神保町やきそば 威風 みかさ

こちらが本年最後の記事となります。今年はこのブログの更新頻度は減ってしまいましたけど、念願の焼きそばの歴史本(Kindleで上巻のみですが)を刊行でき、私としては実り多き一年でした。

単なる食レポに留まらない視点で、今後もいろいろな焼きそばとお店をご紹介できればと思います。


あの神保町の行列店「みかさ」が、11月26日に新しい店を出した。場所は中野駅北口のふれあいロードだ。直営店ではなくFC(フランチャイズ)店で、屋号は「神保町やきそば 威風 みかさ」としている。

神保町やきそば 威風 みかさ

行くのは少し落ち着いてからにしようと、半月ほど経った土曜日に訪問。斜向かいにはラーメンの有名店、青葉がある。14時くらいなのに満席で、外で一人順番待ちがいた。

14時くらいなのに満席

注文は神保町の本店と同じく、食券制。味はソースと塩の2つ。イカエビ入りもあり、大盛りは無料。ソースの無印券を購入し、外の列の最後に並び、席が空くのを待つ。食券を預かりにきたホール担当の女性スタッフに「普通盛りで」と伝える。

本店と同じく食券制

10分ほどで店内へ。客席はL字のカウンターのみ、10席ほど。おなじみのいか入り天かす、紅生姜、辛子マヨネーズなどの無料トッピング類が並んでいる。厨房には左右に鉄板が2枚設えられ、それぞれで男性が焼きそばを焼いている。厨房が広い分、本店よりも回転は早そうだ。

いか入り天かす、紅生姜、辛子マヨネーズ

鉄板で豚バラ肉を焼き、その脇に茹で上げた麺を広げる。手元はよく見えないが、調理手順も本店と同様だろう。麺、ネギ、玉子を盛り付けて出来上がり。

神保町やきそば ソース 800円

麺は特製の平打麺。神保町は自家製麺だが、FC店では製麺所へ発注するようにしたらしい。みかさならではのピロピロとモチモチの食感はそのまま。自家製麺の再現度が高い。

みかさならではのピロピロとモチモチ食感

具はモヤシ・キャベツが麺と炒められ、別にカリっと焼かれた豚バラ肉、シャキシャキのスライスネギと崩し気味に焼いた目玉焼きがトッピングされている。全て本店と同じだ。

カリっと焼かれた豚バラ肉

麺・肉・仕上げで使い分けているソースの味わいも、本店と遜色ない。行列や営業時間、立地のせいで神保町へ行けないという声をしばしば耳にしているので、この新店は焼きそば好きとして歓迎したい。

無料トッピング追加もよし

以前、刈部山本さんが執筆したメシ通のこの記事で、神保町みかさ代表の中田正人さんとお会いして以来、個人的に親しくさせていただいている。

その際、「焼きそばをラーメンに負けないジャンルにしたい」という思いで、中田さんと意見が合致した。それを念頭に置いてのFC1号店、いろいろ苦心したこともお聞きしているので、微力ながら私も個人的に応援している。

焼きそば専門店の動きだが、みかさの新店や、前回紹介した東京焼き麺スタンドの神保町進出だけではない。

焼きそばのまるしょうは、最近フードコートへの出店を果たした。

また、五反田へ移転したチェローナは、12月から平日のランチ焼きそばが復活した。

ここのところ焼きそばの歴史本の執筆で、老舗への関心に占められている私だが、首都圏の焼きそば専門店の動きにも注目していきたい。