自家製麺TAKASHIMA
昨年=2023年の6月、浜松町の一角に自家製麺TAKASHIMA(タカシマ)という店がオープンした。焼きそばが看板メニューとのことなので、これはぜひともいかねばなるまい。
私の勤務先のオフィスから近いのだが、新型コロナ以来リモートワークが続いていて、なかなか行く機会がなかった。ようやくその機会が訪れたのは、ひさしぶりにオフィスへ出勤したGWの合間の平日のこと。
オフィスを退勤したその足でお店へ向かい、18:30くらいに到着。店頭にメニューがあり、焼きそば以外に汁なし麺やスープ麺など焼いていない麺類や酒肴の類が載っていた。
店内にはテーブルが4卓あり、内装の色使いが白・黒・グレーで統一感がある。スタッフは店主さん一人のワンオペらしい。先客はなし、というか、GW中のオフィス街なのでそもそも出歩いている人が少ない。
入口の脇の棚に縦長のバインダーが積まれていて、QRコードが挟んである。そのバインダーを客は自分で席に持っていき、各自のスマホから注文する方式だ。
注文したのは、ソーゆ出汁やきそば(880円)と常陸野ホワイトエール(700円)。クラフトビールがお店の雰囲気にあっているなあ。
驚いたのがお通し。ゴボウといっしょにあんこが出てきた。店主さんが甘党だそうで、大納言を使ったこだわりのあんこだそうだ。お酒にも意外とあう。
焼きそばは10分ほどで配膳された。「ソーゆ出汁やきそば」という名前の通り、一般的なソース焼きそばではなく、醤油や出汁を利かせた焼きそばだ。国産小麦を使った自家製麺を黄ニラと炒め、釜揚げしらすと刻んだ大葉、微塵切りのネギを散らしてある。
麺を手繰ってみると、もっちもちのつるつるシコシコ。自慢の自家製麺だけあってとても美味しい。味付けも出汁の旨味が利いてて、めっちゃウメーン! 焼きそばであまり使われない食材を使っている点も個性的で面白い。
ビールのお代わりに緑茶ハイ(570円)をお願いしたところ、サイドメニューの豚汁をサービスで出してくださった。翌日からまた連休で、残っても廃棄になるので……とのことなので、ありがたくごちそうになる。めっちゃ美味い。おそらくこれもこだわりの食材を使ってそう。
もう一品くらい食べられそうなので、上州和牛入りねぎやき(1000円)を追加注文してみた。小麦粉を水で溶いた生地を鉄板に薄く広げ、牛肉とネギを挟んで焼いたお好み焼きだ。
これも乙な味で、緑茶ハイをお代わりしてしまった。店主さんは長年飲食をされてきたそうで、引き出しの多さも豊富な経験によるものなのだろう。自分のあとから2組入ってきたが、空いてるタイミングでお話を聞けてよかった。
食後には一口サイズのデザートまで出していただけた。例の大納言とドライフルーツを組み合わせた品だ。ホスピタリティにあふれてお酒も飲める、こじんまりした焼きそば専門店。浜松町・大門のあたりを訪れた際はぜひどうぞ。
店舗情報 | 住所: 東京都港区浜松町1-8-4 1F 営業時間: 11:30 - 14:30, 17:30 - 20:30(土曜はランチのみ) 定休日: 日曜 → ホームページ |
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主なメニュー | ソーゆ出汁やきそば 880円 |
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