ハヌリ 新宿 WaMall店
昨年11月に中野で開催された「anまかないフェス」。その運営に携わった食べあるキングの打ち上げが最終日の夜に行われた。集まったのは韓国料理のハヌリ新宿WaMall店。食べあるキング激辛担当の金成姫さんが、『おしゃれイズム』で小栗旬さんに後述する鍋をオススメした店である。
くしくもこの日はテレビ東京の「イチゲンさん」という番組で「鍋マニアNo.1決定戦」が放送され、我らがフォーリンデブはっしーさんが出演するとのこと。せっかくなら鍋をつつきながら番組を見ようという話になって、ここが会場に選ばれた。
ちなみにこちらの店名の「ハヌリ(한우리)」は、韓国語で「みんなで一緒に」「互いの違いを尊重しよう」みたいな意味らしい。良い言葉だ。彼の国とは齟齬も多いし、特に最近またゴタゴタしていて、たぶん読者の中にはあれこれコメントしたい方もいるだろうが、当ブログでは「互いの違いを尊重しよう」という姿勢を大切にしたい。
さて、この日都合のついた面々があらかた揃ったところで、まずは「まかないフェスお疲れ様でしたー」の乾杯。キムチ3種盛り合わせ(880円)やトマトサラダ(650円)をつつきあいながら、互いの労を労う。私のステージ出演は一度きりだったが、みなさん毎日寒空の中、ほんとお疲れさまでした。
鍋の前に焼肉を、とのことで特上ミスジや上タン、ホルモンなどをまず注文。私のテーブルではスイーツ番長が手ずから焼いてくださった。ありがたやありがたや。どの部位も美味かったが、特にミスジの美味しさたるや、ブログ名を「焼き肉名店探訪録」に替えようか一瞬迷うほど……いや、それは冗談。
ところで「そもそも韓国料理に焼きそばってあるの?」という疑問を持つ方も多かろう。そこで登場するのがチャプチェ(잡채/雜菜)だ。ご存知の方も多いだろうが、チャプチェは春雨を牛肉・野菜などと炒めた韓国の惣菜である。主におかずとして消費されるが、御祝いの席でも欠かせない品らしい。この店のチャプチェもモチモチ歯応えのある春雨が使われていて、後を引く美味しさの品だった。
このチャプチェに使われる春雨を、韓国語で「タンミョン(당면)」と呼ぶ。漢字で書くと「唐麺」なので、やや強引ではあるが麺の一種を炒めたもの=炒麺=焼きそばと解釈することもできるのではなかろうか。ちなみに春雨の原料となる澱粉は、日本だとジャガイモ、中国だと緑豆、韓国ではサツマイモが多いそうだ。
そして小栗旬も絶賛したという、噂のプデチゲ(부대찌개/部隊鍋)が登場。在韓米軍が韓国軍に援助した物資を利用したという由来通り、赤ウインナーやハム・スパムなどの肉がふんだんに使われている。さらにたっぷりの野菜と韓国餅=トック(떡)、インスタントラーメンも入って、食べ応えのある鍋に仕上がっている。出汁は牛骨スープがベースで、ほどよい辛さ。酒も進む。
酒と言えば韓国料理ということで、もちろんマッコリもいただいた。またワイン担当の瀬川あずささんも参加されていたので、ワインも何本か開けたり。プロの解説を聴きながらいただけるのって素晴らしい。
TVの「鍋マニアNo.1決定戦」ではフォーリンデブはっしーさんが見事優勝! 実はメシコレで仲の良い塩見なゆさんも参戦されていたので、個人的には少し複雑な心境なのだが、とにかくめでたい。食べあるキング餃子担当の塚田さんも同番組で餃子王になったが、それ続く鍋王の誕生だ。ばんざーい。
最後は集合写真をパチリとな。この日の模様ははっしーさん、姫さん、瀬川あずささん、あまいけいきさんも、それぞれブログで記事をアップされているので、良かったらそちらもご一読を。
ところで全く話は変わるが、つい先日の1月11日に韓国のソウルでMetallicaの公演があった。そのオープニングアクトにBABYMETALが抜擢され、実はそれ目的で今週の火曜から今日まで彼の国を訪れている。来週はその旅の予習として、新宿の職安通り近辺で食べ歩いた店を紹介する予定だ。「そもそも韓国料理に焼きそばってあるの?」という疑問に、真正面から対峙してみたので、ご期待あれ!
店舗情報 | TEL: 03-3353-8822 住所: 東京都新宿区新宿3-20-8 WaMall 3F 営業時間: 11:30~翌朝5:00(月は23時まで) 定休日: 年中無休 → ホームページ |
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主なメニュー | チャプチェ(春雨と五目野菜炒め) 750円 プデチゲ(2人前~) 1人前1400円 特上ミスジ 1980円 キムチ3種盛り合わせ 880円 各種マッコリ グラス525円 ボトル1100円 |
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