ちょぼ焼 はす多
末広に続いて、もう一軒ちょぼ焼の店をご紹介しよう。こちらは九品寺にある「ちょぼ焼・はす多」。公共交通機関だとJR豊肥本線の南熊本駅が最寄駅だ。
6月中旬、土曜日の昼下がりに訪問。店舗は浜線バイパスの交差点角のビルの1階にある。同じ建物のうどん屋は4月の地震で被災し、廃業のお知らせが貼られていた。地震の被害はやはり大きいなあ……
客席はテーブル5卓で結構広い。ちょぼ焼とねぎちょぼ焼、それとトッピング類というシンプルなメニュー構成。お店はご夫妻で切り盛りしていて、お冷はセルフ。ランチのピークタイムはとうに過ぎていたが、食事客も持ち帰り客もチラホラ現れた。
メニューによると、ちょぼ焼きの基本形はたくあん、揚げ玉、豚肉少量とのこと。トッピングの「肥皇」はブランド豚の名前らしい。今回はちょぼ焼きの肉・玉子・麺・野菜トッピングを注文。トッピング類コミコミで700円(+増税分3%)。
帰る際に焼いているところを見せていただいたが、本当に大きく広げていた。これに揚げ玉やタクワンを起き、脇で炒めた焼きそばを乗せて巻くわけか。なるほど、一人前の作り手になるのはなかなか大変そうだ……。自分の分は10分少々で出来上がり。
薄い生地の中には具材が包まれている。焼きそばの麺は中太。具は豚肉、キャベツ、モヤシ。さらにタクワン、揚げ玉、玉子など、ルーツが同じ福田流なので当たり前だが、末広の品に酷似している。
こちらは卓上に青海苔や紅生姜がないので、そのままパクリ。生地はモチモチ、麺はシコシコ、野菜はシャキシャキ、タクワンはコリコリ。口の中がオノマトペの嵐だ。野菜やたくあんの控えめな甘味と削り粉の旨味、揚げ玉のコク。さらに特製ソースのあっさりした塩気と甘味が、多層的な味わいを与えてくれる。
ボリュームたっぷりだけど、卓上にあるタレやマヨネーズなどで味変すると、飽きずに最後まで食べられる。いやあ、ほんとに美味しいなあ。東京では食べられないってのがまた貴重だよなあ。
「ごちそうさま、美味しかったです」とお会計。熊本には他にもケンミンSHOWで紹介された「ライス焼き」とか、玉名の「バター焼き」とか、いろいろと独特なコナモンが多いようだ。次回はそれらも食べに行ってみたいなあ。
店舗情報 | TEL: 096-364-6770 住所: 熊本県熊本市中央区九品寺5-15-15 ヤマヨネビル 1F 営業時間: 11:00~14:30 17:00~19:00 定休日:不定休 |
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主なメニュー | ちょぼ焼 350円~ ねぎちょぼ焼 480円~ |
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