ベジキッチン
日本の焼きそばと同じく、インドのチャウミンにもバリエーションがある。今回紹介するのは仲御徒町にあるベジキッチンという店。名前の通り、ベジタリアン向けのインド料理店だ。
3月上旬、土曜の12時過ぎに訪問。JR御徒町駅から国道4号=昭和通りを渡って右折。交番の角を曲がって脇道へ。秋元屋出身のやきとん屋、ま~ちゃんの次の辻を右折すると、すぐに店舗が見つかった。緑色が特徴的なファサードだ。
ランチタイムで一階は満席のため、奥の階段から二階へと通された。縦に長いスペースでテーブルが6卓もある。にこやかなインド人の兄さんがお手拭きをくれた。そういえばインド料理店のホール係は素敵なスマイルの兄さんが多いような。そういう人に限って日本語があまり通じなかったりするのも面白い。
目当ての品はカレーチャウミン(800円)。ライス、サラダ、ドリンクが付くセットもあり。平日のランチタイムだと1000円なのだが、土日やディナータイムは1250円で提供されている。今回はあえて単品ではなく、そのセットを注文。ドリンクはホットチャイを指定した。
注文してすぐにサラダが来た。食べようとフォークを探すと、さっきの兄さんがすかさず割り箸を出してくれた。ありがたく使わせてもらおう。ベジタリアン向けの店だけあって、生野菜も美味しい気がする。プラシーボ効果的な思い込みかな。
やがてカレーチャウミンとライスも運ばれて来た。炭水化物と炭水化物の黄金コンビ。ベジタリアン向けなのにヘルシーという形容とは無縁のセットである。
カレーチャウミンはどろっとしたカレールー=インド料理でいう「グレービー」にどっぷり浸っていて、予想以上にウェットだ。チャウミンと名乗っているが、麺を炒めてあるかは微妙なところだ。宮津カレー焼きそばのウェットタイプみたいに炒め煮しているのかも知れない。
麺は柔らかい中太麺を使用。具はキャベツ・人参・ピーマン・玉葱。トッピングに青ネギが散らしてある。ベジタリアン向けなので玉子や肉は当然なし。先ほど渡された割り箸ではなく、あえてフォークで食べてみた。
カレーと名乗るだけあって風味はインドらしさ満載。前回のチャウミン(チョウミン)のような中華っぽさは見られず。味わいからするとトマトケチャップかトマトピューレも使われてそうだ。適度な辛さで美味いが、麺は給食で食べたソフト麺並みにコシが無く、少し濃い目の味付けに感じた。しかしそこがこのカレーチャウミンのポイントなのだ。
ライスは長粒米の一種、バスマティ米。ビリヤニなどで使われる米で香りが良いのが特長らしい。サラサラ・フワフワに炊きあげられているが、単体だと日本人の舌には味気なく、ボソボソ感じてしまう。
しかし、これがウェットなカレーとタッグを組むと実力を発揮! 「イエス!フォーリンデブ☆」のはっしーさんに倣ってオン・ザ・ライスで食べてみると、水を得た魚のようにカレーチャウミンの味・食感が活きてくる。味の濃さや麺の柔らかさもこのためだったのか!
夢中になって食べていると、日本語の達者な店員さんが「お味どうです?」と聞いてきた。
「美味いです! これご飯にあいますね」
「ありがとうございます。うちのカレーチャウミンはご飯に合うように作ってます」
「カレーチャウミンてインドでもポピュラーなんですか?」
「ポピュラーってほどではないけど、珍しいものでもないです」
「へー、なるほど」
置いてある店は多いわけではないけど、メニューを見れば誰もが「あー、ああいう感じね」と分かる程度には一般的な品らしい。日本で譬えればカレーラーメンみたいなものだろうか。チャウミンにこういうバリエーションがあるのは面白いなあ。白飯に合う焼きそばなんて、大阪人もビックリやで。
最後はフォークからスプーンに切り替えて食べ切った。食後はホットチャイで一服。お会計は1250円。満足満足。
「ごちそうさま、美味しかったです!」
「ありがとうございます。また来ていろいろ食べてみてください!」
インド風のそば飯・コンビライスヌードルを始め、この店にはカレーチャウミン以外にもいろいろ気になる品があったりする。ほんと、また来なきゃ!
【2016.11.01追記】後日再訪して、コンビライスヌードルをいただいた。バスマティライスと中華麺を使った、芳醇なスパイスが薫るそばめし。また驚きを新たにしました。
店舗情報 | TEL:03-5817-8165 住所:東京都台東区台東3-44-8 営業時間: 11:00~15:00 17:00~23:00 定休日: 無休 |
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主なメニュー | カレーチャウミン 800円 平日ランチセット 1000円 ディナーセット 1250円 ベジタブルチャウミン 750円 コンビライスヌードル 800円 ベジタブルチョップシ 850円 |
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