峯岸大和屋
太麺の焼きそば特集、しばらくは関東のお店を続けてご紹介します。まずは群馬の太田市からもう一軒。なお、太田焼きそばには細麺・極細麺の店もあり、太田=太麺というわけではありません。店によって様々という点はお忘れなきよう。
太田駅北口入口から1kmほど東の古河街道沿いに峯岸大和屋という和菓子屋がある。ここも太田焼きそばを代表する店の一つで、独特の太麺を使っている。
12月初旬の日曜にバイクで訪問。営業時間は9時からという情報だったので10時過ぎに訪れたのだが、「焼きそばは11時からなんですよ……」とのこと。「こりゃ失礼」と余所で時間をつぶして11時近くに再訪問。
「何度もお越しいただいてすみませんね」
「いえいえ」
店頭に和菓子を収めたショーケース。その奥に4人掛けのテーブルが3卓と左側に小上がりが2卓。常連らしきおっちゃんが一人ウロウロして、「特大ね、特大!」と最前からお待ち兼ねのご様子。
焼きそばメニューはごくシンプルにサイズと値段とのみが記載されている。おばちゃんの店員さんに焼きそばの中(330円)と、これも名物のあんバターどら焼き(130円)を注文。「こっちの方が暖かいだろうから」と小上がり席へ促された。寒い中をバイクで走って来たのでありがたい。
焼きそばはまだ準備中だったので、先にあんバターどら焼きをいただいた。バターと餡は控えめな量で、思っていたほどはしつこくない。ふわふわ生地のほんのりした甘味が印象に残った。
どら焼きを食べ終えた頃にメインディッシュの焼きそばが登場。麺はかなり太めの平打ち麺。青海苔がドバッとトッピングされていて紅生姜は無し。具はキャベツのみという点が太田っぽくて素晴らしい。
同じ太麺と言っても前回の岩崎屋とは全く異なり、手打ち風に縮れていて、伸びやかなモチっとしたコシがある。マイルドなソースで薄めの味付けなのだが、火が通ってクタッとなったキャベツの甘味がラードのコクと相まって、実に癖になる味わいだ。卓上にある七味を掛けても美味い。
中サイズなのに随分と量があった。後から若者4人組は食べ歩きらしく小を4人分頼んでいた。「食べ歩く人はみんな小を頼むわよー」とおばちゃんに言われたが、このボリューム感も太田焼きそばの持ち味だろう。満足満足。
店舗情報 | TEL:0276-22-4456 住所:群馬県太田市西本町19-10 営業時間:9:00~18:00 定休日:火曜日 → ホームページ |
---|---|
主なメニュー | やきそば 特大550円 大450円 中330円 小230円 あんバターどら焼き 110円 |
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません