コルカタカフェ ケバブ ビリヤニ
世田谷区内に6店舗を展開するインド料理店、「コルカタ」グループ。うち4店舗はインド伝統料理店で、1店舗はケバブ専門店。のこる1店舗が、今回紹介するケバブとビリヤニが売りのコルカタカフェだ。
コルカタカフェ・ケバブ・ビリヤニを訪れたのは、8月中旬、平日の夜20時過ぎ。最寄り駅は小田急線の成城学園前駅。北口から150mほどの商店街に目立つ看板が照らされている。
店舗は間口が狭く奥に長い造りだ。店頭にはテイクアウト用の窓口もある。厨房に面したカウンターが数席。右手に小上がりが2卓、一番奥にテーブルがある。2人連れだったのでそのテーブルに腰掛けた。
メニューはケバブ(焼肉の意)を使った料理が多く、ビリヤニも目立つ位置にある。ナンとカレーのセットは脇役だ。挽肉を串に固めて焼くインド式のシークケバブ(シークカバブ)も載っているが、この店で単に「ケバブ」と書かれているのは、お馴染みの中東式ドネルケバブのこと。円盤状の肉を重ねて回転させながら焼き、庖丁で焼けた外側を削いでゆくあれだ。
とりあえずビールを注文。アサヒスーパードライの生(530円)とラッシーで乾杯し、気になる品をあれこれ頼んでみた。40度近い猛暑の日々が続いていたので、冷たいものはありがたい。
一品目はグリーンサラダ(450円)。インド料理店でおなじみのニンジンドレッシングを期待したが違った。せん切りのキャベツは、後ほど食べたケバブサンドに使っているのと共用っぽい。
二品目はケバブ焼きそば(850円)。英語表記は「Kebab Chow Min」。看板で気になっていた品で、今日の目当てだ。屋号に「コルカタ」と付けているくらいだから、西ベンガルではこういう食べ方が割とあるのかな。
調理は中華鍋に似た深めのフライパンを使っていた。麺は細麺で、具はケバブチキンとせん切りキャベツ、ニンジン。ベースの味付けはソイソースかな。甘味と酸味がソース焼きそばっぽい。
掛けてあるのはチリソースなのか、スパイシーでもある。カリカリに焼かれた鶏肉が香ばしくて美味い。麺にも絡みやすい。中国由来の焼きそばと、中東由来のケバブが、成城学園前で運命的な出会いを果たしたのだ。
続いてチキンビリヤニ(980円)。長粒米にナッツが混じり、ホロホロの鶏肉の塊が埋まっている。付け合わせのライタを掛けていただく。香辛料がふわっと香ってなかなかいける。焼きそばと一緒に頬張ったり。
訪問後にカレー細胞さんの記事を読んだところ、こちらは簡易タイプのビリヤニらしい。あらかじめ肉無し・グレイビー無しのビリヤニを作り置きし、提供時に肉入りグレイビーを挟んで3層にする。なるほど、短時間で提供できるのはそういうわけなのか。
まだ二人ともお腹に少し余裕があったので、ケバブサンド(500円)を追加注文。なんだかんだいって、ケバブの食べ方としては焼きそばよりも最もしっくりきた。500円なのに食べ応えもあって、ハズレなしの品。定番は強い。
近隣へはUberEatsで宅配もしているらしく、自転車乗りが頻繁に料理を受け取りに来ていた。ちょっと珍しいケバブ焼きそば、近所の人はお試しあれ。
店舗情報 | 住所: 東京都世田谷区成城6-12-7 成城フロント1F 営業時間: 10:00〜22:30 定休日: 無休 → ホームページ |
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主なメニュー | ケバブ焼きそば 850円 チキンビリヤニ 980円 ケバブサンド 500円 |
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