ミルクホール三珍亭
ディープな飲み屋の多い町、赤羽。私の地元からバス一本で行ける気安さもあり、ふらっと呑みに訪れることも多い。その赤羽の明店街という横丁で、ある日気になる看板を見つけた。ミルクホール三珍亭……?
これまで何軒か紹介したが、ミルクホールは大正から昭和初期に流行った業態だ。現存する中には当時からの店もあれば、戦後に名前だけ拝借した店もある。ここは後者だろうなあと思いつつも気になったので日を改めて入ってみた。
訪れたのは1月下旬、日曜の夜。まるます屋で一杯引っ掛けてから、19時前後に入店。客席は7、8人で満杯になりそうなL字型のカウンターのみ。左から二つめの椅子が空いていたのでそこに腰掛け、瓶ビール(450円)をマスターに注文。えんどう豆のお通しと一緒に渡された。
メニューはバラエティに富んでいてどれも安い。チューハイ類が250円、肴は200~300円が主流だ。さすが赤羽。ピリ辛レンコンキンピラ(250円)も追加して、隣の常連さんに色々と伺いながら呑んだ。
このお店意外に新しく、開業して十数年とか。ミルクホールと名付けたのはそういう店が近所に無いからとのこと。ということは平成なのか、昭和感溢れる店なのに。不定休で営業時間は18時から。終わりはだいたい3時4時。マスター一人で大変だ。
他の客に被せて焼きそば(350円)を注文。お茶割り(250円)も貰った。柔らかい細麺はどことなくインスタント風。具はたしかキャベツのみだがだいぶ酔って居たので記憶が定かでない。まあシンプルなのも良いものだ。
その後、お茶割りを2回お代わりして温奴(200円)も食べた。強かに酔ってお会計は2200円。うーん、瓶ビールにお茶割り3杯、肴3品でこれは安い。いろんな意味で赤羽らしいお店だった。また来よう。
店舗情報 | TEL:不明 住所:東京都北区赤羽1-20-4 営業時間:18:00~翌03:00頃 定休日:不定休 |
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主なメニュー | 焼きそば 350円 ピリ辛レンコンキンピラ 250円 温奴 200円 瓶ビール 450円 お茶割り 250円 |
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