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サバイサバイ

今回紹介するのは西新宿にあるタイ料理店、サバイサバイ。「サバイ」はタイ語で「気持ちが良い」という意味らしい。「サバイサバイ」と重ねると「ほわ~、めっちゃ気持ちええわ~」くらいの意味になるんじゃないのかな、たぶん。この店のランチメニューにタイ式の玉子麺=「バミー(บะหมี่/Bamee)」を使った焼きそばがあると知って訪れてみた。

西新宿 タイ料理 サバイサバイ

訪問した3月末、平日のランチタイム。場所は、台湾佐記麺線がある通りと言えばエスニック好きには通じやすいだろうか。サバイサバイのすぐ隣にも「ソイナナ」という同価格帯のタイ料理店があって、レッドオーシャンの様相を呈している。「どっちも頑張れー」と思いつつ、向かって右側の店のドアを潜った。

サバイサバイ 店内の様子

店舗の間口は狭いが奥に長い造りだ。入ってすぐ右が厨房になっていて、通路沿いに2人掛けテーブルが2卓、奥の広いスペースに4人掛けテーブルが5卓置かれていた。ピークタイムは満席で入れず、少し時間をずらして再訪したがそれでもまだまだ混雑していた。思ったほどレッドオーシャンでもないのか。

サバイサバイ ランチメニューの一部

ランチメニューは680円均一で、ご飯ものは大盛り無料。どれもスープと生春巻きがついてくるらしい。タイ風焼きそば(パッタイ)も載っているが、今回の目的の品は「トムヤムクン焼きそば(680円)」だ。辛さは5段階(やや辛い < ちょっと辛 < 辛い < 超辛 < 激辛)の3番目、辛口でお願いした。

ランチには生春巻きとスープがついてきます

注文してすぐにスープと生春巻きが運ばれてきた。スープはごくごくあっさり風味。具はかき玉子、人参、ジャガイモで、刻んだネギが散らしてある。わりとタイ料理店でよく見かけるタイプのスープだ。

生春巻きは乙な味

生春巻き(ポーピアソット)はライスヌードルや細切りの野菜を芯にして、葉野菜と生のライスペーパーで巻かれていた。トッピングの干しエビと甘酸っぱいスイートチリソースが相まって乙な味。焼きそばが来る前に前菜として食べてしまった。

トムヤムクン焼きそば(パッバミートムヤムクン) 680円

そしてトムヤムクン焼きそば。カタカナ表記は「パッバミトムヤムクン(ผัดบะหมี่ต้มยำกุ้ง)」。「トムヤムクン(ต้มยำกุ้ง/Tom yum goong)」風味の「パッバミー(ผัดบะหมี่/Pad Bamee)」である。「パッ(ผัด/Pad)」は「炒める」、「バミー(บะหมี่/Bamee)」は小麦粉を玉子で練ったタイ式中華麺のこと。スープを使わず和え麺風に食べる「バミーヘーン(บะหมี่แห้ง)」は知っている方も多いだろう。その玉子麺を使った焼きそばが「パッバミー」というわけだ。

麺はタイ式玉子麺、バミーを使用

サバイサバイのトムヤムクン焼きそばは、中細の玉子麺=バミーと、エビ・玉子・小松菜・白菜・シメジ・パプリカ・ベビーコーン・フクロダケなどを炒めてあった。さらにパクチーがトッピングされ、串切りのレモンが添えてある。味付けはトムヤムペーストがベースで、タマリンドの酸味が効いている。辛めを指定したためか唐辛子も入っていて、かなりの辛さだ。これで5段階の3番目なので、5番目の激辛を指定したらきっと相当なものだろう。

もちろんエビ(クン)も使われています

「トムヤムクン」というだけあって、もちろんエビ(クン)も使われている。中華風の玉子麺を使っているが味わいはまさにタイ料理ならではのエスニック風味。スパイシーで美味しい。たまたまなのかも知れないが、他の客もこの焼きそばの注文が目立った。隠れた人気メニューなのかも知れない。

最後にお冷を一杯飲みほしてお会計。ランチ以外のメニューもなかなか充実しているし、夜にも一度訪れてみたいなあ。隣のタイ料理店とはしごして、同じメニューを食べ比べてみるのも楽しかったりして。

サバイサバイ

店舗情報TEL: 03-3368-0855
住所: 東京都新宿区西新宿7-19-18 セードル新宿ハイツ 104
営業時間: 11:30~15:00 17:30~23:30(日曜祝日は夜のみ)
定休日: 無休
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主なメニューランチ
トムヤムクン焼きそば(パッバミートムヤムクン) 680円