、2個分はありそうなボリュームだ。

餅米の中からお宝がザクザク

笹を解き、ギュッと詰まった塊を割ると、中からは生の落花生、干し椎茸、豚の角煮、小さな干しエビなどが現れた。食材の出汁の風味がもち米に滲みてとても美味しい。良い感じで腹に溜まる。酒の肴にもいける。

どちらも湯煎だけで食べられるのは嬉しいなあ。冷凍させておけば日持ちするし、中華街のお土産にはもってこいかも。

ちなみにWEBでは通信販売もやっているが「ただ今品薄につき注文確定後約1.5ヶ月での発送となります」とのこと。つい先日、再訪してみたら生産が追いつかず店頭販売を5月半ばまで一時休止しているそうだ。うひゃあ、大人気だなあ。

ちまき屋

店舗情報TEL:050-7522-3635
住所:神奈川県横浜市中区山下町186
営業時間:11:00~18:00
定休日:月曜日
ホームページ
主なメニュー肉粽(肉チマキ) 470円
米粉(ビーフン) 550円
魯肉(角煮) 550円
香腸(腸詰) 550円