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三浦屋

2015年2月16日

東松島市 三浦屋

三浦屋は松島と石巻を結ぶ国道45号線沿いにある食堂だ。この店も石巻焼きそばが名物で、「いわゆるひとつのB級グルメです」とのたまうMr.Gを描いた駐車場の看板が目印となっている。3.11に被災してしばらく休業していたが、2ヶ月足らずの4月末に復活したと聞き7月初旬に訪れてみた。

入店したのは丁度正午のお昼時。客席はテーブルが2卓に小上がりが8卓。もともと人気店ということもあり店内はかなり混雑している。時節柄、災害復旧に従事する職人、土方、ドライバー、ボランティアなどが主な客層のようだ。順番待ちした上にテーブルへ相席となったがこの盛況では仕方あるまい。

メニューにはラーメンや丼もの、定食類もあったが客のほとんどはやはり焼きそばを頼んでいる。焼きそばにはS、M、Lと3段階のサイズがあり、それにトッピングを追加注文するスタイルだ。食べ歩きなので少量が良いかと思い、一旦は焼きそばのSサイズとトッピングにハムエッグを注文。しかし、「いや、もうちょい喰えるか」とすぐ思い直してサイズをMに変更した。Mサイズ750円とハムエッグ150円で合計900円。予算的に焼きそばとしては高級な部類だ。

やがて深みのある真っ白な皿に盛られて焼きそばが運ばれてきた。うーん、思ってたより量があるな。

焼きそば(S)650円+ハムエッグ150円

麺はもちろん石巻独特の茶色で中太の二度蒸し麺。具はシンプルに肉とモヤシのみ。麺もモヤシも良く焼かれて、かなり多めに焦げ目がついている。パリパリした食感で美味い。味はやはり薄めで、好みで卓上のソースを掛けて食べる後掛け式。トッピングはハムエッグと紅生姜。ハムは2枚使われており、意外に厚みがあった。

それにしても量がある。麺もモヤシも大量に使われていて、後半はだいぶ苦しくなってきた。しかし後掛けソースの爽やかな酸味で目先を変えると、また食欲が復活する。付け合せのスープもありがたい。ラーメン用のスープを使ってるのだろうか、かき玉子やホウレン草・人参が入っていて、あっさりした味わいに仕上がっている。

結局、10分ほど掛けて食べ終わった。店を出たのは順番待ちの時間を含めて入店から50分も経ったころ。まだ客がやってきて順番待ちの名簿に記名している。焼きそばが復旧作業の活力源になってるのを目の当たりにして、何となく頼もしく思えた。

三浦屋

店舗情報TEL:0225-82-3424
住所:宮城県東松島市大曲字寺沼2
営業時間:11:00~21:00
定休日:第1第3水曜日
主なメニュー焼きそば
S 650円 M 750円 L 850円

焼きそば専用トッピング
目玉焼き 片目100円 両目150円
ハムエッグ 150円 ハムカツ 100円
チーズハムカツ 200円