たんぽぽ
「御前崎の辺りで面白そうな焼きそば屋さん、あるかなー」とWEBでシコシコ探してみると「たんぽぽ」という店が引っかかった。伊丹十三の映画に由来した店名だろうか。お好み焼や惣菜を主に扱っているらしいが、それ以外全く情報が無い。どんなお店なのかちょいと行ってみることに。
訪れたのは5月下旬、平日のお昼時。平成の大合併で御前崎町と浜岡町が合併して現在の御前崎市になったが、今回のお店は旧御前崎町にある。県道241号薄原地頭方線の電柱に入り口を示す看板が掲げられていた。
「ほんとにこの道でいいのかいな?」と進み、突き当たりを右折。茶畑の只中に黄色い「タンポポ」のロゴを見つけた。こっちはカタカナなのね。
入店すると、ふくよかな女性が「いらっしゃいませー」とお出迎え。一般的なお好み焼屋を想像していたが客席スペースは無く、どうやら持ち帰り専門店らしい。動揺しつつもふむふむとメニューを眺める。写真は撮り忘れたが、お好み焼が肉入り、いか入り、チーズ入りとあって各種250円。焼きそばも250円でその他、色々とお惣菜があった。
「何にしましょう?」
「えーっと、肉入りのお好み焼(250円)と焼きそば(250円)をください」
「ちょっとお時間掛かりますがよろしいですか?」
「はい、外で待ってますね」
待つ間にも地元のOLっぽい方が車で買出しに訪れるなど、地元密着のお店として愛用されているようだ。
「マヨネーズは入れても良いかね?」
「お願いします」
10分ほど待って出来上がった。500円を支払ってパック詰めを受け取る。東名高速で東京へ戻る途中、PAに寄って昼食にいただいた。やや冷めてしまったのが残念。
まずは焼きそば。麺は中細の蒸し麺。業務用かな。具はざく切りキャベツに豚肉で、味付けはソース味。たっぷりの削り節と刻み海苔がトッピングされ、脇に紅生姜が添えてある。至極オーソドックスな焼きそばで特徴に乏しいが無難に美味しい。量も値段を考えると充分納得。
そしてお好み焼き。こちらは食べて驚いた、なんと重ね焼きである。生地・キャベツ・肉・玉子の各層で構成され、ソース・削り節・青海苔、紅生姜、マヨネーズなどでデコレートされている。勿論遠州焼きとは違って沢庵は入っていない。むしろちっくんで食べた名古屋風に近い。意表を突かれたが、こちらもなかなか美味しかった。
営業時間や定休日など訊きそびれたが、御前崎にこんなお店もあるということで。興味の沸いた方は探してみてくださいまし。
店舗情報 | TEL:0548-63-5472 住所:静岡県御前崎市白羽5716-22 |
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主なメニュー | 焼きそば 250円 お好み焼 肉入り、いか入り、チーズ入り 各250円 |
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