たからんちょ

足立区の西新井に「たからんちょ」という変わった屋号の立ち食いそば店がある。ここにも焼きそばがあると知り、足を伸ばしてみた。

足立区西新井 たからんちょ

訪れたのは6月上旬、平日の15時過ぎ。場所は東武線の大師前駅から環状七号線に出てすぐ左。「こだわりの立喰いそば・たからんちょ」の看板がすぐに見つかった。看板に福の神を合体させたようなのが描かれている。たぶん屋号に関係しているのだろうが謎のままにしておこう。

焼きそばの味に期待していいのか、不安にさせる看板

店頭の看板には「味に自信あり! 焼きそば」と書かれている。なんとも頼もしい言葉だが、その横に「大人気メニュー! 卵かけご飯」と書かれていると、言い知れぬ不安も沸いてくる。とにかく入店。

たからんちょ 店内の様子

立ち食いと紹介したが、ここも椅子がある。しかもテーブルが4卓も。先客は女性の一人客が3人。うち2人が平日の午後3時だというのにそれぞれビールと酎ハイを飲んでいた。なんと地元住民の昼酒スポットだったのか、ここ!

たからんちょ 券売機

注文は食券制。券売機に500円硬貨を投入し、5段目中央あたりにある「焼きそば(450円)」のボタンをポチッとな。ちなみに、この券売機で注目したいのが4段目右端にある「チケット(1000円)」のボタン。立ち食いそば屋で1000円って、いったい何なの!?

チケットとは酒の割引チケットなり

種明かしすると、これはどうやらお酒の割引チケットらしい。生ビールや酎ハイの定価が330円なのだが、このチケットを利用すると一杯300円の割引価格で提供されるらしいのだ。なるほど、ここの常連さんはこれを利用しているんだな。

この日はこの後も予定があったのでアルコールは控え、焼きそばのみを注文。店主のおっちゃんに食券を渡して、空いていたテーブルに着席。5分ほど待ったところで焼きそばが運ばれて来た。

焼きそば 450円

麺は細い蒸し麺。具はキャベツと揚げ玉。青海苔がたっぷり掛かっていて、茹で玉子半分と紅生姜がトッピングされている。不思議なのが容器で、何故かグラタン皿が使われていた。

喉に詰まる系の焼きそばです

味付けは酸味がちのソースでドライな仕上げだ。大量に頬張って飲み込もうとすると、喉に張り付いて窒息しそうになる系のソース焼きそばである。落ち着いてお冷も啜りながら召し上がれ。

茹で玉子があるだけで嬉しいよね

なお、ここの焼きそばで注目したいのが茹で玉子。キャベツと揚げ玉というチープなスタイルなんだけど、茹で玉子が乗っているだけで豪華になったように思える。まあ半熟の方がもっと嬉しいんだけど、贅沢は言うまい。茹で玉子も慌てると喉に詰まりやすいので気を付けて!

量はほどほどで、おやつ時の虫養いにはちょうど良かった。今度来るときは昼酒目当てで来ようっと♪

立ち食いそば たからんちょ 大師前店

店舗情報住所: 東京都足立区西新井1-1-16
営業時間: 10:00~21:00
定休日: 水曜
主なメニュー焼きそば 450円

かけそば・かけうどん 280円
カレーライス 500円 
チケット 1000円