大分名物 日田やきそば まる喜
8月に続いて、先週から昨日まで三日間、また関西方面に行ってきました! 今週・来週はその際に寄ったお店をご紹介します。まずは前回と同じ三宮の焼きそば専門店です!
前回、長田本庄軒の記事の末尾でちょっと触れたが、今年4月、神戸市三宮に日田やきそばの専門店がオープンした。屋号は「まる喜」。日田系の店は関西ではとても貴重だ。想夫恋が滋賀と京都に1店舗ずつ出店してくらいで、大阪や神戸には恐らく皆無だったろう。どんな様子か気になったので訪れてみた。
訪問したのは10月中旬、平日の午前11時。店は三宮センター街の一本海寄りの通り、生田筋の手前にある。注文は食券制で店頭にメニューと券売機がある。セットがお得で推されているが、次の予定もあったので、今回はオーソドックスに生卵焼きそば(740円)を選択した。
客席はカウンターのみ。直線でもL字でもなく、角の多いジグザグな造りで15席くらい。オープン直後なので自分が口開けだったが、あとから地元客が続々と入ってきた。関西でも絶対ハマる人はいるはずだとは思ったけど、予想以上に受け入れられているようだ。
若い男性店主に食券を渡すと調理開始。もちろん生麺を茹でて鉄板で両面を焼き上げる日田スタイルだ。この店主が日田のご出身だそうで、メニューには日田の焼きそばの紹介ページもあった。日田への郷土愛が伝わってくる。
しばらくして可愛い女性店員さんが出来上がった焼きそばを運んできてくれた。
「鉄板、お熱いのでお気をつけください」
「はーい」
麺は中細。具は豚肉、モヤシ、ネギ。中央に生卵、周囲にみじん切りの青ネギがトッピングされている。これぞ日田!というビジュアルだ。卓上に紅生姜もあったが、食べ終わる頃に気付いたので今回は無し。
麺は両面をしっかり焼き上げてあるが、パリパリというほどは固くない。たまたまかもしれないけど、もしかしたら、お客さんの好みに併せているのかも。先日紹介した六甲道の焼きそば専門店・濱崎もパリッと焼くスタイルだったが、関西では固く焼いた麺は珍しいもんなあ。
味付けはさっぱりめのソース。割りと淡白な味わいで最後まで飽きずに食べられる。ちなみにカウンターに日田の醤油メーカーが製造している「あやめ」という醤油が飾ってあり、それをブレンドしているようだ。神戸といえば地ソースがたくさんある土地だし、出店に当たってはブレンドのレシピも試行錯誤したんだろうなあ。
豚肉とモヤシも良い塩梅の焼き加減。生卵を絡めて啜るのも、鉄板の熱で潰したその卵が徐々に固まるのも楽しい。周りのお客さんさんは定食での注文も多い。さすが神戸だ。中には追加のソースをお願いしているお客さんもいた。味を薄く感じたのかも知れないが、薄めの味付けでソースあとがけってのが、長田っぽくもある。
神戸のみならず、関西エリアではとても貴重な日田焼きそば。前回述べた通り、長田本庄軒や長田タンク筋、焼きそば専門店・濱崎など、近くには個性的な店も多い。このまる喜も三宮の地に根付いて、鉄板並みに熱いエリアになって欲しいなー。
店舗情報 | TEL: 080-5207-6897 住所: 兵庫県神戸市中央区三宮町1-6-15 営業時間: 11:00~20:30 定休日: 不定休 |
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主なメニュー | やきそば 680円 目玉焼きやきそば 780円 生卵やきそば 740円 Aセット(やきそば+ごはん+卵スープ) 840円 Bセット(Aセット+餃子3個) 980円 |
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