あぺたいと酒場 赤羽店

2022年1月31日

今年の9月16日、焼きそば専門店のあぺたいとが赤羽で新店をオープンした。読者の皆さんもご存知の通り、あぺたいとは30年以上前から東京都板橋区の新高島平に暖簾を掲げてきた焼きそば専門店だ。

赤羽駅のイルミネーション

訪問したのは11月下旬の週末、19:30ごろ。新型コロナの時短要請が再び出た翌日だった。赤羽駅前はイルミネーションに彩られていたが、人出はやはり少な目だ。

あぺたいと酒場・赤羽店

あぺたいと酒場・赤羽店は、飲食店が並ぶ赤羽1番街から一本ズレた通り沿いにある。方角としては老舗焼きとん屋の米山のエリアに近い。

2人で訪れて、入口を入ったすぐ左のテーブルへと着席を案内された。客席はテラス席もあってワンフロア43席。入口からはわかりづらいが、狭い通路を潜った奥にも席がある。隣のテーブルとを隔てるオレンジのスクリーンが用意されていた。

あぺたいと酒場・赤羽店メニュー

着席して落ち着いたところで、二人でメニューとにらめっこ。赤羽店は月島店と同じ業態の「あぺたいと酒場」というブランドで、焼きそば以外の酒肴も充実している。

私は生ビール、連れは温かいジャスミン茶。お通しは鴨のパストラミだ。居酒屋感覚であれこれ注文したので、写真でざっと紹介していこう。

いぶりがっこポテトサラダ 420円

いぶりがっこポテトサラダ(420円)。ポテトサラダそのものも美味しいところに、燻製の香ばしさが風味を加えている。

ホクホクジャガバターコーン 460円

ホクホクジャガバターコーン(460円)。思わず、じゃがいもが被ってしまった。寒い日なので熱々なのが嬉しい。

とろたく

日替わりメニューにあった、とろたく。マグロのすき身と賽の目に刻んだタクワンを混ぜた品だ。実はあぺたいとの飯野社長は市場との繋がりがあって、意外と魚介が旨いのだ。

本まぐろ刺身 690円

特にマグロ。以前、他の店で食べても良い品が仕入れられていた。というわけで、本まぐろ刺身(690円)もいただいた。期待通りの美味しさに頬が緩む。

れんこんはさみ揚げ 460円、みそ漬け豚肉焼 400円

さらにれんこんはさみ揚げ(460円)と、みそ漬け豚肉焼(400円)。どちらも酒が進む。

紅しょうがサワー 380円

ビールの後は紅しょうがサワー(380円)。焼きそばに付き物のあれを使ったサワーだ。生姜エキスがジンジャーエールのような味わいを生むのだ。

赤羽あぺたいと 焼きそばメニュー

さて、この辺でいよいよ本命の焼きそばだ。あぺたいとは日田・想夫恋をルーツに持つ両面焼きそば。サイズ別に小・中・大からビック、ばくはつまでメニューに載っている。

トッピング類がいろいろ用意されているが、連れは両面焼きそば初体験なので、あえてノーマルの中(900円)を注文した。

鉄板で両面を焼く

あぺたいとは自家製の生麺を茹で上げて使う。鉄板に丸く広げて両面をパリっ焼き上げるのが特徴だ。

麺が空中を舞う

それを解しながら炒めるのは、店長の笹川浩士さん。訊けば新高島平の本店で修行されたそうだ。麺が空中を舞う様子は見ているだけで楽しい。

焼きそば(中) 900円

パリパリの麺と豚肉・モヤシ。ややスパイシーなソース。これまで何度も食べたが、相変わらずの完成度だ。やっぱり美味い。

冷奴 280円、ぬか漬けおしん香 380円

冷奴(280円)とぬか漬けおしん香を(380円)のインターバルを経て、最後にもう一杯、焼きそばを注文。のりしそトッピング(150円)の小(700円)をチョイスした。

のりしそ焼きそば(小) 850円

満腹気味なのに、しその爽やかな風味のお蔭で、スルスルとお腹に収まっていく。連れからは、「これまで食べた焼きそばで1・2を争う美味しさ」という高評価を得られた。連れてきて良かった。

しその爽やかな風味

飲み物も何度かお代りして、お会計は二人で8000円ほど。新型コロナの影響で都内の飲食店はどこも厳しい状況の中、あえての出店を応援したい。赤羽でのはしご酒で行く店に迷ったら、ぜひどうぞ。

店舗情報住所: 東京都北区赤羽1-41-6
営業時間:
 月: 17:00〜24:00
 火・水・木・金: 11:00~15:00, 17:00~24:00
 土: 11:00~24:00
 日祝: 11:00〜22:00
定休日: なし
ホームページ
主なメニュー両面焼きそば
 小 700円 中 900円 大: 1100円
 ビック 1300円 ばくはつ 1500円