ラッキーピエロ 峠下総本店

函館でおなじみのハンバーガーチェーン、ラッキーピエロ。通称、ラッピ。レベルの高いバーガーを提供する店として、ご存知の方も多いだろう。チャイニーズチキンバーガーが名物で、私も11年前にベイエリア本店でいただいたことがある。

そのラッキーピエロの一部の店舗で、実は焼きそばを提供している。この機会に食べておこう、せっかくなら総本店へ行ってみようと思い立った。訪れたのは8月の北海道滞在、最終日。正午前に函館・松風町の鳳蘭を再訪し、塩ラーメンを食べたあとに向かった。

ラッキーピエロ 峠下総本店

ラッキーピエロの峠下総本店は函館市街から遠く離れた亀田郡七飯町にある。国道5号線沿いの辺鄙な場所で、自動車が無いと不便な立地だ。今回、東京までの帰路として利用する北海道新幹線の新函館北斗駅から、散歩も兼ねて歩いてみたら50分ほど掛かった。一般の人にはあまりオススメできない。

入り口には長ーい行列が

国道には派手な看板が掲げられ、その奥に洋館のような店舗が建っている。外に30人くらいの列ができていて、もちろん店内でも順番待ちが多数。そのほとんどが家族連れだ。お盆休みの初日でちょっと嫌な予感がしていたが、ここまで並んでいるとはなあ。

店内はちょっとしたアミューズメントパークっぽい

店内は天井が高く、かなり広い空間になっている。巨大な椅子や動物のオブジェなどが所狭しと置かれていて、ちょっとしたアミューズメントパークっぽい。これは子供も大喜びだな。入り口の左手には土産物売り場も用意されていて、グッズやお菓子などが購入できる。完全に観光地として成立している。そんな様子を眺めつつ列に並んで約40分ほど待ち、ようやく自分の番が来た。

ラッキーピエロ 焼きそばメニュー

メニューはもちろんバーガー類がメインだが、カレーやハンバーグ、ピザ・スパゲティ、そして焼きそばなどもある。注文したのはチャイニーズチキン焼きそば(500円)、目玉焼きトッピング(50円)、それとラッキーガラナ(120円)。支払いを済ませると番号札とその番号が書かれたピンクの紙を渡される。

ラッキーピエロ 注文カウンター

空いている席を探し、選んだ席の番号をピンクの紙に書く。注文カウンターへ戻って茶色いカゴへ入れて待つ。こうして注文番号と席番号が突合されるのだな。

チャイニーズチキンやきそば&ラッキーガラナ

焼きそばはハンバーグに使われる鉄板で供された。30分待ちとされていたが、注文から5分ほどでの配膳。焼きそばだから早かったのかな。ともかくいただこう。

チャイニーズチキンやきそば 500円+目玉焼き 50円

麺はモチモチ感のある蒸し麺。具は豚肉とキャベツ。豚肉はたっぷり使われていた。味付けはやや甘めのソースで、オリジナルだと思われる。バーガー同様、焼きそばも手を抜いていないという印象を受けた。そしてトッピングされているチャイニーズチキン、3つ。

チャイニーズチキン、食べごたえあります

チャイニーズチキン、通称・チャイチキは鶏肉の唐揚げに甘酸っぱい味付けをしたもの。衣がクリスピーで中はジューシー。柑橘類を使っているわけではないが、アメリカ中華のオレンジチキンにちょっと似ている。久しぶりに食べたけど、美味いなー。目玉焼きも黄身が半熟のほどよい焼き加減。鶏肉と玉子で親子焼きそばだな。

目玉焼き付きで親子焼きそばに

ガラナは北海道でお馴染みの炭酸飲料だ。コアップガラナやキリンガラナが一般的だが、ラッキーガラナはこの店のオリジナル商品。味は普通のガラナだが、価格も120円と安く、土産物としても人気が高いようだ。

ラッキーガラナ 120円

全体的に思いの外ボリューミーで、お腹いっぱい。バーガーも食べたかったが、注文しなくて正解だった。それにしても期待以上の美味しい焼きそばだったなあ。ラッキーピエロ、あなどれないやつ。

食べ終えたら早々に切り上げて、帰りはバスを使用。徒歩に比べて時間は大幅に短縮されるが、運航本数が少ないのでこちらもあまりオススメできない。遠方から行く方は素直にレンタカーかタクシーが良い。というか、函館市内のマリーナ末広店などでも食べられるんだけどね、焼きそば。

ラッキーピエロ 峠下総本店

店舗情報TEL: 0138-66-6566
住所: 北海道亀田郡七飯町峠下337-11
営業時間: 10:00~翌0:30(~翌1:30)
定休日:年中無休
ホームページ
主なメニューチャイニーズチキンやきそば 500円
目玉焼き +50円

ラッキーガラナ 120円