醉楼別館
「焼きそば×ご飯」がテーマの4週目。これが今年最後の記事ですね。カタ焼きそばと中華おこげという、かなり変わった組み合わせで年越しとなります。皆様、良いお年を。
横浜中華街の醉楼別館は鳥の巣ヤキソバを名物と謳っている。「海鮮フカヒレあんかけ鉄板おこげヤキソバ」。海鮮おこげをアレンジしたものだろうが、WEBサイトの説明書きだけではどんな味かいまいち分からん。実際に食べてみよう。
訪れたのは7月下旬、土曜の午後3時半頃。ただでさえ暑い日なのに土曜の大混雑で中華街は熱気が凄い。
店舗はいかにも中華な極彩色の外観。店内は6人掛けテーブルが4卓に2人掛けが7卓。二階もあり。先客は10人くらいか。案内された2人掛けテーブルに着席。中華街の店って、席に余裕があっても客を詰める癖があるような……
鳥の巣ヤキソバ(980円)は他のメニューとは別にリーフレットが用意されていた。「中華街唯一!」「醉楼オリジナル」などの煽り文句が踊っている。勿論それを注文。ちなみにこれ、醉楼の本館には無いらしい。
しばらくして麺の盛られた鉄板と餡の入った器がやってきた。スプーンとフォークが並べられ、ジュワーっと麺に餡を掛けて器を下げる。写真を撮る間もなかったので、店頭のサンプルでその様子をお伝えしておこう。
餡の具はフカヒレにイカ・エビ・ホタテ・貝柱・フクロ茸・キクラゲ・マッシュルーム・人参・ホウレン草・タケノコ。海鮮とキノコが主体である。粘度はサラサラでニンニクが効いた薄味の餡だ。
麺はカリカリに揚げられた太麺。角餅くらいのおこげの塊がところどころに埋まっている。麺も餡もそれなりに美味しいが、鉄板が浅く、餡の水分も少ないため麺が柔らかくならない。おこげに至っては存在意義が分からず残念な印象だ。フカヒレも然り、ほとんど存在感が無い。
アイデアは良いと思うのだが、餡に汁っけとトロミがもっと欲しいなあ。カタ焼きそばは食感の変化が醍醐味だと思うのだがこれでは食べ飽きてしまう。あるいはスープを別途付けるとか。うーん、普通のあんかけ焼きそばの方が良かったかなあ……
店舗情報 | TEL:045-662-4464 住所:神奈川県横浜市中区山下町191 営業時間:11:45~15:30 17:00~21:30 (土曜は11:30から、日曜・祝日は通し営業) 定休日:月曜日 |
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主なメニュー | 鳥の巣ヤキソバ 980円 |
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