やきやき浩
呉周辺の焼きそば情報を探していたら、広にある「やきやき浩」という店がヒットした。居酒屋さんだがランチの焼きそばが人気らしい。しかも鉄板があって焼きそばを売っているのに、お好み焼きはやってないという、このエリアにしてはとても珍しい業態だ。どんな焼きそばか、そしてどんな店なのか気になったので行ってみた。
店舗は広駅から少し離れていて、団地やスーパーなどが立ち並ぶ再開発地域にある。呉駅から移動するタイミングの都合で、JRよりも路線バスの方が早かった。夕方17時半前のまだ明るい時間に入店。
左にテーブルが2卓。右手がカウンターでその向こうが厨房。早い時間帯なので先客はなし。カウンターに着席して、とりあえず生ビールをいただいた。切り盛りされる女性お二人は姉妹らしい。
さて、おつまみ。おでんは切らしているとのことで子持ちこんにゃく(400円)を注文。コリコリプチプチ、食感が面白い。魚卵のツブツブの風味もいい。そのままでも、ワサビ醤油でもいけた。
ビールが無くなってチューハイを注文。「お好み、置いてないんですね」から、あれこれ会話。お店は今年で7年目。もともとお母さんは東京出身とのこと。あちらの焼きそばが好きなのだが、酸っぱいソースがこちらでは全く受けないらしい。うどんもラーメンも呉は基本的に甘いそうだ。一心の細うどんを食べたことがあるが、あそこは甘くない方なのだそうだ。
「最後は東京で暮らしたいんですよねー」
「えー。呉もよいとこだと思いますよ」
「でも焼き鳥屋なのに魚置いてるし!」
「あ、鳥屋(とりや)さん(呉独特の業態)ですね! 私、好きですよ(笑)」
お好み焼きをやってない理由は、周りに店が多いため。そして鉄板の熱源が渦ではなく列状に配置していて、お好み向きでないことが理由らしい。鉄板焼をやってみたかったので、鉄板を置いただけで満足しているそうだ。
頃合いを見て瓶ビール(600円)と焼きそば(750円)を注文。麺は中細。具は豚肉、キャベツ、もやし、玉ねぎ、揚げ玉。そして目玉焼きと青ネギのトッピング。野菜たっぷりで予想以上のボリュームである。一方、ランチはご飯と汁が付き、焼きそばの量は夜より少な目らしい。
麺はわりと柔らかめ。野菜もよーく蒸されていて、くたっとした仕上がりだ。味付けはマイルドなソース味。玉ねぎなど野菜の自然な甘みが活きていて、揚げ玉のコクもあり。目玉焼きも嬉しい。やはり広島流のお好み焼に通じるものを感じるが、味付けがさっぱりしている印象を受けた。すっかり満腹だ。
1時間弱の滞在で会計は2860円。帰りの電車でどーぞとお菓子のお土産までいただいてしまった。ありがたや。こういうお店、近所にあると嬉しいなあ。
ちなみにこの日の午後は呉の大和ミュージアムを見学した。呉には何度か来ているけど、訪れたのは今回が初めて。艦コレ人気もあって、なかなか賑わっており、10分の1
店舗情報 | TEL:0823-74-9336 住所:広島県呉市広大新開1-8-16 営業時間:11:30~14:00 17:00~22:00 定休日:不定休 |
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主なメニュー | 焼きそば 750円 こもちこんにゃく 400円 瓶ビール 600円 |
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