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ハイデラバード五反田東京

前回、香港や台湾で食べられている星州炒米(シンガポール風焼きビーフン)を紹介したが、実は中国だけでは無く、インドにもシンガポール・ヌードル(Singapore Noodles)と呼ばれる焼きそばがある。麺は基本的にビーフン(Rice noodles)を使用し、味付けはスパイシーと、中国のそれに似た料理らしい。こちらも一度は食べておきたい。

ハイデラバード五反田東京

シンガポール・ヌードルを食べに訪れたのは、西五反田にあるインド料理店、ハイデラバード五反田東京。JR五反田駅の西口を出て、目黒川を渡ったビルの地下一階。表に出された看板には「日本一のビリヤーニ!」と書いてあった。ほほー、ビリヤニが売りなのか。

ハイデラバード五反田東京 店内の様子

店名のハイデラバードはインド中南部の都市の名前だ。内陸に位置しているはずだが、内装は洒落た南国風で壁には海が描かれ、天井ではシーリングファンが回っている。フロアは広くてテーブル多数。キャパは30人くらいかな。昼下がりで、先客は数人程度だった。

ハイデラバード五反田東京 ランチメニュー

ランチメニューはインド料理店の定番、ナンとカレーのセットのほか、サンドイッチやビリヤニ、焼きそばなどがある。シンガポールヌードルだけでなく、ハッカ(客家)ヌードルも置いているのか。検討の結果、シンガポール・ヌードル(550円)、マトン・ビリヤニのSサイズ(700円)、そしてホットチャイ(150円)を注文。いろいろ食べたくて、つい多めに頼んでしまった。

マトン・ビリヤーニ(S) 700円

まずビリヤニが運ばれてきた。「日本一のビリヤーニ」と看板に謳っているくらいだから、これは外せまい。「サラダ・ライタ付き」と書かれている通り、サービスの品々も付いてきた。

マトン・ビリヤーニ ふわっふわ

サイズはSをお願いしたが、思ったより量がある。バスマティライスを使っていて、フワッフワの仕上がり。米自体の味付けはあまり辛くないが、マトンはかなりスパイシーで自分好み。シンガポール・ヌードルが辛めなので、こっちはマイルドに調節してくれたのかも知れない。ビリヤニ自体そんなに食べたことが無いので日本一かどうかは判らないが、とにかく美味いのは確かだ。

サラダとライタ

そしてサラダとライタ。ライタ(Raita)はインドのサラダの一種で、ヨーグルト(ダヒー)を使っているらしい。酸味が強めのさっぱりした味わい。初めてでどう食べるのか良くわからなかったが、ビリヤニに掛けてみたら、なかなかいけた。こういう未体験の味は楽しいなあ。

シンガポール・ヌードル 550円

そしてお待ちかね、シンガポール・ヌードル。麺はビーフンではなく小麦が原料の細い中華麺を使用。具はキャベツ、人参、ピーマン、赤唐辛子。そして青ネギのトッピング。メニューには特に書いてないが、具は野菜のみのベジ仕様だった。

予想以上の辛さに唸る

辛いのは覚悟していたが予想を大きく超える辛さだ。赤唐辛子ががっつり効いていて、ニンニクもほんのり香る。シンガポールというよりはネパールのチョウミンに近い味わいだ。ボリュームは軽めで、おやつ的な分量だった。これまでの経験と値段で少量なのは予期していたが、ビリヤニも頼んだのは大正解だったな。

食後はホットチャイで、まったり過ごす。お会計は1400円。レギュラーメニューにシンガポール・ヌードルは載っていないが、夜も注文可能だそうだ。他にもインド中華やドーサ、ミールスなど現地仕様のメニューも充実しているので、再訪してあれこれ試してみたい。

ハイデラバード五反田東京

店舗情報TEL:03-6431-8587
住所:東京都品川区西五反田1-30-2 ウィン五反田 B1F
営業時間:11:30~23:00
定休日:無休
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主なメニューランチ
シンガポール・ヌードル 550円
ベジ・ハッカ・ヌードル 480円
チキン・ヌードル 620円
マトン・ビリヤーニ 1200円(小700円)
ビュッフェ 1050円