うるおいてい 本店
富士宮やきそば特集、2週目はメジャーどころのお店をご紹介します。
たびたびマスコミに登場してきた富士宮焼きそばの有名店、うるおいてい。県内に2つの支店があり、かつては東京のお台場にも出店していた。創業は意外と新しく1998年(平成5年)。サラリーマンをやりながら修行した店主が開業した直後に富士宮やきそばのブームが訪れ、あれよあれよと人気店になった。店主の個性的なキャラクターとこだわりの味が恐らく受けたのだろう。
店舗は富士宮市街の西の外れ、潤井川に架かるうるおい橋のたもとにある。年末の平日、昼時に訪問。この日は3度目の訪問だったが毎回外に順番待ちがいる。たいしたものだ。
ノートに名前と人数を書き、15分ほど待ってようやく呼ばれた。客席は全て板の間の鉄板座卓だ。靴を脱ぎ、店員さんの案内に従って奥の間へと進む。キャパは全体で70人くらいらしい。比較的大人数でも受け入れられる店は富士宮では案外貴重である。
着席してバイトらしきスタッフからお冷と箸、お手拭き、メニューを受け取る。
「うちのお店は初めてですか?」
「いえ」
「ではメニューの説明は」
「なくても大丈夫です」
メニューを開いて今回の目的の品、うるおい焼きそば(890円)を注文する。平日は30食、土日は80食限定の特製麺を使った焼きそばだ。水や玉子にも拘っているという。
「麺が割りと縮むんですけど大盛りでなくて大丈夫ですか?」
「普通で良いです、食べ歩きなので」
鉄板に火を入れ、しばらくして材料到着。その後、店主が来て色々と解説しながら焼き始めた。「うちのこれ食べると他所で食べられなくなるよ」と自信満々に語る。
麺と具を鉄板に広げ、水を差しながら混ぜ炒め。ソースで味付けした後、真ん中に穴を作って生玉子を埋める。だし粉・青海苔・紅生姜をトッピングして出来上がり。
「真ん中から食べて下さいね」
「はーい」
「あとこの辛子味噌、途中で混ぜると味が変わって美味しいから」
「はーい」
早速、熱々の鉄板から箸で直接いただく。麺は粉の配合からこだわった特注の品でやや細め。具はキャベツ・モヤシ・人参・豚肉・肉カス・イカ・エビ・あわび茸(≒エリンギ)。言われた通り真ん中を穿ると、熱で半熟状態になった玉子が現れた。
ソースは八種類をブレンドしたそうで、ふくよかな風味。特注麺の特徴は正直はっきり分からなかったが、歯応えよりは麺自体の旨味に注力している気がした。半熟玉子や各種の具材とマッチして確かに旨い。
自家製の辛子味噌もニンニクが効いてて美味しかった。二玉くらいペロリといけそうだ。富士宮にしては強気の値段だし、個人的にはシンプルでチープな品が好きなのだが、これだけ拘っていれば納得するしかないかな。大人数で食べたい方におすすめ。行かれる方は順番待ちを覚悟の上でどうぞ。
店舗情報 | TEL:0544-24-7155 住所:静岡県富士宮市淀師415-2 営業時間:11:30-14:00 16:30-20:00(日祝は19時まで) 定休日:月曜日(祝日の場合は翌日休)、第三火曜日 → ホームページ |
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主なメニュー | うるおい焼きそば 890円 焼きそば 並 520円 イカ焼きそば 620円 肉焼きそば 620円 エビ焼きそば 620円 桜エビ焼きそば 720円 五目焼きそば 720円 あわび茸焼きそば 660円 うるおい天お好み焼き 890円 うるおい天ビックスペシャル 1480円 しぐれスペシャル 830円 |
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