美酒美燗 煮りん 船橋店
燗酒が売りの居酒屋グループ、煮りん。千葉に本店があり、船橋に2店を展開している。その船橋の1号店が今回紹介する店だ。駅から少し離れた一角に、落ち着いた雰囲気の看板が灯っていた。
入店すると左手に一枚板のカウンターがある。右側がテーブル席で、奥にもあるようだ。カウンターの内側はドリンクを作るスペースになっていて、厨房自体は最奥にあるらしい。
カウンターに二人横並びで着席。金曜の夜9時頃で、席はほぼ埋まっていた。事前に電話で席をお願いしておいて正解だった。
こちらの店ではお通しに味噌汁と燗酒を一杯出してくれるらしい。汁物と燗酒。神楽坂の名店・伊勢藤を思わせる組み合わせだ。お店のコンセプトが伝わってくる。
メニューは和洋折衷で、多岐に渡っている。レギュラーメニューも多いし、本日のおすすめも盛りだくさん。どれにしようか目移りしてしまう。
まずは蕪と昆布のサラダ仕立て(495円)でさっぱりと。カブは生でもいけるから、シンプルなのが嬉しいのよね。
続いて刺盛りのハーフ(2,178円)。本日のおすすめに載っていた鮮魚たちが一通り盛られていた。二人で分けるのにちょうど良い。どの魚も新鮮で美味しい。
燗酒も美味しい。これは辨天娘の純米熟成古酒。150mlで1480円。盃からふわっと漂う酒気の香りに、たまらず唇が吸い寄せられる。
浅利の唐揚げ(495円)と、子持ちヤリイカの旨煮(440円)。アサリの身がギュッと締まって、意外な美味しさだ。ヤリイカは柔らかく煮込まれていた。どれも乙な味で酒が進むなあ。
締めのごはん類もいろいろある。そのページに載っているバルサミコ焼きそば(750円)が、実は自分の目当てなのだ。
居酒屋さんで、味付けや具がひと工夫されている焼きそばをしばしば見かける。麺は仕入れの関係でそこまでこだわれないのだろうが、そのアイデアに唸らされることも多い。このバルサミコ焼きそばも、そんな焼きそばの一つだ。
麺は市販の焼きそば用蒸し麺。具は鶏肉、キャベツ、人参、しめじ。味付けはもちろんバルサミコ酢だ。ワイン由来のフルーティな酸味と、適度な甘さが印象的だ。ほどよくスパイスも効いていて、めっちゃウメ~ン。発想が面白いなあ。
まだお腹に余裕があったので、もう一つ締めで鶏雑炊の小サイズ(350円)も注文。滋味あふれる鶏出しをたっぷり含んだ米粒で身体が芯から温まった。
あれこれ食べて飲んで、お会計は9千円余り。他にも食べてみたいメニューがまだまだあった。ちょっと離れた町なのでちょくちょく訪れるのは難しいけど、いつか再訪してみたいなあ。ご近所の方が羨ましい。
店舗情報 | 住所: 千葉県船橋市本町1-14-9 営業時間: 15:00~24:00 定休日: 木曜 → ホームページ |
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主なメニュー | バルサミコ焼きそば 750円 |
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