Ban Anou Night Market
年末年始の特別企画、海外編の2週目です!
本編に入る前に注意をひとつ。
今回、食用昆虫の写真が載っています!
虫が苦手な方は注意してください!!!
モザイク処理とかしていません。
目を細めて読んだ方がいいですよ。
警告しましたからね! いいですね!
ではどうぞ。
先週に続いての2014年11月のラオス訪問時の記録。実は今回の旅の目的のひとつが虫を食べることだった。しかしなかなか売っている店が見つからない。ラオスは昆虫食が盛んだと聞いて来たのに……。滞在3日目にタラートサオ・バスターミナル周辺の店でイナゴは見かけたが、もっとラオスならではの食用虫を食べてみたい。
ホテルに戻って同行者がフロントで訊いてみたら「いまは現地でも食べる人は少なくなったので、ほとんど見かけない」と断りつつ、「この辺りで売っているのをみたことがある」という情報を教えてくれた。その情報を頼りに訪れたのがRue Chao Anouから伸びる狭い通り、Rue Phai Nam沿いのナイトマーケットだ。その夜、さっそく訪れてみた。
1車線程度の幅しかない狭い道の脇にズラッと屋台が並んでいる。前回紹介したメコン川沿いのナイトマーケットに比べると小規模で海外の観光客も少なめだ。ほぼ全てが惣菜や食材の店だが、椅子やテーブルは周りに見当たらなかったので、ホテルに持ち帰って食べることにした。
まず購入したのは食用虫。提供しているのは一軒しか無かったが、種類が幾つかあったので全種類を購入。1つずつの分量が結構多い。できればほんの一口ずつでいいんだけど、まああちらも商売なので仕方ない。
昆虫だけだとさすがにツラいので中華料理の屋台で惣菜も購入。焼きそば、チャーハン、玉子焼き、カレー風のタレで煮込まれた海老。そしてラオスの主食、蒸したもち米、カオ・ニャオ。ラオス自慢のビアラオもゲットしてホテルで試食会開始。
食用の虫は昼のイナゴも含めて6種類を入手できた。手のひらの一番下のカメムシ(大)から時計回りにコオロギ(小)x2、コオロギ(大)、イナゴ、蚕のサナギ、カメムシ(小)x2。イナゴはハーブと一緒にカリッと煎ってあり、川エビの唐揚げのような歯応え。カメムシは特有の匂いが良い風味になっている。コオロギも煎ってあって味が濃いめ。サナギは柔らかミルキー。大量には食べられないが、どれもなかなか美味しい。特に大き目のカメムシが気に入った。タイの食用カメムシが通販で買えるらしいので今度取り寄せようかな。
続いて焼きそば。これもクア・ミーと呼ぶのかな? ごわごわした感じの中細麺で具は野菜が主体。色的には醤油味っぽいし、オーソドックスな中華風の炒麺だろうと期待してパクリ。……甘っ!! やはり甘い。この見た目で甘い味だとは思わなかった。昨夜の甘いクアミーで多少警戒感はあったが、ラオスの焼きそばは中華系でも基本的に甘いのだろうか。ビールのつまみにするつもりが、二晩連続で裏切られた。
チャーハン(ラオス語だとカオ・クア)も甘め。めちゃくちゃ辛いだろうと期待して買ったカレー風煮込みの海老も甘かった。カオ・ニャオ(もち米)と玉子焼きを除いて、さっきの虫の方が口にあうほどだ。特に海老のカレー煮が甘かったのが予想外。おかずが足りなくてカオ・ニャオを食べ切るのに苦労した。
「美味しくない」みたいな話が続いてしまったけど、基本的にはラオスの料理はほとんどが自分の口にあった。例えばこの日の昼食で食べた鶏のラープとカオ・チャーオ(うるち米)。
ラープは肉や魚を香草と炒めた料理でラオス料理を代表する品だ。レモングラスの風味が効いてて、あとから胃にズシンとくる辛さ。ご飯との相性バッチリ。5日間でラオス料理をいろいろ食べたが、タイ料理と比べるとパクチーよりミントやレモングラス、レモンバームを多用している印象を受けた。変な冒険さえしなければ、ラオス料理も美味いのだ。もし食べる機会があったら試してくださいまし。
店舗情報 | 住所: Rue Phai Nam, Rue Chao Anou, Vientiane, Laos 営業時間: 夕方から → ホームページ |
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主なメニュー | ラオス郷土料理など(昆虫もあり) |
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