まるい食堂
京急線の三崎口駅から1kmほど北、国道134号線沿いにある食事処・まるい食堂。かた焼きそばやカツ丼などボリュームのある品々が人気で、地元民や観光客で賑わっている店だ。
8月下旬の日曜日、三崎港まで釣りに行く途中に昼飯を食べに寄ってみた。地図を頼りに行くと店が無い。どうやら最近30mほど南に移転したらしい。
気を取り直して少々移動し、駐車場にバイクを停めて入店。客席は小上がり6卓、テーブル6卓、カウンター2席。家族連れでほぼ満席。何も出ていない席も多い。
注文したのは人気のかた焼きそば(950円)。とにかくでかい。麺は縮れ気味の細麺。餡は化学調味料が利いてる銀餡。具はモヤシ・キャベツ・白菜・玉葱・ニラ・人参・木耳・豚肉。茹で玉子のトッピング。食べれてみると意外に軽い。卓上の調味料に酢がないのがマイナスポイントかな。
ところでメニューに気になる品を見つけた。カレー風焼きうどん(800円)。以前、同市内にある上州屋のカレー焼きうどんを紹介したが、こっちはどんな品なのだろう。
どうにも気になって同じ日の夜、釣りの帰りにも寄ってみた。夜は地元客が主体のようで飲んでいる人もちらほら。着席して件の品を早速注文。
麺はごく普通の茹でたうどん玉。具は豚肉・モヤシ・キャベツ・玉葱・人参・ピーマン。これらをカレー味で炒め、深めの皿に盛り、生たまごをトッピング。野菜から出た水分で下はつゆだく。深さのある器はこのためか。野菜の甘味でマイルドな辛さだ。上州屋は熱々の鉄板で玉子が割りとすぐに固まったが、生のままでもこれはこれで旨い。野菜たっぷりでボリュームもあり。汗だくになって完食。
上州屋と比べ、うどんの太さや皿か鉄板かの違いはあるけど、カレー味で炒めて生玉子をトッピングしてある辺りが良く似ている。もしかしたら三浦市の食文化として密かに成立しているのかも知れない。これは研究の余地がありそうだ。ちなみにこっちのメニューには普通の焼きうどんは無い。あと、密かにそばめし(タルタル付)というのも気になる。
それから全くの余談だが、この店の少し南、三崎口駅の西側に畑に囲まれた真っ直ぐな道がある。これ、太平洋戦争末期に本土決戦に備えた予備の滑走路の名残だとか。三浦半島はこういう史跡がチラホラあって面白い。
※その後、同系統の品を「三浦カレー焼きうどん」と仮に名付けてまとめました。
店舗情報 | TEL:046-888-2011 住所:神奈川県三浦市初声町下宮田2756 営業時間:11:00~14:00 17:00~20:00 定休日:火曜日 |
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主なメニュー | かた焼きそば 950円 カレー風焼きうどん 800円 |
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