お好み焼き いしん
「お好み焼きいしん」は小倉焼うどんでは外せない店だ。2002年の10月、小倉で「天下分け麺の戦い」というイベントが行われた。この戦いで「小倉焼きうどん」が「富士宮やきそば」に勝利し、その名前が一躍全国に知れたわけだが、そのイベントのメニュー作りに尽力したのがこちらのお店。その後、「小倉焼きうどんバトル2011」でも優勝した実力派だ。
8月上旬、平日の18時過ぎに訪問。場所は魚町銀天街=日本で初めてのアーケード街。「小倉発祥焼うどん」の幟がはためく脇にある狭い階段を下ってみる。
店内はスタイリッシュな内装で、昔ながらのお好み焼屋というよりはお洒落な鉄板焼屋という雰囲気。フロアが以外に広い。先客が2組いたが離れた席だったのでどんな客層かは分からず終い。
さて、メニュー。さすがに焼うどんのページが充実している。無印の「焼うどん」と、地名を冠した「小倉発祥焼うどん」の二つが基本のようだ。それぞれ玉子を乗せた「天まど」のオプションもある。
「すみませーん」
「お決まりですか?」
「中生(480円)と、天まど小倉発祥焼うどん(650円)をください」
「はい、かしこまりました!」
しばらくするとを注文を受けた兄さんが戻ってきた。
「すみません。細い乾麺が品切れで太麺しか……」
「えー。……じゃ太麺でいいです」
だるま堂と同じく細い乾麺を使った焼うどんが今回の目的の品だった。それが品切れということでテンションだだ下がり↓↓↓。乾麺なんて日持ちするんだから余裕みてストックしとこうよー、と心の中で愚痴ってしまった。
心なしかビールも苦い。後で訊いたら昼に20人くらいの団体が来て全員乾麺の焼うどんを注文したらしい。「こんなこと、めったにないんですが……」とのこと。運が悪かったと諦めるしかないな。
10分ほどで注文した品が運ばれてきた。「天まど小倉発祥焼うどん」を太麺で作っただけなのか、ノーマルの「天まど焼うどん」なのかは不明。ま、値段はどっちも同じなんだけど。
麺は太いうどん玉。具は豚肉、キャベツ、モヤシ、玉葱、人参。花がつおと温泉玉子がトッピングされている。青海苔は卓上から好みで振りかけよう。
ソースはオリジナルだそうで、フルーティーな香りの爽やかな味わい。このソースは「天下分け麺の戦い」を制したというソースなのかな。目玉焼ではなく温泉玉子というのも面白い。絡めて食べるとコクが増す。確かに美味しい。でも乾麺で食べたかった……。
焼うどんを平らげてビールを飲み干してそそくさとお会計。ほんとはお好み焼にも手を出すつもりだったのだが出鼻をくじかれてしまった。モチモチの太麺でも味的には全く文句ないんだけど、自分が求めているのはそこではないからなあ。いつかリベンジしなくちゃだわ。
店舗情報 | TEL:093-541-0457 住所:福岡県北九州市小倉北区魚町3-2-20 三木屋ビル B1F 営業時間:11:30~15:30 17:00~22:30(土日祝は通し営業) 定休日:第3火曜 → ホームページ |
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主なメニュー | 小倉発祥焼うどん 550円 天まど小倉発祥焼うどん 650円 焼うどん 550円 天まど焼うどん 650円 |
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