【告知】10/29 旅のごはんBOOKシリーズ『マルちゃん焼そば 世界の旅レシピ50』発売!

Wok to Walk, Argyll St.

ひさしぶりのブログ更新はロンドンの焼きそば紹介です。


今年9月のシルバーウィークは、昨年と同じくイギリスを訪れた。ロンドンに到着した翌日、一人でブランチを食べに足を伸ばしたのは、劇場や商業施設が集まるウェスト・エンドの中心地、ロンドン地下鉄のOxford Circus駅だった。

ロンドン地下鉄 Oxford Circus駅

目的は同駅からほど近い、Argyll St.にあるWok to Walkという店だ。2004年にオランダのアムステルダムで創業したアジア料理のファストフードチェーンで、2025年現在、欧州や南北アメリカ、中東やインドなど、16ヶ国に100軒以上を展開している。ロンドン市内だけでも数店舗ある。

Wok to Walk, Argyll St.

Argyll St.店は、店舗が左右2つに分かれていて、それぞれで注文や調理を行っている。Google Mapでは10時開店と書かれていたが、実際には11時まで待たねばならかなった。この緩さが海外らしい。

Argyll Street

屋号に”Wok”=中華鍋という単語が含まれている通り、メニューは麺やご飯の炒め物をメインにしている。麺・具・味付けをひとつずつ指定するカスタマイズもできる。

注文カウンター

今回は左側のカウンターで、”Asian Classics”という定番メニューから”Chow Mein”を注文した。オプションでひとつ肉類(タンパク質)を選べるので、”Chicken Katsu”を指定。あと、ドリンクでコカ・コーラもお願いした。

Wok to Walk メニュー

他には焼きうどんやパッタイ、チャーハン・GYOZAなどもある。日本まで噂が届いているとおり、ロンドンの物価はかなり高い。Chow Meinだけで£11.95、日本円で約2,400円もする。コーラは£1.50(約300円)だ。旅行中はそのあたりをなるべく意識しないようにしたが、日本の物価の安さを実感させられる。

コーラとフォークを持って待つ

テーブルに着席し、5分も経たずにできあがり。円筒形の紙容器に、ほどよいボリュームの焼きそばが収まっている。さて、いただこう。

Katsu Chow Mein, £11.95

麺は中太でやや平打ち気味の中華麺。軽く茹でてから鍋で炒めていた。フォークで持ち上げると10cm程度の短さだ。味付けは醤油ベースで甘さや酸味もある。ちょっとしょっぱいけど、めっちゃウメーン! イギリスの食事は薄味が多いので、このインパクトがフックになるのかもしれない。

中太の中華麺と醤油ベースの味付け

具はモヤシなどの野菜や玉子、キノコが使われている。最初に玉子を焼いて、全体の味わいにコクを増しているというか、使い方がとても上手い。チキンカツはサクサクに揚げられていてクリスピー。キノコのシャキシャキした食感も楽しい。期待以上に美味しい焼きそばだ。

サクサクのチキンカツ

実は一年前にも同じ店舗を訪れた。その時は右側のカウンターで注文したのだが、そちらはアメリカ中華でよく使われる四角い縦型の紙容器だった。今年も右側店舗で食べていたお客さんは、同じ容器を使っていたので、左右で容器を使い分けているのかもしれない。

右の店舗は容器が異なる

ちなみにArgyll St.は歩行者専用の通りで、突き当りには老舗百貨店、リバティがある。チューダー様式の特徴的な店舗は一見の価値あり。またリバティの真ん前には丸亀製麺の店舗もあって、そちらもチェックすると面白いかもしれない。

老舗百貨店 リバティ


こんな感じで世界を食べ歩いた経験を生かしたレシピ集が10/29に刊行されますので、よかったらご予約ください!

【お知らせ】10/29 旅のごはんBOOKシリーズ『マルちゃん焼そば 世界の旅レシピ50』発売!

店舗情報営業時間: 11:00am-02:00am(木金土: -05:00am)
定休日: なし
住所: 15 Argyll St, London W1F 7TN, U.K.
ホームページ
主なメニューChow Mein, £11.95