からくさや 両国店
一日遅れとなりました。今週分の記事でございます。どーぞー。
「ペヤングにベビースターをトッピングすると激ウマ」。そんな噂を耳にして、先日実際に試してみた。うむうむ、確かにウマい。ペヤングを提供している店をこれまで何件か紹介したが、こういうアレンジも面白い。
「ペヤングにベビースターをトッピングすると激ウマ」ってのを、実際に試してみた。ノーマルペヤングを普通に作って、ベビースターを適量パラパラ。バリバリに焼かれたかのような歯ごたえとチキン風味の旨味がプラスされて、確かに美味しい。キャベツや「味付け鶏ひき肉」との一体感も増した気がする。 pic.twitter.com/ots9vatyko
— SaltyDog/塩崎省吾 (@SaltyDog_wow) 2018年4月10日
ところで博多にもベビースターラーメンをトッピングした焼きそばならぬ焼きラーメンを提供している店がある。屋台をルーツにしたKenzo Cafeという店で、モツ鍋なども評判とのこと。そして今回紹介する東京の「からくさや」でも、そのKenzoスタイルの焼きラーメンが食べられるのだ。
基本的にご当地ものは現地で食べる主義なのだが、ベビースターとの相性がどんなものか確かめたくなり、訪問することに。からくさやは墨田区の石原にある。最寄り駅はJR総武線の両国駅か、地下鉄の蔵前駅なのだが、どちらからもかなり歩く。
日曜の夜に訪問。直前の誘いにも関わらず塩見なゆさんが来てくださった。19時過ぎに入店。店内は結構混んでいる。とりあえずビールで乾杯。プレミアムモルツを飲むの、久しぶりだなー。
お通しはもろキュウ。キュウリというと夏のイメージだが、血圧が気になるおっちゃんとしては嬉しい。シャクシャクと齧りながら、メニューを物色。
実は1軒目に近所のペーパームーンでハワイ風焼きそばをつまみに軽く飲んできた。あまり品数を頼めないが、とりあえず名物のモツ鍋は外せまい。1人前(1050円)から注文できるのが嬉しい。
鍋がセッティングされ、カセットコンロ着火。だいぶ温まってきた頃に天辺にトッピングされたニンニク味噌を豚骨スープに溶かす。キャベツ、モツ、ニラが良い感じで煮えてきた。塩見さんが片口に取り分けてくださったのを早速いただきます。
モツは厚みのあるシマチョウ。脂がプルプルと震えている。頬張ると口の中で溶けた。味付けはやや濃い目だが、キャベツやニラに滲みるとちょうどよい塩梅になる。ニンニクの欠片も余さずいただいた。
男梅サワーとか酎ハイレモンなどお代わりして、お次は目的の焼きラーメン(750円)。店内のポスターには「焼そばに見えるばってん焼ラーメン」とある。こちらのオーナーさんが件のKenzo Cafeの前身の屋台で修業されていた。その縁で同じスタイルの焼きラーメンを提供しているそうだ。
しばらくして濛々と湯気を立てた鉄板が運ばれてきた。博多ラーメン用の細いストレート麺と豚肉・キャベツ・ニラ・モヤシが炒めてあり、紅生姜・生卵、そしてベビースターラーメンが乗っている。ベビースターはわざと砕いてあるのか、一本一本が短い。
「食べる前によーく混ぜてください」との店員さんの言葉に素直に従い混ぜてみる。生卵が鉄板の熱で半熟気味に固まった。ベビースターもしんなりしてくる。焦げたキャベツも食欲をそそる。
味付けは意外なくらい甘い。焼きラーメン発祥の店、天神の小金ちゃんではソースの風味が強かったが、こちらの焼きラーメンはだいぶ異なる味わいだ。しっかり混ぜ過ぎたせいか、ベビースターのカリカリした食感は薄れてしまったが、なかなか乙な味だった。
目的の品を平らげたところで、さっくりとお会計。ここからまさかもう2軒ハシゴするはめになるとは、さすが塩見さん。ついつい釣られてご相伴してしまったが、翌朝が結構きつかった。
ちなみに北海道の帯広にも焼きラーメンの文化がある。博多のそれと食べ比べてみるのも一興だろう。機会があればお試しあれ。
店舗情報 | TEL: 03-3623-1354 住所 : 東京都墨田区石原1-28-2 営業時間: 17:30〜24:00 (土17:00〜, 日祝日〜22:30) 定休日: 月曜 |
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主なメニュー | 焼きラーメン 750円 モツ鍋 1050円/一人前 |
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