銀座吉宗
あんかけ焼きそばや皿うどん系、2週目は都内にある長崎出身のお店をご紹介します。
銀座にある長崎料理の老舗、銀座吉宗(よっそう)。ルーツは長崎市浜町にある吉宗総本店で慶応2年(1866年)創業という歴史を持つ。銀座吉宗は昭和45年(1970年)に東京支店として開業し、その後昭和48年(1973年)に分離独立したそうな。
総本店の看板料理である茶碗蒸しや蒸ずしのほか、東京ではまだ珍しかった長崎チャンポンや皿うどんもメニューに加えるなど試行錯誤を経て、長崎の郷土料理店として成功を収めたという。
9月中旬、土曜日のお昼時に訪問。銀座8丁目にある長崎センタービルの地下に店舗がある。螺旋階段を下りるとそこはもう長崎だ。
店内は地下とは思えないほどの開放感。2人掛けのテーブル、6人掛けの小上がり、座敷席など、客席は多数あるけど全て埋まっていたので少し待った。
さてメニュー。ランチタイムはやはりチャンポンや皿うどんが人気で、周りもそれらを食べている人が多い。注文したのは皿うどんの並盛と名物の茶碗蒸しがセットになった皿うどん松セット(1770円)。
「麺はカリカリと柔らかのどちらにしましょう?」
「カリカリでお願いします」
待つ事5分ほどで配膳。楕円の皿と茶碗蒸しの器が目の前に並べられた。
皿うどんの麺は注文通り極細カリカリの揚げ麺だ。餡の粘度は普通ながらも、出汁に椎茸も使っているのか風味に和を感じる。ボリュームはほどほど。
餡の具は豚肉・イカ・アサリ・さつま揚げ・ちくわ・紅白はんぺん・モヤシ・キャベツ・木耳・長葱・玉葱。練物と魚介、混成部隊の活躍が目立つ。
卓上のソースが金蝶ウスターソースなのが嬉しい。適量を垂らして味変しつつ、本場の味を堪能した。
そして名物の茶碗蒸し。蒲鉾2枚に穴子・銀杏・干し椎茸・鶏肉・筍と、レンゲで掬うたびに豪華な布陣が姿を露にした。ボリュームもあって、皿うどんとの合わせ技で満足度も十分だ。
ランチで1770円という価格はちょっと高いが、銀座だからそこは諦めよう。個人的には蒸ずしも一度食べてみたいので、次回はそのセットを注文したく思う。ごちそうさまでした。
店舗情報 | TEL:03-3572-7686 住所:東京都中央区銀座8-9-16 長崎センタービル B1F 営業時間:11:30~22:00(土日祝:11:00~21:00) 定休日:年末年始 → ホームページ |
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主なメニュー | 皿うどん 並盛 1230円 小盛 920円 特皿うどん(並盛) 1650円 肉味噌皿うどん(並盛) 1340円 メガたっぷり皿うどん 2680円 皿うどん松セット(並盛と茶碗蒸し) 1770円 皿うどん竹セット(小盛と茶碗蒸し) 1550円 皿うどん梅セット(並盛と高菜ご飯) 1120円 夫婦蒸し(茶碗蒸しと蒸ずし) 1550円 |
ディスカッション
コメント一覧
昭和47年に大学に通うために上京したのですが、たまに長崎の味が恋しくなりここ「銀座吉宗」に
足を運んだことがあります
当時は皿うどんは細麺のみで「ちゃんぽん」は毎週水曜日のみにしか提供されていなかったように
記憶していますね
その後神宮外苑に「ちゃんぽん・皿うどん」を専門に扱うお店を出したので
銀座のお店で食べることは無くなりました・・・何せ神宮には六大学野球の応援でしょっちゅう
訪れていましたから(^^)