やきそば屋大通店

2017年8月27日

札幌市大通の巨大な地下街・オーロラタウンのほぼ西端、新大通ビルのB1Fにある、やきそば屋・大通店。ここも後掛けソース焼きそばを提供する店だ。

札幌市 やきそば屋大通店

平日の14時過ぎに訪問。地下街がB2だったり、登る階段を間違えて地上に出たりしてちょっと迷ってしまった。店頭の看板には「Big-Offと同じ味」と書かれている。調べたところかつて存在したディスカウントストア・Big-Off札幌店(旧長崎屋)の地下にあった人気店と同じ系列だそうで、今はこの店のみが残っているらしい。

注文は食券方式である。もともと大盛にはしないつもりだが、ディスプレイされた見本の量に一瞬たじろいだ。注文可能な玉数にはほとんど際限が無く、「これでもくらえ」だの「信じらんねえ」だの訳の分からない商品名が付けられている。この辺りのネームセンスは太田市の岩崎屋に通じる感がある。

具沢山で量も無難そうなAセット550円の食券を購入して店内へ。客席はU字カウンターで20席ほどか。先客は4人で全員男性。食べてる皿を見るとやはりかなりの大盛だ。

食券を差し出してカウンターから厨房の様子を観察する。麺とキャベツを鉄板で大量に炒めて作り置きし、注文が入るとそこから適宜取り分け、調理して盛り付けるという方式のようだ。しばらくして注文したAセットがやってきた。大きな皿は直径40cmくらいか。その広大なフィールドは幾つかのエリアに分割されていた。

Aセット 580円

手前がメインステージとなるキャベツと炒めた「麺」の区画。そこから時計回りにドレッシングを掛けた「千切りキャベツ」区画。キャベツ・玉ねぎ・人参・モヤシの「野菜炒め」区画。「ゲソとエビの「海鮮」区画。そして中央にトッピングされた目玉焼きと薄切りハムの「中央」区画。どうも全体的にキャベツが多い気がする。

麺は中太の蒸し麺。固さは普通だが、ところどころに焦げ目がつけられている。味付けはプレーンで、わずかな下味しか付いていない。ここも卓上にある幾種ものソースやマヨネーズ、紅生姜を使って自分の好みに味付けするというスタイルだ。

ソースは種類豊富で充実の品揃え

とりあえず人気だというカレーソースを麺の一部に掛けてみると、当たり前だが一気にカレー味になってしまった。のっけから失敗だ。もっと薄味から試すべきだった。特製ソースで口直し。うん、これもやや辛口だが美味い。野菜炒めや目玉焼きにも好みで色々味付けして片付けていく。麺の量自体はそれほどでもなかったので楽勝だろうと思ったが、野菜の量が多くて後半ちょっと苦しくなった。付け合せのオニオンスープは、大量の焼きそばとの格闘中に一息つける貴重な存在だ。上品な味で癒される。

女性客が男性に連れられてやってきて、焼きそばの大盛を注文していた。スペシャルだのジャンボだの、皆よく食べるなあ。なんだか道産子のパワフルさに気圧されてしまった。食べる人間がいるから作る人間もいるわけか、なるほど。需要と供給のバランスなのね。

【2017.08追記】
STV「どさんこワイド」出演のため渡道したついでに再訪し、ジャンボ(2玉/430円)をいただきました。開店直後の訪問でしたが、すぐにほぼ満席になる相変わらずの人気ぶり。シンプルな焼きそばも変わらないままでした。

量が分かる食品サンプル

ジャンボ(2玉) 430円

やきそば屋 大通店

店舗情報TEL:011-241-6337
住所:北海道札幌市中央区大通西4 新大通ビル B1F
営業時間:
[月~金] 11:00~20:30 
[土・日・祝] 11:00~19:00
主なメニュー焼きそば 並290円~
Aセット 550円
Bセット 580円