住之江競艇場 ライフク

2017年6月6日

大阪市住之江区にある住之江競艇場。ここにも人気の名物焼きそばがある。こちらの紹介文によると多い日で一日700食も売れるらしい。

訪れたのは4月中旬、土曜日の昼下がり。駐輪場にバイクを停め、南港ポートタウン線、通称・ニュートラムの高架下の歩道橋を渡って競艇場へ。建物は新しく、思っていたほどの場末感は無い。入場料の100円硬貨をゲートに突っ込んで場内へ入る。

住之江競艇場

入ってすぐにボート券を買おうと思っていたのだが、この日はナイター開催で第一レースすらまだ始まってなかった。仕方ないので先に焼きそばを買おうと向かってみるも、そのエリアも14時以降で無いと入れないらしい。時間つぶしにその辺の椅子に腰掛けて他の開催地のレース結果などを眺める。

スマフォをいじったりしていたら、14:30になっていた。目的の店、北スタンドの裏側にある売店へ行ってみたら既に順番待ちの列ができているではないか。なんと、ここまで人気だったとは予想外だ。他の売店にも焼きそばはあるのにここだけ並んでいるなんて。ともかく列の最後尾に並んで待つことにした。

住江競艇場 北スタンド裏1F売店

焼き台のおっちゃんは休む間も無く焼きそばをガシガシ炒め続けている。見とれてしまうほど見事な手さばきだ。その脇からスタッフのおばちゃんの一人が麺や具を順次追加してゆく。焼き台には常に2~3回分のロットが調理され、出来上がったものから別のおばちゃんの差し出すパックに盛られて行く。織田信長の鉄砲隊の三段備えのようなシステムである。

見事な手さばきで調理される焼きそば

順番が進み焼き台の手前で「焼きそばの並(300円)」と注文を告げて料金を支払い、順番に応じて焼きそばを受け取る。ではいただくとしよう。

焼きそば 並 300円

麺は中細の蒸し麺でところどころ焼き目もしっかり付いている。300円とは思えないボリュームで、二玉分くらい使っているのではなかろうか。具はざく切りキャベツと豚肉。トッピングは花鰹で、紅生姜は受け取る際に自分でよそう。やや甘めのソースで絶妙な塩梅に味付けされている。これぞソース焼きそば!という味わいの本当に美味しい焼きそばだった。

おっちゃんの野次が面白い

食後、第一レースのボート券を購入して北スタンドでレースを観戦。ボート券は外れたが、スタンドのあちこちから聞こえる焼きそばをすする音と、スタート地点に近い位置から選手によーく聞こえるよう辛辣な野次を飛ばす名物のおっちゃんが印象に残った。「お前、競艇やめちまえー」「今すぐ帰れー」「関東のつらよごしがー」とか本当に言うのね。やっぱその辺は大阪らしいなあ。

ちなみに後から知ったのだが、この住江競艇場の別の売店では洋食焼き(150円)を売っているらしい。値段からして実に気になる。もし次回訪れることがあればそれも食べてみたい。

※当初「北スタンド1F売店」とご紹介しましたが、正式な屋号は「ライフク」だそうです。またスタンド閉鎖に伴い、店舗は2階中央に移動したようです。(2012/10/11 追記)

住之江競艇場 ライフク

店舗情報住所: 大阪府大阪市住之江区泉1丁目1−71 住之江競艇場内
営業日時: 開催日に準ずる
ホームページ
主なメニュー焼きそば 300円 大盛り 350円