Mandarin Kitchen (イギリス - ロンドン)

ロンドンの焼きそば特集、2週目は中華系の焼きそば! 実はロンドンには名物と呼ばれる焼きそばがあるんです……


出発前に「ロンドンに焼きそばなんてあるの?」という質問をよくされた。もちろん、ある。イギリスは香港・マレーシア・シンガポール・インドなどの植民地を領有していたため、移民とともに各地の料理もロンドンにもたらされた。もちろん焼きそばもその中に含まれていた。先週紹介した日本食チェーンよりずっと古くから、アジア各地のエスニック料理に慣れ親しんできたのだ。

さて、そのロンドンで独自に発展した焼きそばがある。その名も「ロブスター焼きそば」! 英語だとLobster Noodlesで、実際には麺を焼いて(炒めて)はいないのだが、日本人の間では「ロブスター焼きそば」で通っているようだ。今回紹介するMandarin Kitchen(マンダリン・キッチン)は、そのロブスター焼きそばが人気の中華レストランである。(参考:現地の紹介記事)

Mandarin Kitchen, Bayswater, London

Mandarin Kitchenを訪れたのはロンドン滞在、初日の夜。最寄は地下鉄のQueensway駅だが、自分は路線の都合でBayswater駅から向かった。夕方に宿で仮眠したら時差もあって寝過ごしてしまい、到着したころはすでに21時を回っていた。

改札を出て南へ200mほど進むと、通りの反対側に目的の看板が見えた。漢字の屋号は「喜相逢海鮮酒家」。「喜相逢」は嬉しい出会いのこと。焼きそばとの嬉しい出会いを求めて、おっかなびっくり入店する。

Mandarin Kitchen 店内の様子

フロアはかなり広く、丸テーブルを中心にテーブルが多数配置されている。2階もあるようだ。この時間でも席は半分ほど埋まっていた。一人客も居て少し安心。よく見たら日本人のサラリーマンらしきグループもいて、賑やかに食事を楽しんでいた。

ホール担当の女性に1人と告げると2人掛けのテーブルに案内され、メニューを渡された。ドリンクメニューじゃなくてWine Listってのが、日本の中華料理店との違いやね。

龍蝦(Lobsters) メニュー

目的の品は他の焼きそばの載っている飯麺(Rice & Noodles)のページにはない。龍蝦(Lobsters)のページを開き、味付けを指定してロブスターと麺の玉数を注文する、というスタイルだ。「薑葱」「上湯」「鼓椒」、3つの味付けが麺と組み合わせることを推奨されている。

「ロブスターを『薑葱(生姜とネギ)』の味付けで、あと麺を1人前ください」
「はい」
「それとワンタンスープと青島ビールを」
「以上でよろしいですか?」
「はい、以上でお願いします」

カニナイフ! まさかロンドンで

すぐにロブスター用のカニナイフとフィンガーボウルが運ばれて来た。ちなみにロブスターの値段は「Seasonal Price」=時価! いったいいくらなのか会計までドキドキである。

Tsing Tao Beer(青島ビール) £6.40

カニナイフのすぐ後に青島ビール(青島啤酒/Tsing Tao Beer)も登場。近所の中華屋さんで飲んでいるいつもの味だ。グビッと煽ると寝起き直後の空腹もあって軽く酔いが回ってきた。ちなみに価格は£3.20≒512円。

Won Ton Soup(雲呑湯) £2.60

続いてワンタンスープ(雲呑湯/Won Ton Soup)。£2.60≒416円。済んだスープにワンタンと白菜が沈み、刻んだ葱が散らしてある。ワンタンは小さめの肉団子とでも呼びたくなるほど、包んだ肉がしっかりしていた。白菜も甘さより、アブラナ科ならではの峻烈な辛さを感じる。微妙にイメージと違っている点が面白い。

ロブスターを待つ間に青島ビールをお代わり。22時を過ぎても客がポツポツ入店してくる。その一組に黒人の親子連れがいた。テーブルに着くと男女の小さい子が箸でチャンバラを始めたが、親は注意せようとせず。人種抜きにして、そういう躾をされずに育つ子供は可愛そうだなと思う。まあ、それがこっちの文化なのかも知れないが。それともこういう感想を抱くのも人種差別にあたるのかな。わからん。

ロブスター焼きそばがやってきたのは注文から、たっぷり30分以上経ってから。ロブスターがドーンと丸ごと1尾分、盛り付けられている。その写真を撮ろうとしたら、その前に店員さんが小皿に取り分けるため軽く混ぜてしまった。

Lobster w/ Noodles, Seasonal Price!!

「Oh, Sorry!」
「No matter, Thanks」

とか言いつつ慌てて撮ったら、なんだかパッとしない写真に。ま、仕方ない。腹もペコペコだし、早速いただこう。

ロブスター焼きそば 不味いわけがない

麺は香港風の極細蒸し麺。ちょっと柔らか目かな。その上にぶつ切りのロブスターがドドーンと盛り付けられている。脳味噌入りのソースは濃厚な旨味そのもの。生姜と葱で臭みは皆無。さらに香菜(シャンツァイ)のトッピングが爽やかな香りを添えている。うーん、これは確かに美味い! メチャ旨い!

香港風の蒸し麺、ちょっと柔らか目かな

一尾のロブスターを複数人でシェアするのが普通なのだが、幸か不幸か自分は1人客。プリプリのロブスターの身肉が、食べ切れないほど堪能できる。カニナイフとフォークを駆使して食べ進める。足の付け根の食べにくい部分にもむしゃぶりついた。いやー、不味いわけがないな、これ。

プリプリの身肉を好きなだけ食える幸せ

カニに比べるとロブスターは大味だと思うが、身を取りやすくて食べやすい点はありがたい。頭部の裏側も念のためチェックしてみたが、ミソがスープに使われたため空っぽだった。食べ終わる頃には、元の皿に殻が山盛りに。はー、満腹、満腹。量が多いが、最後まで食べ飽きることは無かった。こんなにがっつりロブスターを食べたのは初めてだ。幸せと言うのはこういうことを呼ぶのだろうか。大いに堪能した。

ロブスターを貪るのに夢中で青島ビールをすっかり忘れてた。温くなったそれを飲み干してお会計。時価のロブスターは……£32≒5120円!! 麺は1人前、£3≒480円。ビールやワンタンスープ、サービス料10%を含めて、合計£48.40≒7744円だった。高い晩餐ではあるけど、最悪1万円くらいを想定していたので、それよりは安く済んでよかった。

ロブスター焼きそば 1人前 5600円也

贅沢な余韻を味わいつつ地下鉄で宿へ。ロブスターと麺で一人前が£35≒5600円。これまでで最も贅沢な焼きそばだったが、ロンドンでないと味わえない品だし、値段分の食体験ができたので満足している。もしロンドンを訪れることがあったら、一度試すことをオススメします。

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店舗情報住所: 14-16 Queensway, London W2 3RX, United Kingdom
TEL: +44 20 7727 9012
営業時間: 12:00~23:30
定休日: 無休
ホームページ
主なメニューLobster Seasonal Price (Around £30.00)

Noodle £3.00
Won Ton Soup £2.60
Tsing Tao Beer £6.40
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