BROWN
近年オープンした焼きそば専門店特集、4週目! 今週はアルファベットの屋号のお店。です。
つい先日、広尾に焼きそば専門店が新規オープンというWEBニュースを読んだ。屋号はBROWN。VIRGINというオイスターバーとの併設で、焼き野菜を添えたワンプレートで焼きそばを提供するらしい。
広尾だけあってシャレオツな店で価格も高めなのだが、専門店ならばやはりチェックしておかねばなるまい。と7月中旬、平日のランチタイムに訪問してみた。
場所は日比谷線広尾駅の一番出口のすぐ近く。BROWNが入っている「HIROO BOX PARK」は、貨物用のコンテナを改造して積み重ねた建物だった。
「BROWN/AZABU SOBA YAKI STAND」。看板からして焼きそば専門店らしからぬ佇まいである。2階への階段は割りと奥まったところにあった。手書きの案内板もスタイリッシュだ。
2階へ上がって手前が焼きそばのBROWN、その先=外苑西通りに近いカウンターがオイスターバーのVIRGINだ。客席は丸テーブル4卓に、カウンターや小テーブルが数席。先客は2組ほど。2人の男性スタッフが「いらっしゃいませ」と席に案内してくれた。
さてメニュー。ここまで英語しか見ていない。そういえば先客の一組は外国人グループだ。さすが広尾、大使館やらが多いからなあ。
焼きそばは前述の通り、ソバヤキ・ブラウンというワンプレートでの提供が基本となる。スタンダード(1200円)とラージ(1900円)の2種があり、またテイクアウトのランチボックス(800円)もあるようだ。
「ご注文はお決まりですか?」
「ソバヤキ・ブラウンのスタンダードを」
「コーヒーか紅茶が付きますが、アイスもできますけど」
「じゃ、アイスコーヒーで」
アイスコーヒーを啜りつつ待つこと10分ほど。木製のトレイとスープの入ったカップが運ばれてきた。うーむ、オシャンティ……。
焼きそばの麺は中細の蒸し麺。具は豚肉、キャベツ、人参。酸味勝ちなソースでやや濃い目の味付けだ。こちらの記事によると月兎ソースを使っているらしい。程よい焦げ目があるのはプラスポイント。
付け合せの野菜は基本は生で一部が火を通してある。バジルペーストのディップを浸けてポリポリ齧る。たしかにヘルシーだ。ビタミンと食物繊維を補給している実感が沸く。
焼きそばは少なめだが、野菜の量が多いので満腹感もそれなりに得られた。ただ1200円の食体験としてはちょっと物足りない気もする。本牧・MoonCafeのホノルルチャウメンくらいぶっ飛んだ焼きそばが広尾という立地には相応しいような……。
いや、むしろ広尾だからこそ、こういう大胆な実験が試みられるのか。このロケーションであえて「家庭の味」「昔ながらの焼きそば」、そのミスマッチの妙味が狙いなのだろうなあ。焼きそば好きとしては、この試みが吉と出ることを期待して陰ながら応援したい。
店舗情報 | TEL: 03-6459-3490 住所: 東京都港区南麻布5-15-22 HIROO BOX PARK 2F 営業時間:11:30~24:00(土:21時まで、日:~18時まで) 定休日: 無休 → ホームページ |
---|---|
主なメニュー | ソバヤキ ブラウン スタンダード 1200円 ラージ 1900円 ソバヤキ ランチ ボックス 800円 ソバヤキ チョリソードッグ 800円 ALL IN SET 2000円 |
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません